ストレスフルな人生からの脱出:悪いストレスを避け、良いストレスを活用する
最近電気毛布の魅力に取りつかれたせーやです。
気持ち良いし、電気代もエアコンよりは安そうだし、これぞ人類の叡智。
羽毛布団をソファーに持ち込もうとは思わないので今後の寒い時期の必需品になりそうです。
そういえば布団と言えば敢えて重い布団の方が包まれている感覚が強くなりストレス緩和の効果があるそうで、敢えて重くしているものもあるそうです。
というわけで、今回の記事では「ストレス」というテーマを扱っていこうと思います。
~ストレスには2種類ある~
一般的なイメージだとストレスは基本的には良くないものとされる場合が多くて、実際問題として確かにその場合も多いのだけれど。
そもそもストレスとは何ぞやというと、もともとは「緊張」のことを言っていたんですね。
引っ張られて張り詰められた糸みたいなイメージ。
それが現代では「人に色々な悪影響を与える見えない何かしらのものの総称」みたいになっているような気もします。
でもこのストレス、本当は良いストレスと悪いストレスがあって、良いストレスは人の生産性を高めて、人生に張りを与えるんですね。
逆に悪いストレスは生産性を下げて、心や身体の様々な不調に繋がる。
この違いを理解し、それぞれのストレスとのより良い付き合い方を見つけることで、より心身の健康に繋がり、人生の充実にも繋がります。
~:良いストレスは一時的で自分の力になる~
まず、良いストレスですが、これは「一時的で何かに挑戦するときにかかるようなストレス」のことです。
私の場合はちょいちょい社内研修をする機会があるのですが、今でも割と緊張してドキドキします。
でも、その研修の場面さえ終われば、ストレスは無くなり平穏も戻り、上手くいけば満足感もあります。
つまりこれは終わりがあり、そして自分の成長に繋がるようなストレスですね。
ストレスがかかると自律神経のうちの交感神経が活発になり、身体に活力を与えるような状態になります。
そのことによって自分のパフォーマンスも上がったりします。
他にもストレスについては面白い研究があり、その研究によるとストレスの捉え方の違いによって、ストレスの悪影響が出るかどうかが決まるというんですね。
このことはケリー・マクゴニガル博士の著書『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』に詳細が書いてありますので、興味があれば是非読んでみてください。
例えば、大事なプレゼンの前に緊張すると、多くの人は何とかしてこの緊張を和らげようとすると思います。
この緊張によってパフォーマンスが悪くなるのであれば、それは悪い戦略では無いですが、他の方法もあります。
その方法とは「このストレスは自分にとって良い」という認識を持ち、敢えて緊張を和らげようとしないというやり方です。
それだけで、ストレスの悪影響を減らし、ストレスのポジティブな側面を活用できるんです。
例えば、以前10分程度の色々な人が参加するプレゼンをする機会があり、この方法を試してみたことがあります。
その結果、いつもは活舌が悪く、噛み噛みだった私でもハッキリとした発声で後悔の無いプレゼンをすることができました。
ただし、その後反動が来てぐったりと疲れてしまいましたが(笑)
良いストレスでも心身にある程度の負荷がかかるのは間違いないのですが、適度であれば人生の満足度を高めるファクターになるのです。
~悪いストレスは慢性的で自分でコントロールが難しい~
今度は逆に悪いストレスについてお話をしていきます。
まぁ一般的なストレスのイメージそのものかもしれませんが悪いストレスは心にも身体にも悪影響を与え、パフォーマンスも幸福度も下げます。
こうしたストレスは可能な限り避け、そのストレスを浴びずにいられるような環境を模索し、避けられないストレスはできるだけ解消するに越したことはありません。
じゃあ、このストレスの特徴はどのようなものがあるかというと「持続的」「コントロールできない」といった特徴があります。
例えば満員電車は多くの人にとってかなりストレスの高い状況になります。
パーソルスペースを見知らぬ人に侵され、揺れる車内で座ることもままならず、空気も悪い。
このストレスは今の勤務先や学校などを辞めない限り続き、人の量も自分ではコントロールできません。
その他にも職場の上司からのパワハラ、セクハラ。
上司は自分では基本的に選べませんし、いつかは上司も変わる可能性があるとしてもそのいつかは分かりません。
上司ガチャ恐るべし。
難しい人というのはハラスメント上司だけではありませんし、その他の人間関係でも苦労する人は多いと思います。
そうした人間関係を上手に処理できるのであればそうするに越したことはありませんが、元々コミュニケーションが苦手な人がそれを頑張ろうとすると心身の不調をきたすことも多いです。
←経験者は語る
こうした葛藤が成長に繋がることもありますが、明らかに自分の心身の不調に繋がっているであれば、できれば回避した方が良いでしょう。
それよりは、コミュニケーションが苦手なら寛容な人が多いコミュニティで、安心できる場での対話の経験を積み重ねた方がよっぽどコミュニケーションの上達に繋がるというのが持論です。
←経験者は語る
~ストレスをコントロールし、人生の質を高める~
こうしたことを踏まえると、ストレスの最適化を図ることは人生の質の向上に繋がります。
自分の成長に繋がる良いストレスを感じる機会を増やし、悪影響を与える悪いストレスを減らす。
そうすることができれば人生の満足度は大きく変わるでしょう。
また、社会人に求められるものとして、ストレス耐性というものが言われることがあると思います。
これはニュアンス的にはどちらかと言えば嫌なことにも耐えられる力のようなイメージがありますが、必要なものは良いストレスに耐えうる力だと個人的には思います。
もちろん、どんな仕事であってもある程度の嫌なことは起こりますし、そのたびに大きく凹んで中々立ち直れないのであれば対策は必要でしょう。
それでも、日本人はおそらく所謂最近の若者みたいな世代でさえ、嫌なことを我慢する力は世界の中でもトップクラスなのではないかと思います。
何故なら、就職する前から学校ではそうしたことが教えられるから。
既に十分に持っているこの嫌なことに耐える力はもうこれ以上伸ばさなくて良いでしょう。
そうではなく、緊張はするけれど自分の成長に繋がる、そんな場面への適応力を高めていくことが必要なんじゃないでしょうか。
この「良いストレスに耐えうる力」があれば、その人の可能性を最大限に発揮することができます。
そして、この良いストレスに耐えるには、その他の悪いストレスを減らすことは重要です。
良いストレスに耐えるためのキャパを空けておく必要があるのです。
避けられないストレス、既に溜まっているストレスについては好きなものを食べる、散歩する、読書をするなど自分にとってのベストなストレス軽減法を見つけていきましょう。
この時のコツはなるべく手軽でコストがかからない手段をたくさん用意することです。
旅行など高コストなものは頻繁に使うことが難しいので、毎日でもできるようなものが良いでしょう。
また、安易な転職を勧めるわけではありませんが、今の職場や環境が本当に結果的に自分のためになっているのか一度見直してみても良いのかもしれません。
ストレスのキャパは人によって違いますが、自分が安心できるストレスの少ない環境に身を置き、その上で挑戦を繰り返すことで充実した満足度の高い人生を送ることができるでしょう。
まとめ
ストレスには「良いストレス」と「悪いストレス」があり、良いストレスは一時的で成長に繋がるが、悪いストレスは持続的で心身に悪影響を及ぼす。
ストレスの捉え方を変えることで、緊張を力に変換し、パフォーマンスを向上させることができる。
良いストレスを取り入れ、悪いストレスを避けることで、人生の満足度と質を高めることが可能。
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