マガジンのカバー画像

勉強

21
勉強方法等に関する記事まとめ。
運営しているクリエイター

#労働法

平成30年司法試験労働法第2問答案

平成30年司法試験労働法第2問答案

第1、設問1
1、Y社がCらへ懲戒処分を行うことは不当労働行為(労働組合法(以下略)7条)に当たるとのCらの主張は妥当か。
(1)「労働組合の正当な行為をしたことの故をもって…これに対して不利益な取扱いをする」場合には、不利益取扱いとしての不当労働行為となる(7条1号前段)。
(2)ア、仮にY社がCらを懲戒処分とすれば「不利益な取扱い」となることは明らかである。
イ、Y社はCらのビラ配布等の行為を

もっとみる
平成30年司法試験労働法第1問答案

平成30年司法試験労働法第1問答案

第1、設問1
1、Xの仮眠時間は労働時間に当たり、突発的業務の有無にかかわらず賃金を請求できるとの見解は妥当か。
(1)Xの仮眠時間は労働時間に当たるか。Y社の二人勤務体制の7時間の仮眠時間が、労働基準法(以下「労基法」)条の「労働時間」に当たるか、問題となる。
ア、「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を充たすべきものでなければならない」という労基法1条1項及び労働者の地位の確

もっとみる