#05 What‘s ピパーツ?島胡椒とは?
石垣島の八重山そば屋さんで必ず置いているピパーツ。シナモンのような松茸のようなその風味は沖縄料理には欠かせない調味料の一つ。そんなピパーツを今日は学んでいきたいと思います。
ピパーツってどんな植物
和名【ヒハツモドキ】胡椒科 コショウ属
所説ありますが、ヒハツはサンスクリット語でpippaliと書き英語のpepperの語源になったと言われています。
沖縄県では八重山地方に多く見られ、主に石垣島が原産地となっています。つる性の植物で石垣や樹木に伝って半野生化しています。
唐辛子の様な実をつけて、その実を干して粉状にした物が調味料として使われます。
ピパーツの歴史
ピパーツはペッパー(胡椒)の語源になったと言われるほど歴史は古く琉球王朝時代から香辛料として使われていたそうです。琉球王朝は1429年~1879年まで450年続いた王朝なので、592年前から香辛料として用いれらていた事になります。
料理方法
八重山そばの調味料として使うのが最もポピュラーですが、ピパーツは葉も天ぷらや餅菓子にして食べます。私がオススメなのが、葉っぱを使ったピパーツジューシーです。豚肉が入った炊き込みご飯(ジューシー)に刻んだ葉を混ぜて作ります。フレッシュなピパーツの香りが食欲を誘います。
まとめ
主な産地は石垣島。ペッパーの語源となっており、約590年ほど前から香辛料として使われていた。シナモンのような松茸のような香りがあり、八重山料理には欠かせない調味料。石垣島に来た際は一度は八重山そばを食べると思いますので、テーブルに置いてあるピパーツを振りかけてみてください。八重山そばの又違った美味しさを発見できるはずです。
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