夏だ、きゅうりのスープを作ろう。
めったに鳴らない夫のスマホが鳴った。
夫の実家からだ。
"野菜が採れたので、持っていきます"
来た。ついに。
私は、毎年この連絡が来るようになると、夏を感じる。
戦闘モードに入る。
恵みの雨と、時折差し込む日差しを浴びて、
野菜はぐんぐん育つ季節のようだ。
近所の家で、きゅうりの蔓が2階のベランダまでかかっているのを、眩しく見上げる。
そして、夫の実家から、毎週のように大量の夏野菜が届く。
茄子に、きゅうり、ピーマン、トマト。
とても有り難いことなのだが、
食べ盛りの4人家族でもなかなか消費が大変だ。
いかに、腐らせずに食べ切るかの戦いだ。
相手は夏野菜。
鍋のように何もかも放り込んで、煮たらしぼむ。
というほど、簡単な相手ではない。
中でも、同じようなメニューになりがちなのが、
きゅうり。
酢の物か、サラダか、漬物か。
生のまま、冷やして食べるのが定番。
どれも、美味しい。間違いない。
でも、そんな食べ方に飽きてしまったら、
火を通すという方法も有り。
特に、家庭菜園でありがちな育ちすぎたきゅうりは、
生で食べるとちょっと皮が固くて、味がしない。
そんなときには火を通して食べるのはとてもお勧め。
きゅうりとソーセージのスープ
朝晩、必ず汁物が出る我が家なので、
スープにできるとありがたい。
そんな風に探して見つけたのが、
坂田阿希子さんの「スープ教本」。
以下は、家庭で簡単につくれるように、
コンソメキューブでアレンジしている。
材料(4人分)
きゅうり 4本 ※育ちすぎたのなら2-3本
長ネギ 1本
ウインナーソーセージ 4本
コンソメキューブ 2個
水 1.2リットル
オリーブオイル、塩、粗びき胡椒
作り方
・きゅうりとソーセージを1センチ幅に切る。長ネギは5ミリ幅に。
・鍋にオリーブオイルを熱して、長ネギとソーセージを炒める。
ソーセージに少し焼き色がついたら、胡瓜をさっと炒める。
・水を加えて、煮立て、コンソメを入れる。
・塩は、味を見ながら小さじ1/2程度加える。
粗びき胡椒を少々で、味を整えて出来上がり。
この料理は、
よく4歳息子が切るのを手伝ってくれる。
輪切りの連続なので、お手軽だ。
ちょっと厚さが違うのも、可愛らしい。スープなら全部やさしく受け入れてくれる。
じっくり焼いたウィンナーソーセージの味が、淡白なきゅうりやスープと合って、とても美味しい。
他にも、
ズッキーニのように、ラタトゥイユにしたり、
冬瓜のように、煮物にするのもいいですよね。
来たる夏野菜との決戦に向けて、
火を入れるきゅうり料理。
ぜひ試してみてください。
また、今年の夏は、レパートリーを増やして挑みたい!と思っています。
みなさんの夏野菜消費レシピも、
ぜひ教えてください。