マガジンのカバー画像

詩とも言えない即興詩

7
練習用なので悪しからず。創作メモとしてネタを詩の形式で積むこともあるかもしれない
運営しているクリエイター

2020年12月の記事一覧

重い頬

頬が重たいことに気がついた

鏡を見れば、唇を巻き込んで、へたりと頬が落ちている

身の回りに不幸を振りまいていそうな、縁起の悪い顔

それで物事が上手く回らなかったのか

そういえば最近は、舌も上手く回らなかった

頬に手を当て、ぐにりと持ち上げる

持ち上げたまま口をもぞもぞ

手を離して、思いっきり、ニーーーッ

鏡の中の顔は笑顔

心はフラット

これでいい

これで「楽しい」も歩み寄って

もっとみる

燃え尽きる灯火

その男はひたすらに書いていた

書いて

描いて

欠いて

ヒトを考えて

意識を考えて

愛を考えて

炭の欠片で、文字を残していく

とうとうそのまま逝ってしまった

なんと幸せな人生だろうか!