映画感想文「貴公子」韓国映画のパワーは凄い。見て損はない娯楽の王道な作品

スカッと痛快な作品。

スーツをビシッと着こなし、いつもスマートでにこやかな貴公子（キム・ソンホ）、最高。

プロの殺し屋を名乗る。カッコいいんだか、抜け作なんだか、わからん感じが良い。そしてどんな時も甘い笑顔。得体の知れない感じがサイコチック。その謎が物語を最後まで引っ張る。

この絶妙なバランスがうまい。

向かうはプロボクサーのマルコ（カン・テジュ）。貧しい青年のガツガツさ、ばっちり出てた。細マッチョなボクサー体型で役柄の説得力抜群。

バイオレンスなアクション満載。殺し合い、騙し合い、カーチェイス。息つく間もないくらいの連打。多少整合性合ってなかろうが、そんなことはどうでもよし。押しまくる。これぞ、飽きさせないよねー、と感心する韓国ドラマのパワー。

期待以上でも期待以下でもない。

それでも、仕事疲れの身にはスカッと気分転換できた作品。間違いなくモードチェンジできる。娯楽の王道。こういう映画は好きだ。