ロシアウクライナ戦争の報道について・その2
ロシアとウクライナの戦争の報道を見ていると、『人道危機』という事を熱心に伝えるものが多い気がする。
たしかに人道危機をメディアが伝えるのはとても重要な事だ。
戦争によって家を破壊され、住む場所を失い、食べる物や飲み物も無い…というような人道危機の状況をメディアが広く世界に伝える事で、そうした人たちへの支援が世界中から来るかもしれないからだ。
だから、メディアが人道危機を伝えている事それ自体は良い事だと思うのだ。
だが…。
これはあくまで私個人の意見だが、メディアはロシアとウクライナの戦争が起こってから急激に人権や人道危機に注目するようになったような印象がある。
ロシアとウクライナの戦争以前にも、世界各地で戦争や人権問題は起きており、そのたびに犠牲になったり危機に瀕している人達はいたのだ。
シリア内戦や中国国内の人権問題、香港、台湾の問題、アフガニスタンの人権問題等…。
その例は枚挙に暇がない。腐る程ある。
メディアはこうした問題について問題が解決するまで継続的に伝えるべきではないか。
まあ、ロシアとウクライナの戦争が他の紛争や問題よりも大きく取り上げられて報道されるのは当然だろう。
ロシアとアメリカという二大核保有国が直接衝突してしまう、核戦争、第三次世界大戦の緊張があるからだ。
わかりやすく考えると、キューバ危機みたいな感じ(わかりやすくないか(笑))。
だけど、特に『人道危機』に注目するのであれば、メディアはやはり今回の戦争以外の問題についても継続的に報道するべきだろう。
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