映画感想文「ブルーきみは大丈夫」大人に沁みる泣ける映画。豪華声優陣も見どころ
今年いちばん、泣けた。
残業し疲れ果てた、週明け月曜日。気分を変えようと遅い時間でもやってる映画を選んだら、大正解。
母を亡くし、父が病気で入院。祖母の家に預けられた12歳のビー。「もう私、子供じゃないから」が口癖。心を閉じて、不安で押しつぶされそうな気持ちを保ってる孤独な少女。
そんな彼女が、祖母のアパートで謎の生き物ブルーやその仲間と出会う。戸惑うビー。
彼らはイマジナリーフレンド(IF)だと名乗る。それは子供の頃に誰もが持っていた心の友、「空想の友達」。しかし大人になるにつれ、その存在は忘られてしまう。そんな彼らのパートナー探しを請け負うビー。
それはなかなかうまくいかない。しかし、段々とコツを掴んでいくビー。そして、そんな彼女にもイマジナリーフレンドが必要な危機が訪れる。
という、おとぎ話。
なんだが‥
これがまた、大人こそ共感できる、ビター&スイートなストーリーになってる。
よって、仕事で疲れた1日の終わりにじわじわ染みた。
そして悟る。いやいや、子供じゃなくて誰にも何も打ち明けられなくなってくる大人こそ、イマジナリーフレンド必要でしょ、と。
心を亡くしそうな大人に、沁みる作品であった。
あったかくてほっこりするラストも好き。
ちなみにアニメではなく実写映画。イマジナリーフレンドだけぬいぐるみやCGで出している。
そして、その声優陣が豪華。スティーブ・カレル、マット・デイモン。エミリー・ブラント。サム・ロックウェル。ジョージ・クルーニー、ブラッドリー・クーパー。ハリウッドの主役級が勢揃い。
実写ではライアン・レイノルズが出演。ビーを演じるケイリー・フレミングがチャーミングでとても良かった。ファッションや小物もとっても良き。
大人にこそ、おすすめの映画である。
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