この世のわたしたちはエイリアス

この世のわたしたちはエイリアス
芯がぼやけて居眠り状態
いつも頭がぼけていて、まるで明瞭に考えられない
覚えていたい夢を覚えてられないみたい

内側で瞑想、静めても迷走、静寂にひたるだけでつかめない
ことり、と鳴る手ごたえがあれば、つかみたい手がかり
寝て夢に入れば起死回生。
あちらの世界じゃ意思再生。
なのに持ち帰ると曇りガラス、脳内フィルター霧、散らす。
目覚めたいそれが根底、にある情熱を判定、いつもそこを見てるよ、けど、
物理世界のサバイバル、いかにも別の芝居がある

ほんとはひとつで同じもの、
そこがわかればしめたもの、
物質の豊かさ、心の豊かさ、
対立構造の幻想に
二律背反する愛想に
魂売ってりゃ世話なくて
何かがおかしい、心の隙間
目をつぶったら消えるの、自覚の合間

芯が立たなくて貫けなくて
泣くことも忘れてかたじけなくて
誰のための人生とか考える時間もなくて
しらじらと明ける夜は繰り返されて

心の隙間は幸いで
そこからしか手は伸ばせなくって
手づかみで揺さぶるわしづかみの心臓を
痛いって思えたらそれがチャンスなんだよ
鼓動ふきかえすその心臓が
ドクドク思い出させてくれるから

いつだって根底には声があって
聞かれない声は声をあげ続けてて
耐震構造も意味がない揺さぶり
君の心臓にかけ続けてて

受け入れてクラッシャー
世界変えてくれてグラシアス

この世のわたしたちはエイリアス
仮の住まいも楽しめる鋭利なASS
ここに腰落ち着けて遊んでみせるタフなやつ