(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
リーダーとは如何なるものか。前線に立つとは如何なることか。それらを、胸に刻みつけられるような一冊でした。
本作は、歴史上屈指の壮絶な困難の中で、仲間たちを生き残らせた男、アーネスト・シャクルトンの物語となります。
彼は、下の動画のタイトルにもなっている、かつて地球上で最も過酷なちを目指して冒険したシャクルトン以下エンデュアランス号による帝国南極王団体の隊長です。
その冒険自体の難易度に加え、悲運にも道中で目的地に辿り着けないどころか、船が崩壊するという筆舌し難い困難に直面します。
上記後、極寒の世界で、食糧も防寒もままならない環境。そして、それがいつ終わるか分からない状況。
普通の人であれば、精神がおかしくなり得る絶望の中で、シャクルトンのリーダーとしてのあり方が、組織のメンバーを生き残らせました。
高い知識・技能があったことはもちろんのこと、特筆すべきは、どんな絶望的な状況でも、希望を失わず、そして、失わせなかったことです。
苦しみや飢えに苛まれながらも、この意思・態度・行動であり続けたことに感服せざるを得ません(同時に、食糧や装備という兵站の扱い方も傑出しており、参考になります)。
そして、この言葉。メンバーへの揺るぎない高い感謝と尊重。こんなリーダーに、組織のメンバーが惚れないわけない…
前回のトッド・スキナーからは、傑出したプロフェッショナルのあり方を知ることができました。本作のアーネスト・シャクルトンからは、傑出したリーダーのあり方を知ることができます。
自分自身、日々大変なことがありますが、シャクルトンのこんな姿を知ってしまうと、弱音、悲観なんかしていられない、と襟を正されます。
まさにこれ。この言葉、そして、シャクルトンの姿を、心に刻んでいこう。
P.S.
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