(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
人・組織を前に進めたい方、必読。
「悩みは欲しがれ」
元ユニクロ史上最年少上席執行役員、神保拓也さん。
神保さんが「心に火を灯す」をテーマに語った1冊。
1個人から、組織全体までを動かしていくための真髄が詰められています。
悩みは欲しがれ。
この1言に、筆者のメッセージは尽きます。
「答えは、悩みの中にある」と述べているのですが、我が意を得たりというか…(答えないしは、問題の切り口や活路というか)
本書では、悩みを集めまくること・解決しまくること、それにより、個人も組織も成長させられることが事例とともに示されています。
柳井正さんは『経営者になるノート』で「百人百通り、一人一人に全力で向き合う」と述べていました。
柳生さんの言葉と同様に、まずは、一人一人に寄り添うこと。
その上で、悩みというコトに向き合うこと(相手以上に)。
(実際に悩みを集めた経験のある人なら知っていますが)悩み相談を乗るということは、こちらが誰よりも成長できるということを、ぜひマネージャーに成り立ての人に伝えていきたいものです。
本書は、『リード・ザ・ジブン』の筆者であり、ファーストリテイリングの経営人材育成機関FRMICの元担当役員である宇佐美潤祐さんの部下でもあります。
FRMICでの話はもちろん、神保さんが担当役員となって行った物流改善の秘話は、中々表には出てこないファーストリテイリング社の裏話が語られています(本書を読むと、ユニクロ・柳井正さんの凄みが更に際立ちます)。
どんな困難に直面しても、悩みを欲しがること(解決し続けること)で、道を拓いてきた筆者。
元PEをはじめとし他社をハンズオン支援する方々は、よく「全員インタビューすることから始めよ」と口にします。
自分もよく行う技であり、行ってみるとその効果は体感できるのですが、何故メンバー全員に話を聞く価値かがあるのか、如何に聞くべきかを、学べる良書となっています。
人の心に火を灯す「トーチング」。トーチなんだよな。つまり、火を繋ぐ必要があるんだ。
(本書ではあまり述べられていないけれど、)まずは自らが目標・目的を持つ、そして自らの心に火を灯す。
柳生さん、神保さん自身が、まずはそれを体現されていること、火を灯されていることに違いありません。
若手から中間層だけでなく、トップ層であっても示唆に富む1冊でした。
P.S.
農業インターン・副業・プロボノ大募集!
学年や年齢、農業経験の有無は問いません!
インターン・副業・プロボノに興味のある方は、ぜひご応募ください!
農業界の未来を、共に切り拓いていきませんか?
【①インターン】
【②副業・プロボノ】
※個別対応のため、TwitterのDMでお問合せください(下はイメージ)。