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仕事で月に一日だけバスに乗ることがある。 どこにでもある市バスだ。 そのバスに乗る時間帯は…
皆様、長らく「通勤電車の詩」をご愛読いただきありがとうございました。 100回を節目に一旦終…
ぼくが通勤に使っている鉄道が高架になった。 何年かかっただろう、ずいぶん長いこと工事をや…
電車の窓から農家のおじいさんを見た。 腰を曲げて作物のお世話をしている。 のんびり仕事して…
朝の通勤電車は混んでいる。 だから足を踏まれることが度々ある。 しかし滅多に謝られたことが…
ガタンと音が鳴って少し電車が揺れる。 複雑に入り組んだ線路の中から、電車は行くべき方向に…
優先座席の端、長椅子の連絡通路の扉近く。 お若いお母さんはベビーカーと向かい合うように座っている。 赤ちゃんはすやすやとおやすみ中。 向かい合うお母さんもうとうとと居眠り中。 二人は向かい合って夢の中。 赤ちゃんが起きている時は、たとえ眠たくても疲れていてもずっとお世話の連続。 お母さん、このタイミングでないと居眠りなんかできないからね。 向かい合ってお互いの夢を見てるんだろうか。 お母さん、乗り過ごさないでね。
早朝から家族でお出かけなのだろうか。 小さな子供二人とお婆さんらしき女性。 ぼくが出勤時に…
長椅子の端に座ってスマホを見ながら、しきりに右手の指を上下に動かしている男性がいた。 明…
今日も筋トレをして家に帰る。 電車の中にいる時は何ともないのだが、朝起きる時が憂鬱だ。 体…
珍しくうたた寝をしてしまった。 隣の座席の人の迷惑になっていなかっただろうかと思って、目…
電車の窓からネオン街が見える。 若い頃はよく行ってた。 酒の肴はバカ話と会社の愚痴。 なん…
桜を見ると、心が晴れやかになるのは日本人である証拠なのだろう。 毎年同じ時期にもう何十回…
仕事がうまくいくと意気揚々と帰る。 でも仕事でしくじるとモヤモヤを抱えて帰る。 何が悪かったのか、なぜあの時ああしなかったのかと電車に揺られながら考える。 結論なんか出せるはずもない。 それに時間は戻せないし。 それもこれも玄関の扉を開けるまで。 家の中に一歩入ったら、きれいさっぱり忘れよう。 ▼「通勤電車の詩」はこんなふうに生まれました▼