あの日を思い出す
新しい環境に初めて、足を踏み入れる時。
緊張と不安が入り混じって、足がすくみそうになる。
学生の時も、そんなんだったっけ?
中学校から高校、高校から大学へ等、大きく環境が変わる時は緊張と不安が沢山だったな。
社会人になると、異動の度に大きく環境が変わる。人間関係も仕事内容も何もかも。
その分、先がどうなるかわからなくて、心配で不安で怖くて。初出勤日は、重い足取り。
1年前、異動した時もそうだった。自分とは縁遠いと思っていたところ、もっとベテランの人が行くと思っていたところ、希望の中に入れていなかったところ、仕事内容に共通点がほぼないところ。
0からというか、もはやマイナスからのスタート。
そのマイナスをまず埋めるために、必死になって知識を詰め込む。
あれから、1年が経つ。
あの時ほどの大きな変化ではないけれど、それでもかなり内容が変わるし、メンバーも変わる。
緊張と不安が入り混じって、足がすくむ。
この気持ちは、1年前と同じ気持ちだ。
1年経って、またこんな気持ちになるなんて、思ってもみなかった。
この感情を、また乗り越えていかなきゃならない。
一つ一つ着実に。
焦らずに。
そうすれば、いつかこの不安な気持ちは、マシになるはず。
一歩一歩焦らず進め。