(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
定義しきることの重要性。これを改めて感じさられる一冊でした。
先週同様、イノベーションの大家、クリステンセンによる著冊。
内容もさることながら、節々から滲み出る一流の理論構築者のレベルに、感嘆を禁じえません。
(前回『イノベーションの最終解』↓)
内容としては、貧困を取り巻く「無」消費経済こそ、最も成長が見込まれる場所であり、その成長には、市場創造型イノベーションが必要、と述べています。
その結論を示すため、市場創造型イノベーションとは何か、何が障害となりいかに乗り越えるべきか、イノベーションの先に産業や社会にどのような繁栄があるのか等を、様々な事例と考察をもとに語られていきます。
本書の内容が一読に値することはもちろん、強く印象を受けたのは、物事を定義しきる姿勢とその重要性です。
本質を捉え、具体的かつ明瞭的。その上、簡潔。
これまで、何となく把握・表現してきた経験を反省させられます。
繁栄にしろ、イノベーションにしろ、ふわっしたイメージは持つことはできます。しかし、言語化し、定義することによって、イメージされたものは、その解像度が前者とは比べようもありません。
偶々読んだサッカー漫画「アオアシ」にも、同様のテーマが強調されられていました。
まさにこれ。意識すること、正しく理解することにより、その後の思考・行動に与える影響は計り知れません。
というより、ふわっと捉えているレベルでは、解像度が低すぎて、実現まで持っていけないんだよな…
本書から感じた、概念レベルの事象であっても定義しきる、その意思。
本質を捉え、言語化しきる能力を高めることが必須の上、自分もそんな姿勢を持った人でありたい。
P.S.
農業インターン・副業・プロボノ大募集!
学年や年齢、農業経験の有無は問いません!
インターン・副業・プロボノに興味のある方は、ぜひご応募ください!
農業界の未来を、共に切り拓いていきませんか?
【①インターン】
【②副業・プロボノ】
※個別対応のため、TwitterのDMでお問合せください(下はイメージ)。