ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
13時。私より2、3倍長く生きた人たちが大勢いる空間で
私が話をする。
12時半には準備をし、着席する。
もう既に心臓が飛び出そうなくらいドキドキしている。
多分少しは出た。手の血色が悪い。
こんなに緊張する必要はない。
頭ではわかっていてもなかなかコントロールができない。
あ〜ドキドキドキドキ。
時間は大人しく過ぎていくけど、ドキドキドキドキ
厳粛な雰囲気が心地悪いけど、ドキドキドキドキ
そんな私はいたって真顔でちょこんと座っているだけだけど、ドキドキドキドキ
ドキドキドキドキドキドキドキドキ
そのことばかりが頭から離れない。
すると、手首に何か感じたことのない震えが襲ってきた。
スマートウォッチだった。
画面に映し出された文字を読むと、そこには
とあった。
…初めて見た。
私、数値化されて警告の通知がくるくらいちゃんとドキドキしていたんだ。
こりゃその後一日中、心が重いような感覚になるよな。
なんなら今でも気持ち悪いくらい動悸を感じる。
こりゃ良くない。
寝る。