【エンジニアの転職】 個人的に振り返って思う、転職活動の失敗と成功例
こんにちは。すうちです。
今回は、ひさしぶりに転職活動の振り返りを書きたいと思います。
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※タイトル画像:出雲千代さん
転職活動で失敗したこと
目的意識が曖昧
私が転職活動を始めたのは、30代後半になってからでした。
当時は新卒入社から10年以上経ち、マネージメント業務へのモチベーションや残業の多さ、このまま同じ会社で働き続けることに違和感がありました。
ただ、最初は「なぜ転職するか?」「転職後に何を得たいか?」の目的意識がとても曖昧でした。
実際、転職活動後に「なぜ転職を?」と問われ、自分に明確な理由がないと改めて気づかされたのです。
転職候補で探す企業もどこか名前を聞いた企業だったり、何となくイメージで選んでいたので、自分軸もない中、履歴書も何かアピールするでもない情報の羅列だったと思います。当然書類選考にも通らないし、面接でもその部分を見抜かれている感がありました。
1回目の転職は半年以上活動しましたが、早くから転職の目的(転職に何を求めるか?)を深く掘り下げていれば、もう少しスムーズだったと思います。
企業分析不足
これは論外としか言いようがありませんが、転職活動を始めた頃はそうでした。
転職エージェントから「ここ受けてみませんか?」の言葉のまま、名前すら知らなかった会社の企業分析や職務要件をあまり確認することもなく、面接を受けていました。
当然そういう状態なので、面接で定番の「何か質問ありますか?」の問いにも「特にありません」で終わる始末…
一番ひどかったのは、ある外資系企業の面接でエージェントから「大体1時間程度」と聞いてましたが、30分ほどで早々に終わったこともありました。
その時の面接を振り返ると、
だったので、面接官の立場で考えると採用しない判断は正しかったと思います…笑
コーディング試験対策不足
エンジニアの転職は、面接と合わせてコーディング試験を実施する所もあります。ただ、こちらも対策が十分でなく、もっと早くから準備しておくべきでした。
最初の転職は当時開発から遠のいていたのにも関わらずほぼ準備なし…2回目の転職は競技プログラムのAtCoderはやってましたが、時間内に解く訓練を怠っていたことと当日多くの人の前でコーディングする緊張感もあり、ある会社は時間オーバーで結果は見送りになりました。
そこは結構入りたかった所で、試験自体はそれほど難解ではなく帰宅後落ち着いてやれば解けたレベルだったので、残念感が半端なかったです。。。
といっても、当時私がやってたのはAtCoderの初級編のみで、もっと上のレベルに早くから挑戦して難易度や解くスピードに対応できる準備をすべきだったと思います。
ちなみに、最近の試験対策は、LeetCodeやHackerRankなども耳にします。
転職活動で上手くいったこと
企業分析と自己分析をひもづけ
ある意味当たり前ですが、私は最初の頃これすら十分できてなかったので、転職活動の失敗をふまえて途中から徹底的にやり直しました。
最初のきっかけは、転職エージェントの自己分析と面接対策のセミナーでした。
それまで独自に自己分析をやったり職務履歴書を書いてましたが、特に転職がはじめての方は、一度セミナーなどで基本的なやり方を教わるのは有益と思います。
その時のセミナーで言われて、今も覚えているのは…
という言葉です。
特に一番目は、初対面で確実に緊張して挙動が怪しくなることもある私には衝撃的でした…笑
その後、転職の目的としてマネージメント業務で得られることより、手を動かす開発職に携わりたいという希望を再確認して、それを軸に持っているスキルを活かせそうな企業や最低希望年収などから候補を選定して再度活動を始めました。
転職に対する軸(目的)が明確になると、企業分析の過程でわく興味や知りたいことも自然と生まれるので、そこから面接時の質問対策も最低5個は準備して挑むようにしました。
それまでは書類選考が通っても1次面接で見送りになっていましたが、それ以降は先の選考に進める機会が増えました。
段階的に転職を考える
転職は開発職を希望してましたが、しばらく技術のブランクがあった私は、いきなりガチのソフトウェア開発職には採用されにくいかも…と途中からうっすら気づき始めました。
その頃、AI関連の職種にも興味を持ち始めてましたが、一発で第一希望の職種を目指すより、一度転職して新しい知識や開発スキルを磨きつつ次を狙う手もあるかもしれないと思いました。
その検討過程もあって、最初に転職したのはソフトウェア専業ではなく、ハードウェアのセンサを提供する会社でした。
言ってみれば、そこでのソフトウェア開発は専業ではないので、私のようなブランクある人でも過去のスキルが活かせて、かつハードウェアやセンサの知識も得られるという…今振り返っても結構良い選択だったと個人的に思います。
また転職先は基本残業もなく、当時一番懸念していた人間関係も(たまたま)前職より良いくらいだったので、比較的のびのびとやれる環境でした。
さらに会社の補助で新しい技術を学ぶ制度を利用したり、後半は次の転職を見据えて自己啓発で興味があったAIの分野を勉強していました。
結果、一度ワンクッションはありましたが、再度転職して今はソフトウェア開発に関われています。
ここで言いたいのは、一回で希望の転職が難しい場合は段階的に目的の転職を叶える手もありではないかということです。
最後に
今の会社に転職して、早いもので5年が経ちました。
さすがに長く居ると会社の色んな所が見えてくるので、個人的にやりたいことができる恵まれた状況にいますが、細かい所は全く不満がないと言えば嘘になります。
一つ転職で思うのは、エンジニアなら一度は憧れる??GAFAMで仮に働けたとしても(勝手な想像ですが…)ギャップや不満が全くないという人はゼロではないか?ということです。
その意味では「自分が思い描く理想の会社はない」というのも個人的には感じていて、転職の理想と期待が高すぎると転職は失敗だったと思う方も中にはいるかもしれません。
私的には、転職の目的ややりたかったことの6割以上が叶えられたら、成功と捉えて良いのではないかと考えています。
余談ですが、転職活動で失敗した事を一つ思い出しました…
夏の転職活動はできれば避けたい…
事情により避けられない場合もあると思いますが、最近は猛暑どころか酷暑なので調整できるのであれば、夏以外がオススメです。。。
真夏に転職活動したことがありますが、形式上スーツを着たり炎天下の移動だけで体力が奪われるので、最善の状態で面接にのぞめなかった記憶があります。
仮に次回転職する時は、微妙に夏の時期をずらして活動したいと考えています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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