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あなたは「変化」をどう捉えるか

世界中で猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。

過去、世界経済に大打撃を与えた2009年のリーマンショックと今回のコロナの影響を比較するといかに私たちの生活に及ぼす影響が大きいかがわかる。

リーマンショックと比べ、コロナは世界的な需要減とサプライチェーンの断絶により経済に深刻なダメージを与えている。事実、グローバルベースでの消費意欲はリーマンショック時は13ヶ月で-2.4%であったのに対し、コロナは何と4ヶ月で-8.6%も減退した。
かつ、今回はほぼ全ての業種が影響を受けている。まさに私たちにとって未曾有の危機である。

ただ、無情にも時間は待ってはくれない。
感染拡大が収束するまでに1~2年を要すると言われる中、何とかして生き残らなければならない。

コロナは私たちの生活スタイルに変化をもたらし、それによって過去の常識が一気に塗り替えられようとしている。私たちは強制的に「変化」を求められているのだ。

危機的状況だからこそ、できること

今まさに全世界が危機的状況にある。この状況では不謹慎かもしれないが「危機」という言葉に対する解釈について有名な言葉を残した人がいる。
アメリカの第35代大統領 ジョン・F・ケネディだ。

中国語で危機という言葉は二つの漢字でできている。
ひとつは危険、もうひとつは好機である

もちろん「危機」を「好機」だなんて捉える余裕はほとんどのケースでないと言ってもいい。

ただ、確かに物事に対する見方一つで認識が大きく変わることは事実だ。
実際、長い歴史を持つ有名企業の多くが時代の変化に左右されながらも自らを変革し企業として生き残り続けてきた。

コロナに関係なく、同じ出来事に対するリアクションは人によって全く異なる。出来事とリアクションとの間は「捉え方」次第でコントロールできる。

「捉え方」を自分で自由にコントロールできるようになれば、人生はより豊かになるのではないか!?

にも関わらず、私たちはこれまでの人生で「捉え方」の大切さやどのように捉えるかについてちゃんと教わったことがないと思う。

「変化」をどう捉えるか

今のあなたは「変化」をどう捉えるだろうか。

一寸先は闇と同じような恐怖だろうか。
それとも、新たな道への挑戦だろうか。またはその両方かもしれない。

コロナの影響で多くの企業がリモートワークへ移行、加えて外出自粛によって日々の生活は自宅を中心に回るようになった。
そして、この流れはコロナが収束した後も一部定着するはずだ。

すでに私たちの生活スタイルはかなり変わってしまった。まさに今、大きな「変化」の中に私たちはいる。

経営環境、ビジネスモデル、働き方、コミュニケーション、マネジメントスタイル・・・その全てが変化しつつある。

これまでの常識が数ヶ月で覆される今、「変化」をチャンスと捉えるという選択肢もあるのだと思う。
あなたがこれまで世界を見ていたメガネを外して、もう一度考えてみてもいいのかもしれない。本当に今のままでいいのか?と。

物事は明確になると行動がシンプルになる

とは言っても変化することは怖い。誰だって怖さは感じるものだと思う。
それでも変化をチャンスと捉え、自分/自社も変わろう!と決心できたとする。おそらく次はこう考えるのではないだろうか。

その上で何を変えるべきか、理想の姿はどのようなものか、今何をすべきなのか・・・

普段は言語化しようとすると意外に難しかったりするこういった問いに対する答えが明確になると、やるべきことと辞めるべきことがはっきりと見えてくる。

やるべきことが見えてくれば余計に悩むことも減り、行動がシンプルになる。詳細に言語化できればできる程、行動は徐々にシンプルになっていくはずだ。

だからこそ、そして今だからこそ、改めて考えてみて欲しい。

あなたは「変化」することをどのように捉えているか? 


最後に、こんなことを書きつつつも、何人もの友人が大切な人をコロナで亡くされた。
今回の新型コロナウイルス関連肺炎で亡くなられた方へ心よりお悔やみ申し上げます。一日でも早く、収束することを祈って。






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