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【シンプルに暮らしたい】何でも程々がちょうど良いと思った話

こんにちは。すうちです。

今回初めて読書後の感想をnoteに書きたいと思います。

※タイトル画像はYokoitoさんのイラストを使わせて頂きました。有り難うございます。


はじめに

身体に良い悪い食べ物を最新の研究を元に紹介されています。一般的に健康に良いと言われる食べ物がそうでもなかったり、自分がよく食べるものはどうなのか?という視点で読みましたが、色々と気づきがありました。

以下、個人的に理解したことです。


身体に良い・悪い食べ物

身体に良い食べ物は、ナッツや魚、オリーブオイルが例として挙げられています。

逆に日常的に過剰摂取が将来的な病気のリスクにつながる食べ物としては、赤身肉(加工肉)や白い炭水化物、塩分などが挙げられていました。

この辺は他でも紹介されているので共通ワードと思います。

本では食品リスクのランクが示されていて、上にあるほど身体に良いエビデンスが多いという説明でした。

また本文の説明(判断基準)に引用文献が示されていて、その気になれば元の論文も確認できる構成になってます(一般の人はそこまで追わないと思いますが…)。


私生活に置き換えてみる

若い頃と比べて最近は食生活を気にして、バランス良い食事を心がけたり塩分を控えめにしているつもりです。

本の中で注意すべき点として自分に当てはまったのは、みそ汁(塩分)です。

みそ汁は子供の頃から割と日常的に飲んでいる方だと思います(みそ汁を飲むと何だか落ち着く気がして、日本人で良かったと思う瞬間もあります)。

毎年健康診断で塩分を控える指摘をもらい、そんなに摂取してるつもりはなかったですが、一つの可能性として「みそ汁?」と思ってしまいました。


食生活の急激な変化に人類が追いついてない

他にも食べ物の良い悪いが書かれていますが細かく覚えられないので、個人的な解釈として「人類が進化の過程で長く摂取してきた食べ物が身体に良い」と理解しました。

ナッツなどは昔から自然界にあり人類が長きに渡って食料にしてきたと思います。ちなみにオリーブオイルは昔から摂取してたのか?という点については、一説には中東やヨーロッパの古代文明(数千年前)から使われていたようです。

逆にリスクで挙げられていた赤身肉は、狩猟時代から摂取してきたのでは?という疑問もありました(マンモスは食べてないとしてはじめ人間ギャートルズのイメージがある世代なので)。

人類はもともと菜食中心で肉食が始まったのは250万年前と言われています。宗教や文化的な背景で肉食が禁止された時代もあり、日本で肉食が一般的になったのは明治以降のようです。

どちらかというと、加工肉は塩分や添加物の影響だったり、肉食自体に人類が十分に適用できてない要因が大きいかもしれないと理解しました。


学説や研究は解釈が変わることもある

本書は様々なデータや根拠を踏まえて書かれてますが、この本に限らず学説はその時点のものであって今後の研究によって変わる部分も少なからずあるはずなので、100%信じるのも逆に良くないかなと思っています。

さすがにリスクの上位と下位が入れ替わることはないと思いますが、引用文献が基本的に海外であることと日本人に適用した場合は変わる部分もあるかもしれないと思ったのも理由です。

とはいえ、最新の研究や過去のデータから統計的な傾向は多くの人に当てはまると思うので、リスク高い食生活は見直したいと思いました。


まとめ

最近はインターネットであらゆる情報を入手できる時代になりましたが、逆に情報が多すぎて何が正しいのか混乱することも多いと思います。

オリーブオイルが危険という意見もあったり、加工肉の添加物は特に日本は基準が厳しく人体に影響ない範囲より更に低いという主張もあるようです。

専門家ではないので本の内容は精査できない部分もありましたが、一番思ったのは「本の内容に沿った食生活にするのは辛いなあ」が正直な感想です。

魚だけでなく、肉も含め美味しいものは食べたいし、(私の場合)みそ汁を止めるのも逆にストレスを感じてしまいます。

実際は食事以外の生活習慣やストレスも関係したり、その人が持つ遺伝子の特性や運動習慣の有無によっても変わる部分もある気がします。

その意味では、本書を参考にリスクある食生活は頻度を減らすとして、身体に良いものだけ選択するよりは、できるだけ自然に近いものをバランスよく食べるということを実践しようと思いました。

もし詳細が気になる方は、書籍をお読み頂ければと思います。


最後に

余談で少し話が飛びますが、先日の記事でも書いたように

一部の恐竜は鳥に進化した説は近年の研究成果によるもので少なくとも自分の子供時代にはそんな話は聞いたこともありませんでした。

昔歴史の先生から「俺が教えている事は嘘ばかりだから気になるなら自分で調べろ」と言われてました。半分は他人が言ったこと鵜呑みにせず自分で判断する事の大切さだったり、半分は歴史は現時点で分かったことを教えているだけで間違いもあることを伝えたかったのかな、と今はわかる気がします。

今回の読書を通して、これらの話を思い出しました。

日々の暮らしでも一つの物事や思考に偏るのではなく、根拠が示されているものにはリスペクトしつつも、自分に無理なく取り込むには広い視点を持って何でも程々に付き合うのが良いと思った次第です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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