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「俳優のキャリア形成における『競技化』の光と影」
こんにちは。TORAです。
noteをご覧いただきありがとうございます。
俳優を目指している皆さん、またはエンタメ業界に興味のある皆さん。
今回はちょっとシビアな話。
俳優のキャリア形成における『競技化』というテーマについて、現状や事実を見たうえで、皆さんと一緒に考えていきたいと思います❗️
俳優のキャリア形成における『競技化』
この言葉だけ聞いてもピンとこない人が多いと思います。
しかし、思い返してみてください。
最近では色々な分野でこの『競技化』が進んでいるのを感じているのではないでしょうか?
では俳優キャリアにおいての『競技化』がどのようなものかを理解して考えていきましょう。
・俳優キャリアでいう『競技化』は演技力のことではない
昨今のスポーツや音楽においては、インターネットの影響により情報が簡単に、そして誰でも得ることができるようになりました。
その恩恵もあり技術レベルが飛躍的に高まっております。
プロフェッショナルと同等な練習や考え方を小さな頃から学び、
世界で活躍している。
ただ俳優という職業に関しては、まだまだ進んでいない。
というか、日本は進めていない。
なぜならば、業界が少し独特な構造をしているため
この俳優のキャリア形成については考えていかないと実力がたとえあったとしても活躍することができないのです。
・では、なにが『競技化』しているのか
それは簡単にいうと
”始める時の年齢”と”芸能界への入り方”
です。
この部分が競技のようになってきているということです。
まずあなたが売れている、よく見かけると思う俳優さんを思い浮かべて下さい。
誰でもいいです。
その方の経歴をみると
結構な割合で子役出身、
または〇〇ボーイ、〇〇ガールのようなコンテストに入賞されている方が多いのではないでしょうか?
そうなんです。
これが『競技化』の一つの現象です。
別にいいじゃんとも思いますが、
このルートを辿らないと仕事にありつけないくらいに
「売れる」ということは大変なのです。
・業界参入の低年齢化
子役の方は、5歳くらいから始めるなんてザラにいます。
小さな時からコツコツと経歴を重ね、長く活動をしています。
すごいですよね。
過激な争いを生き延びた人たちが、一線で活躍している。
これは一つのパターン。
もう一つは先ほどのコンテスト
簡単に言うと何らかのトロフィを持っての参入です。
このケースもかなり多い。
戦隊ものやイケメンなんちゃらなどなど…
最近ではこのコンテストも低年齢化をし、12歳とかでグランプリなどを取っています。
そして彼らの待遇は非常に良い状態でのキャリアスタートとなります。
・新規参入が限られている
そのほかでドラマなどに出ている人は、モデル出身やタレントさん、芸人さんなどが別の分野での経歴をスライドして出演している場合が本当に多い。
昔みたいに、俳優養成所や劇団から下積みを作ってからテレビに出るケースは少なく、
そのほとんどベテランの域に入っている演技が上手い先輩役者さんばかりだ。
彼らは主役よりも名脇役であり狂言回しの役割が多くなる。
「売れる」ということにフォーカスするとやはり、早いうちに始めないと難しいこととなる。
・さらにそこに事務所の力関係が絡むと、、、
もうお分かりだと思いますが、そこに芸能事務所が絡むとどうなるか?
いつも同じようなメンツの組み合わせでのドラマ作りや主役をすることとなる。
また、ドラマのキャスティングは取引のある事務所以外には話しすらありません。
・低年齢化が生む、ジレンマ。それは…⬅️ここが大事
何歳からでも始められると思っていた俳優業は、
キャリアの『競技化』により、オーディションすら受けられない状態になります。
新規参入は許されず、また同じキャストの組み合わせ。
若いうちは実力をつけるために時間を使い、40になってもバイトの生活。
低年齢化が生む、ジレンマ。それは実力があっても、実績を積むことができない構造
これを知らないと、夢はただの夢に終わります。
私も、始めたのが遅かったので現実を知って絶望しました。
ここをどうにか打破しない限りは、売れません。
仕事にもなりません。
そして業界自体も今後も良い作品が生まれにくい状態が続くでしょう。
夢を叶えたい若者は、とにかく早く始めること。
そして、トロフィを獲得すること。
これが売れる近道になることは必至です。
※もちろん売れ続けるには、継続の努力や訓練は必要ですよ。
・それでも希望はある
始めるのが遅くとも、それでも希望はあります。
それはまた別記事で書いていきたいとおもいます。
À bientôt 🙌
TORA
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