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お洒落と哲学

マーケティングなんか机上の空論だから身体使って働いて来い

2/10のタカーシーさんの日記より

と仰るタカーシーさんの奥さま、カッコイイ!!
そして

どうして理解されないんだろう?

2/10のタカーシーさんの日記より

と悩むタカーシーさん、優しい!!そしておめでとうございます㊗️

ベンチャー企業とのマッチング、よかったですね!どんなお仕事になるのか、聞いてるだけでもワクワクドキドキしてきますよ。

私はというと、ご心配いただいたぎっくり腰は日に日に良くなってきております。
だけれど、ちょっと油断するとピキッ!ってくるのでまだまだ時間がかかりそうです。一番悪いのは足を組むこと。椅子に座ると足を組むのが癖なんですけれど、これをやろうとするとピキッ!!!
足を組むってそれだけで腰に負担がかかっているんですね。よくわかりました。学び多きぎっくり腰。

タカーシーさん、面談の日は「ネクタイ締めて、髪もワックスをつけて、香水もつけてフル装備でお出かけ」だったんですね。とても素敵です。
奥様との楽しいお出かけの時も是非お洒落をしてくださいね。

私は長らくファッションの仕事に携わってきましたが、お洒落というのは自分のためだけにあるのではない、と思っています。

例えば、彼(彼女)とのデートにお洒落をして出かけるのは、相手にとってもとても嬉しいことだと思うのです。
「あぁ、私のために頑張ってくれたんだな」と思えることってとても幸せなことですよね。

そして、お洒落というのは頭を使います。
シチュエーションを考え、その場所や人に合わせた相応しい装いを考えるのは、結構たいへんなことです。

そしてもちろん、お金と時間も使います。
一緒に過ごす人のために一生懸命それを考えることは相手への思いやりであり、敬いであり、愛です。そう、お洒落は愛がなければできないことだと私は思っています。


タカーシーさんが面接のためにスーツを着て、髪をワックスで整えて、おまけに香水で仕上げるなど、ジェントルマンの身嗜みを心得ていらっしゃることに私までとても嬉しくなってしまいました。ご自分のお洒落が、人をこんな幸せな気持ちにさせるなんて、思い付きもしないでしょ?
とても素敵なことだと思います。

香水と言えば、日本の男性は海外の男性に比べて香水文化に疎い気がします。
体臭が気になるからつける、というのも一つですが、それより何より使い方がわからない、難しいという方が結構いらっしゃるんです。

使い慣れていないと、時にタブーをやらかしてしまうこともあるので、躊躇してしまうのかもしれませんね。
確かにわからない、自信がないと言うのなら、付けない選択をするのも間違いではないと思います。きつい香水を満員電車の中や食事の席など、ところ構わずぷんぷん香らせているよりは数倍いい気がします。

昨日の日記の様子から想像するに、タカーシーさんはきっと使い慣れていらっしゃるんだろうなと思って、嬉しくなってしまいました。
ご自分の個性に合った香りをさりげなく纏っている大人の男性ってとても素敵です。是非これからも日常的に使いこなしていただきたいなと思います。


お洒落というのはあくまでも個人の自由であり、個々の価値観のもとに表現されるものだし、そうあるべきだと思うのですが、そこに何かしらの拘りや哲学がある人は、より一層自分を大切にしているな、という印象を持ちます。

かくいう私にも少々の拘りはあります。
人との関係性を重視している私は、その日会う人とのバランスや、話が盛り上がるようなちょっとしたスパイスのようなものをお洒落に仕込んでいくのが好きです。

例えば、相手の雰囲気に合わせるとまではいかなくても、その人の趣味嗜好とリンクするような色味や雰囲気を漂わせたり、その人のファッションとあまりにもかけ離れた格好は避けたり、その日選んだお店に馴染むような雰囲気のものを選んだり。
言葉ではなかなか伝えにくいのですが、やりすぎにならないよう、なんなら気づかれない程度の心がけ、要するに自己満足のようなものです。

その日、相手の方との対話がいかにスムーズに楽しめるか、そして食事やお酒を御一緒するのに、いかにお互い気持ちよく過ごすことができるか。
それには自分だけが目立ったりせず、その場に相応しくない格好を避けることで、より一層すべてがスムーズにいくような気がするのです。

これは少々高度なテクニックが必要なことであり、ある程度手持ちのファッションにバリエーションを持ち合わせていて、それらの柔軟なコーディネートができることが前提なので、一般的にはお勧めすることはありませんが、私的には結構重要な拘りです。

それってある意味哲学的だと思いませんか?
わざわざ口に出したり文章に書いて残すことはないけれど、自分の中ではしっかりと意識していることであり、そのスタイルを、息をするように自然と実行しているのです。私なりの美学とでも言いましょうか。

今回こうして初めて文字に起こしてみましたが、自分で書いていてそう思いました。「あれ?私はいつもそんな風にして、ファッションやお洒落を考えていたんだな」 と。

面白いですね。またひとつ、気づきをいただきました。


ファッションと哲学の関係性は古くから語り継がれていることもたくさんありますね。
有名な世界的ファッションデザイナーたちはそれぞれに哲学があります。その言葉は金言としてたくさんの人たちを魅了し、人々のファッションや生き方にまで深く影響を与えることもあります。

拘りや主張はファッションにはつきものですが、とはいえ私的にはそれが人との関係性において邪魔になったりエゴになったりすることは好きではないのです。それもひとつの哲学ですよね。なんて、これもまた、言い換えれば私のエゴかもしれませんが。


タカーシーさんのフランス語講座、とても分かりやすくて優しくて、楽しませて頂いています。

文字が読めると口に出したくなりますものね。フランス語の発音は決まり事を覚えれば英語より易しい気がしてきました。
ただし、舌の奥のほうを詰まらせるような独特のか行の発音はなかなかできそうにありませんが。
それでも、フランス在住の方のお気に入りのYouTube番組を視ては少し真似してみたりと、私なりに楽しみながら学んでいます。

タカーシーさん、ダイエットの方はいかがですか?無理せず少しずつ、効果的な方法をタカーシーさんらしいやり方で見つけ出してくださいね。
とにかく、健康第一ですから。
タカーシーさんの哲学がたくさん詰まったダイエット日記、楽しみにしています。

それではまた。


*アーカイブは下のマガジンから読んでいただけます。よろしければどうぞ。


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