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魔法の言い換え

話をする時、なるべく「でも」は使いたくないから、ピッタリな言い換えをずっと探していた。

そんな中、最近見つけたベストな言い換えは「あとさ」だ。

自分の話をする場合、「でも」は、否定的、ネガティブ的な要素に感じる。

相手の話の途中で使う場合は、相手の意見を否定したり、上から自分の意見で押さえつけているような感覚になるから、なるべく控えたい。

その日も何気ない会話を友人と楽しんでいた。
たしか話題は、「話し上手な人」について。

「頭が切れる人は、話題の提供が上手だから話し上手でいいよね。あ、おしゃべりな人はこのタイプか。」

「でも、自分のペースに飲み込んじゃう人もすごくない?それも話し上手だと思うなあ。」

とりためて、相手は気にせず「たしかに〜」と、言っていたが、私は「あ、また言っちゃった」と、思っていた。

会話は続くが、話半分、頭の中は「でもさ」について。そんな時に、ひらめいたのが「あとさ」だった。

すぐに、先ほどのフレーズを言い換えて見たら、なんとまあぴったりで。

「あとさ」ってすごくない?
相手の意見を受け止めつつ肯定した上で、付け加えとして、自分の意見も伝えられているではないか。

すごい!ひらめきに拍手。

全ての場面に万能ではないけれど、大体うまく言い換えられている気がする。

私の中での大発見と、大切にしたい言葉選びのレパートリーが、また一つ増えた瞬間だった。

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