(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
なんとシンプルで、しかし重い言葉なのだろう。
UNIQLOを運営するファーストリテイリング社の柳井正さんが、私の「座右の銘」はこれ以外にない、と言い締めた一節。
本書は、倉本長治さんという商人の心得を説いた内容を、現代に甦らせた1冊になります。
(上記10項目に基づいて章立てされた内容となっています)
全ての言葉がどこまでの純粋で、それでいて芯を捉えています。
それらをどこまで徹底できているいるだろうか、と自問自答させられます。
店は客のためにあるという言葉の通り、目指すべきはお客様第一主義だと。
日本でも近江商人からUNIQLOまで。
海外を見ても、古くはWalmartのサム・ウォルトン、最近だとAmazonのジェフ・ベゾス等、小売において圧倒的なNo.1となった組織は、どこも一貫してお客様第一主義を貫いています。
ドラッカーに、コトラーに、ポーターという経営学者らも突き詰めれば顧客志向に行き着きます。
ということは、疑いようもなくお客様第一主義をどれほどの度合いで追求できるかが、古今東西、商売/経済の世界で栄える真理になるのだろうなあ。
柳井正さんの名著『経営者になるためのノート』に負けず劣らない熱量がほと走る内容(ないしは、柳生さんの哲学の基盤には、倉本さんの言葉があるというのか)。
「会社は客のためにあり、社員とともに栄え、社長とともに滅びる」
店を会社と言い換えても全く同じように思えます。
そんなことを改めて噛み締める1冊になっています。
P.S.
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