無関心の先にあったもの
1.プロローグ
2021年2月の最終週だった。
寒かったのか、温かったのか、そんなことももう覚えていない。
期末に向けて数字の整理、来期の計画づくりの期日と
最後の追い込みに追われながら、
何かと慌ただしい日々を過ごしていた僕はふとした時に
あるInstagramのストーリーを目にして、ただただ動揺した。
心の準備も何もかも万全で、冷静でいられるだろうと想定していた、
僕は何の準備もできていなかったことに気づくことになった。
それでもなお、この先1か月以上、心が定まらない日が