(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
人を、自分を客観的に見えるよう、手元に置いておきたい一冊でした。
「トライブ」という聴き慣れないない言葉。それは、20~50人単位となる、人が何かを取り組む際の礎となるグループを指しています。
本書では、トライブ(人間の組織)には5つのステージがあると強調します。
本書では、トライブが上のステージに上がるには、トライバル・リーダーの存在が必要であり、各ステージの特徴、そして、ステージを上げるための思考・行動が説明されていきます。
詳細は本書に譲るとして、本書の核心は、ステージ3からステージ4の移行となります。それはつまり、「私はすばらしい」という段階から、「私たちはすばらしい」という段階への昇華です。
一ビジネスマンとして、一プロフェッショナルとして努力していった先、自分と他者との優位性を追求し過ぎてしまう姿は、多くの人が陥る可能性のあること(筆者は、一流企業の上位層にも存在すると言います)。
しかし、その行き着く先は、孤独や孤立、自分自身の行き詰まりです。
一読者として胸が締め付けられつつも、ハッとしたのは、筆者はどんな人も組織もステージは1つづつ上げていくしかなく、このステージ3(孤独な戦士)も通過点としては不可欠だと言うことです。
おそらく、自分が今その過渡期だから、この表現は胸に突き刺さります。そうだよな…
(それはスティーブ・ジョブズの生き方・人間的な成長の軌跡を見ていても同じで)
「第3段階において敵は他人であり、第4段階においては他チームや他業界である。第5段階においてのみ、敵は存在しない」と。
自己・自意識の囚われから脱した先の世界であることは間違いなくて。
中々難しいなと感じることは、取り巻く環境の変化が大きい時、人や組織はステージを行き来してしまうこと(ステージ3と4、ステージ4と5の間で)。
それでもなお、どんな境遇であっても、今この瞬間に集中する、世界を心から感謝し愛する、というマインドフルネスの境地でありたいものです…
今はまだ、日々の必死に生きる中、余裕が無くなってしまうこと、肩に力が入ってしまうことがが少なくないけれど、こんな風ありたいと胸に刻み、やっていくしかありません。
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