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いつもみてしまう夢から、自分をひとつ見直せたお話

あんまり夢はみない(というか覚えてない)方なんだけど、みる時は、いつも同じような夢をみる。
いや~な、冷や汗がでるような、起きてから、あーー夢でよかった…って思うような夢。

演奏会当日なのに、気がついたら完全に間に合わない。なんでまだ家にいるんだ?どうしよう、今から行ったら何時に着けるだろう、演奏に穴があいちゃう…どうしよう、どうしよう。

人前で何かしないといけないのに、何をすればいいのか事前にまったく説明を受けてない。仕方ない、こんな感じか?ってやってみるも、周囲から、なんで準備してないの?って冷たい目で見られる。えっなんで?

もう書いてるだけで、絶対経験したくないーって気持ちになる(泣)

(できるだけ)毎朝、起きてモーニング・ページを書くようにしているんだけど(その時の気持ちをとにかく何も考えずにノートに書きまくる)、前回9月半ばにこういう夢をみた記録があった。

そのときに、目覚めてすぐに、あまりにも自分がかわいそうで。
奥底では、いまの自分が認められていなくて「わたしはもっとやれる、がんばれるはずなのに、まだ全然できてない」って自分に対して思ってるんだろうなって、漠然と思ったんですよね。
あとは「自分にとにかく完璧を求めてるんだろうな」ってことも。

それで、準備がまにあわない夢、で検索したら、ドンピシャではないけど、こんなのがでてきて、もう図星すぎて…朝から泣いてしまった。(引用長くてすみません)

試験の準備をしていない夢は、現実の生活で、自分の振る舞いを批判的に見ていることを意味します。
 あなたは他人から認められ評価されるために、自分で日々の基準を定めました。この基準を満たせなければ、自分は敗者だと感じるのでしょう。
 夢の中で試験をおこなっているのは外部の権威者のように見えますが、実は合否の基準を決めているのはあなた自身なのです。
 あなたはこの重要な自己分析をする準備がまだできていない気がしています。それは、あなたが望むほど、自分について深く理解していないからです。
現実の生活で、あなたは何事も運まかせにせず、それが重要なプロジェクトでも、ささいな使い走りでも、入念に準備しています。
 そのため、結果に期待しすぎてしまい、よくない結果になるのでは、という不安にいつもつきまとわれています。
 この緊張感が、同時にあなたを駆り立て、人もうらやむような成功をもたらしていますが、もっと根本的な欲求を無視しがちかもしれません。
 成功の真の基準は、あるレベルの能力を身につけられるかどうかではなく、自分の人生で何が本当の幸せや満足感をもたらすのかを、どれくらい理解しているかということです。

この夢にうまく対処するには、人生で自分が一番幸せを感じ、満足を得られるものは何かを考えることです。そして、自分がそのことをどれくらい実現しているかを考えることです。
自分をあまりにも厳しく判断してばかりいると、どんなに成功しても、つねに自分を敗者と感じてしまうでしょう。
あなたにとっての真の試験とは、延々と自己分析することではなく、才能を受け入れることです。それは、自分の知識や業績を批判ばかりするのではなく、それをほめたたえることによって可能になります。

きちんとがんばることのできる自分も、できるだけ完璧にしたいと思う自分も、長所でもあるってわかってはいる。
だけどこのときばかりは、なんで自分にもっと優しくしてあげられないんだろう…どこまでいったらわたしは自分を認めてあげられるんやろ?って、がんばりすぎをやめられない自分を、否定的にみて悲しくなってしまいました。


ここでちょっと話はとびますが…
今年に入り、生活リズムの変化や猛暑などおそらくいろんな理由から、数ヶ月前からメンタル面の調子がよくなく、先日心理カウンセリングを受けてみました。

その際に先生から、こんな言葉をかけていただきました。

あなたの中には「もっとがんばらなくては」という自分と、
「休みたい」っていう自分がいますね。
それは「パーツ」というもので、誰しもいろんなパーツをもっています。
そして、それとは別に「セルフ」というものがいます。
「セルフ」は、無条件に、なにもジャッジせず、思いやり、勇気、明晰さなどをもって「パーツ」たちをみています。
「セルフ」から、「もっとがんばらなくては」という「パーツ」に声をかけてあげるとしたら、どんな言葉をかけますか?どんな気持ちになりますか?

最初はピンとこなかったのですが、「セルフ」という、自分の中になにもジャッジしない存在が別にある、と感じたとき、
「がんばりすぎの自分」はあくまで一つの「パーツ」にすぎなくて、それを客観的にみてあげれば、否定することなく「そっか、いつもよくがんばってるね。これまでもほんとにがんばってきたね」という、とてもあたたかい気持ちになることができました。

これまでは「がんばらなくては」「休みたい」という「パーツ」が自分の中で直接戦ってしまっていて、ほんとにずっと頭の中がうるさかった(笑)
どちらかが優勢になるたびに、わたしの感情や行動も一緒に翻弄されてしまっていたんですよね。

それが「セルフ」という存在を別に意識することで、
「がんばらなくては」と思っている自分も「休みたい」と思っている自分も、どちらも自分で、ここにいていいよ。と思えるようになって、気持ちが安定するようになったと感じています。

あとから調べてみて、この考え方は「IFS 内的家族システム」というものだと知りました。もう少し、詳しく知ってみたいなと思っています。


そして昨日、またいつもの夢をみました。
ピアノの演奏会本番が近いのに、レッスンで全然弾けない…先生に怒られた。練習部屋を予約したのに、気が付いたら間に合わない…
(どんだけいつも同じなんだって感じ)

だけど、今回は全然落ち込まずにいられました。
そっか、また「がんばらないと」のパーツが出てきてるんだな。よしよし。いまはあせらなくて大丈夫。ゆっくりいこう。って自分に声をかけてあげて。気持ちよく一日を始められたことがとてもうれしかった。

自分にとっては、大きな一歩だと感じました。

みんなにわかってもらえる経験談ではないかもしれませんが、これを読んで、少しでも気持ちが楽になる方がいたらとてもうれしいです。

わたしの心の師匠は、いつだってうちの猫さんです。
いつも、今を生きている姿勢がほんとにすてき。



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