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映画感想文「ショウタイムセブン」出ずっぱりの阿部寛が人気キャスター役を魅力的に演じ目が離せない

不思議な吸引力がある。

この人が出てくるとスクリーンから目が離せないのだ。ギョロリとした眼力のある目、濃い顔立ち。生命力に溢れ、惹きつける力が半端ない。

本作もそうである。完全に、阿部寛で画が持ってる作品。ストーリーに安易なところあったり、キャスター役の竜星涼や生見愛瑠の振る舞いがキャスターらしくなかったり、ツッコミどころは多々ある。

それでも阿部寛が最後まで魅せてくれた。

ゴールデンタイムのニュース番組のメインキャスターだった折本(阿部寛)。いまは華やかな場から降り、ラジオ番組のパーソナリティとして働いている。

ある日、彼のラジオ番組にテロリストから電話が入り、折本は交渉人に指名される。独占放送できるニュースができたと、小躍りし興奮する折本。そのままテロリストとのやりとりを生中継する。

だが、その中で様々な事実が明らかになっていく。

丁々発止で犯人とやり取りする阿部寛が本物のニュースキャスターみたいで凄かった。思えば彼のデビューはnon-noモデルだった。その後すぐ南野陽子と「はいからさんが通る」で映画デビュー。ひたすら、大きな身体を持て余していた様子が記憶に新しい。いい俳優さんだなー。

報道の在り方を問いかける作品。が、そこまで硬くなく、ライトに楽しめる。

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