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桜の季節になると、なぜか新人の頃の苦い記憶を思い出す…私が思う社会人に大事な素養

こんにちは。すうちです。

今年は桜の開花が遅かったですが、4月に入り新社会人の方はまだ生活に慣れなかったり、少しずつ緊張がほぐれている頃でしょうか。

私事ですが、なぜか毎回桜の季節になる(桜をみると!?)と新人の頃の記憶がよみがえってきます。

今回は、そんな社会人になりたての頃を振り返った話です。

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※タイトル画像:宇ヨンさん



ほぼ成長や達成感を味わえなかった1年目

私は普段エンジニアの仕事をしていて、かれこれ20年以上働いています。ですが、社会人1年目は日々の成長や大きなことをやり遂げた感覚はあまり持てなかったです。

その頃、数えきれない失敗をしましたが、特に記憶に残っている(苦い)思い出がいくつかあります。。。

先輩に送った1GBのメール…

当時担当してたCPUのテストで問題が見つかり、先輩から「テスト時のログ(プログラムの挙動が分かるテキストファイル)をメールで送って」と頼また時のことです。CPUは短い時間でも様々な動作をしているので油断するとすぐMB(メガバイト)、そしてその時は油断しすぎてGB(ギガバイト)のログができてました。

その日先輩はすでに帰宅していて、言われるがまま(1GBの)ログファイルをメールに添付して送りました。当時は会社もネットの回線は今ほど速くなく、でかい添付があるとメール受信に数十分とか時間かかってた気がします(当時の会社のインフラの問題??たぶん、今は共有サーバとかクラウド使いますよね)。

翌日先輩から「なんか、今日メールの受信遅いな…」の言葉でビクつき、その後「次は圧縮して送って」と言われた程度で済みましたが、先輩の眉毛がまがって目は笑ってなかったのが怖くて、ちょっとしたトラウマになっています。


初の飲み会幹事で動けなかった無力感

もともと学生時代は幹事経験は一度もなく(いつも他の誰かがやってくれる恵まれた環境にいた…)人見知りもあったので、社会人になって会社の幹事をやってたこと自体が何なら当時の自分を褒めてあげたいくらいです。

最初の幹事は店の予約と会費集めでエネルギーを使い果たし、本番の会では何も動けず自己嫌悪に陥ってました(一方、幹事じゃない陽気な同期は周りにお酌したり、率先して追加注文など動き回ってたので余計に落ち込みました…)。

ただ、今振り返ると仕事の失敗ではないし、そんな落ち込む話でもない気がしますが当時は周りと自分を比べる機会が多かったのだと思います。

余談ですが、昭和世代なので新人が幹事をやることに何も違和感を持たなかったですが、令和でもこういう文化はあるんでしょうか…笑


初めて担当した仕事で納期延期依頼

これは一番苦い思い出ですね。昔は今以上に仕事が遅く納期ギリギリにようやく休出すれば間に合う状態まで辿りつけましたが、金曜に同僚に誘われて飲みに行ってしまいました。

仕事のストレスがたまってたその日は泥酔し、休出するはずだった土曜はひどい二日酔いで動けるはずもなく1日寝込んでいました。ちなみに、日曜はなんとか会社に行きましたが休出許可証を持ってなく、会社のビルに入れず「詰んだ!!」と、しばらくエントランスで途方に暮れてました。。。

週明け当時の上司に「社会人としての責任と自覚が足りない」とすごく真っ当なおしかりを受けて、納品先に謝罪して数日納期を延ばしてもらいました(幸い先方の日程に余裕があったのと大きな問題にならなかったことは救いです)。


社会人に一番大切な素養は折れないココロではないか…

若い頃は上手くいかない時に落ち込むことも多かったですが、社会に出て周りで自分らしく働いている方の特徴から思うことがあります。じつは社会人にとって一番大切な素養は、折れないココロを持ち続けることではないかと思います。

もちろん他にも、専門知識を深めたり短い時間で仕事するコツや人とのコミュニケーション能力など沢山ありますが、本人に一番影響する観点で考えると上手くいかないことや困難に直面した時にそこで止まってしまうのではなく、それでも前を向いてめげずに歩いていけるか?が働く上では重要と思うからです。

私の場合、そういうマインドを持てたきっかけは(ありきたりですが…)読書です。正直20代の頃はその習慣はなく社会人になってマンガすら読まなくなっていたので、当時かなり視野はせまかったです。

30代になり生きる上で参考になるヒントや考え方を探すようになって、少しずつ読書習慣が生まれました。私が思う読書から得られることは、過去の先人が得た視点を学べたり、小説など別の人生を追体験することで考え方や視野が広がることと思っています。

自分の経験だけでは対応できないことも、色んな視点や考え方があれば、ココロ折れずに乗り切れる確率も増えていくように思えます。

あと私の場合、他人との比較ではなく自分自身が今できていることに目を向けられるようになったことも大きかったです。

今の時代、ネットやSNSでは輝かしい実績や才能を持ってうらやましいと思う方もいたりしますが、じゃあ、仮にその人の人生を歩みたいか?と問うと、そこまでは思えなかったり、今の仕事や生活する上では必須でないかもと気づいてからは少し穏やかな気持ちでいられるようになりました。

仕事やプライベートも、まずは目の前のことや自分にとって大事なことをマイペースで積み上げていく方が健全ではないか、というのは最近よく思います。


最後に

社会人になりたての当時を振り返ると、いろいろ思い悩んでいました。

冒頭の話はとても苦い記憶ではありますが、巨大メール添付事件?の後はファイル圧縮や分割の方法を知るきっかけになったし、不器用ながら幹事回数をこなすことで人とほどなく話すスキルもはぐくまれたと思います。

あと、納品前や大事な仕事の前は誘惑に負けず飲みに行かない!!も新人の頃に得た教訓です。まあ、そもそもお酒は弱いので、外でそこまで飲みたいとは思わないですが…笑

その意味では、若い頃に失敗したと思った経験(ここに書いてないことも含む)も未来から振り返ると、今の私を作った必要な過程だったのかもしれません。

もし過去の私のように思い悩んだ新社会人の方がいたら?? 何か少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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