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【ありふれた日常から】いつもセミが鳴いていた

小学生の頃の夏
・プール開放があって、いやいや通っていた。
・真夏の炎天下で友達と野球をした。
・夏休みの課題で昆虫採集をするために、親父と山に出かけた。
・宿題がたまってたから、窓を開けて自分の部屋にこもっていた。

高校・大学生の頃の夏
・夏休みだけ朝早く起きて、近所の河原をジョギングしていた。
・自転車で汗を拭きながら、予備校の夏期講習に通った。
・夏期講座の現地研修は全て屋外だった。
・クーラーもない建物中で床を磨くアルバイトをしていた。

社会人の夏
・真夏にネクタイを締めて、スーツの上着を着て、客先の会社を訪問していた。
・現場作業の時は体中から汗が噴き出すが、止めるわけにはいかなかった。
・エアコンの電気代がもったいないからって、家族で一日中ショッピングモールにいた。
・家族旅行はいろいろなところに行って、楽しい思い出が増えた。

いつも蝉の鳴き声が聞こえていた。
いつも、どんな場所でも。
うるさくて暑苦しいけど、あの鳴き声がないと、なんか夏が来た気がしない。


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昭真(shoshin)
「通勤電車の詩」を読んでいただきありがとうございます。 サラリーマンの作家活動を応援していただけたらうれしいです。夢に一歩でも近づけるように頑張りたいです。よろしくお願いします。

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