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言葉だけに矛盾がある
言葉にのみ矛盾が存在する。色に矛盾はない。どう評価するかは別として、世界にも本来矛盾は存在しない。矛盾するのは言葉で世界を見ているからだ。
アポロ、ディオニュソス的マーケティング
アポロ的マーケティングやプロダクトは資本主義における最も有益な成果の一つだが、それと対比するものとしてディオニュソス的なマーケティングはプロダクトアウト的であり、価値観の典型的な分離である。分離というよりも主義近いものならば、医療器具と芸術作品でありニーチェが言ったものと同じような全体として反した価値ではない。
アドバイス
世の中の多くのアドバイスは、超初心者、あるいは平凡な才能にあてられたもので、アドバイスは基本的に聞く必要はない。
これがフェイクだ メモ
ロバート・キヨサキ著「これがフェイクだ」から、メモを兼ねて抜粋します。
『経済学の研究がうまくいかない一つの理由は、経済学者が人々がお金に関して理性的だと信じていることにある。』
『お金とは狂気じみた問題だ。人々はお金のためなら狂った行動をする。愛するものを殺したり、麻薬の取引をしたり、体を売ったり、お金のために結婚したり、大嫌いな仕事を続けたりする』
資本主義の構造
資本主義の商品はそのニーズによって形作られるという実質的な民主主義的なものである以上、この現代がマス層の欲求とそのマーケティングによって作られているというのは、好き嫌いはどうあれ一つの結論だ。
科学的でアプリオリな善なのか、ニーチェのいう群畜本能か。
「無知の知」の二つの解釈
「無知の知」というものは、
「自分の無知を知れ!」みたいな教訓めいたニュアンスで使われることが多いが、
事実がなくて全ては解釈でしかない以上、そもそも完全な意味での認識は不可能で、その不可能性において「無知を知る」ならば、
どうせわからないんだから開き直れるってところに「無知の知」の意味の真価があると思う。
従業員根性という依存
「よりレベルの高い大学に行けば、自分に箔がつき【認めてくれる人】がいて、より待遇のいい会社に入ることができる」
という発想は自立心がなく、従業員根性丸出しである。最終的に何が目的になっているのかよくわからない。要するに、権威ありきのドメスティックなコミュニティの中でどれだけイニシアチブを取れるかが価値になっている。リスク分散の視点からも努力と得るもののバランスが取れているかどうかは微妙である。
イデアと言語
言葉が増れば増えるほど、無価値な分別も増えていく、ということだ。言葉の、意味やイメージに対する拘束力。イデアと言語の関係。
「言葉」「意味」「イメージ」「言語」はどこまではっきりと別れた存在か?その実用的意味でプラグマティズムは存在する。
ビジネス書を読んで満足するな
多くの「ビジネス書」というのは、より実践的である反面、多くの人に読まれようというマーケティング的な前提があり、自ずと再現性の高さを重視する。となると高難度のことは自然と省かれて「手加減」して書かれてある。
単純な「方法」に限った本ならまだしも、その書かれた言葉がそのまま世間のビジネスリテラシーを反映しているとしたら、あるいは、そこに書かれていることによってそこで思考の深度に満足し停滞しているとし