(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
トップクリエイターたち10名が、日本のコピーベスト500を選出。
昭和から平成にかけての主要なコピーが網羅されています。
コピー(言葉)自体の魅力はもちろん、言葉を評価する視点まで読み手にヒントを与える1冊となっています。
500のコピーが掲載されている中でも、ベスト1と2がこちら。
「おいしい生活。」、「想像力と数百円」。
この心を掴まれる感じは何なのだろうか…
イノベーションとは既存の組合せとは言いますが、こうも新しい概念を創れるのかと。どちらも、糸井重里製であることに、その凄さを感じざるを得ません。
受け手に何を感じさせるか。それも、端的に最小限の言葉で。その事象を、相手の想像力・理解力を、どこまで解像度高く掴めるかが重要なのだと。
ベスト10には入っていなかったものの、惹かれた言葉がこちら。
”「眼差し」がある。眼差しは想いである。”という解説もグッときます。
想いの有無は、不思議と受け手には伝わるもの。では、いかに想いを乗せられるのか。自分の想いと向き合うことが不可欠であるとともに、想いを表す言葉を蓄積できているかが中長期的には差が付くのだろうなあ。
本書は、ツギノジダイでも選書されていた1冊。
側島製罐の石川さんも述べる通り、言葉の強さも改めて知る内容となっています。
かたが言葉、されど言葉。
この2年くらいは、自分はどんな物語を紡げるのだろうかと考える機会が多かったけれど、一つ一つの細部の言葉もしっかりと紡ぎ切れるようにしていきたい。
P.S.
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