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映画感想文「ECMレコード サウンズ&サイレンス」心地よくウトウトできる五感に良いドキュメンタリー

BGMにしたい映画だった。

心地よい感じで映画館でウトウトした。退屈なわけではない。ひたすら解放されて緩んだのだ。

クラッシック音楽とジャズの演奏家だったマンフレート・アイヒャーが立ち上げたレコードレーベル、EMCレコード。この映画で初めて知った。

ドキュメンタリー映画なんだけどインタビュー少なめ。ほとんどが音楽。そしてその音楽を生み出す前後の人々のいでたち。だからある意味頭を空っぽにして浸れる。癒される。88分という尺も手頃で良し。

世界中を旅して様々な人と音楽を奏でる。彼のそんな自由で、でも音楽の求道者みたいなある意味ストイックな姿勢に惹かれた。何より彼自身が音楽を愛して身も心も捧げてる姿に感服する。

こんな人が作る音楽に間違いはないだろう。そして、ほんとに音色が心地よい。雑味のない音楽ばかりだった。

しかし、最後のクレジットであれ?と思う。2009年に作られたドキュメンタリーみたいだ。なぜ15年後の今に日本公開なのか。

まあ、だからどうってのはない。しかし、最後にそれが謎であった。

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