実はノービザで入国できる「ドバイ」!ビザ種類と合わせて解説
こんにちは。
株式会社ニュークラウドの代表「木村」です。
近日のnote日報にてドバイの事を調べたら、そもそも日本パスポートではどれくらいドバイに滞在できるのか。気になったので、本日はそのことについて書いていきたいと思います。
ドバイに渡航したい人やドバイ移住を考えている方の参考になれると幸いです。
日本パスポートはノービザ(無査証)で入国&滞在可能
まず「ドバイ」は、UAE(アラブ首長国連邦)となるため基本的にはノービザ(無査証)で入国&30日間滞在することが可能です。正確には、ドバイ入国時に押される入国スタンプが、入国日から起算して30日間滞在できる「短期滞在ビザ(査証)(通称:On Arrival Visa)」として付与される形です。その為、特別な手続きなどはなく入国&30日間の滞在が可能です。(また一応+10日間の出国猶予期間GracePeriodというものも付与されますが、余裕をもって行動する方がよろしいでしょう。)
そして、もしさらに滞在期間を延長したいとなった場合、手数料(800〜1,000AED / 約2万9,000円〜約3万6,000円)はかかるのですが特別に滞在期間を+30日間延長することが可能です。これは、UAE入国後に一度も出国しておらず、かつ短期滞在ビザ有効期間内に延長手続きをする必要があります。またドバイ現地での手続きも可能です。
つまり最長60日間(約2ヶ月)は、ノービザでドバイ(UAE内)に滞在することができます。
※ただしコロナ渦では、一部手続きやPCR検査証明書など、随時状況によって変わってきますので、渡航される際には、ご自身でしっかり調べるをおすすめいたします。
6つのビザ
ドバイ(UAE内)に60日以上滞在する場合は、以下「6つのビザ」のいずれかが必要になります。
1. 就労ビザ
名前の通り、ドバイで就労するためのビザになります。就労先のドバイ会社との雇用契約書やメディカル診断、また居住ビザなど申請手続きはかなり多く、時間を要するビザです。基本的にみなさんまずは上記の「短期滞在ビザ(観光ビザ)」で入国後、ドバイで就労先の会社と手続きを行い、そのまま現地に滞在した状態で就労ビザに切り替える流れのようです。
また就労ビザ取得の手数料は、雇用主が負担する義務があるみたいです。ただし一部のUAE会社では、パスポートを会社に預けるよう求める所もあるみたいですが、これはUAEの法律上違法ですので、預ける必要はございません。みなさん、ご注意くださいませ。
2. 学生ビザ
UAE国内の大学や語学学校に行くことで学生ビザを取得することも可能です。基本的な有効期限は、条件にもよりますが1年間となります。また1年以上滞在を希望する場合は、毎年更新をしていく必要があります。
さらに学生ビザを取得している学生は、ドバイでパートタイムのアルバイトをすることが認められています。ただし一部条件などもありますので、お金を稼ぐというよりかは、あくまでも現地での働く経験を養う目的でのアルバイトとなります。
3. 不動産ビザ
現在幅広い経営者がドバイへの移住などをしておりますが、みなさんこちらの「不動産ビザ」もしくは「起業家ビザ」で滞在されている方が多いです。
不動産ビザは、一定の条件を満たすドバイの居住用不動産への投資(購入)によりビザを取得することができます。不動産の価格や状況によって変化しますが、3〜5年ほどの長期滞在が認められるビザです。
また基本的には、100万AED(約3,600万円)以上の居住用不動産かつ一定の資産保有などの細い条件も存在しています。ただしこちらの不動産ビザがあることで、ドバイでの運転免許証や銀行口座開設など、現地での生活に必要なものをすべて揃えることができるようになります。
4. 起業家ビザ(就労ビザ)
ドバイの「フリーゾーン(FZ)」にて会社を設立することで、起業家ビザ(雇用主は自分になるため、ある種の就労ビザ)を取得することが可能になります。また合わせて配偶者や扶養家族も申請することができるため、家族全員で滞在&移住することができます。滞在は、基本的に2〜3年となりますが、もちろんビジネスを展開しているため、状況に応じてビザの延長は可能です。
現地でのビジネス展開を考えてる経営者は、比較的このビザが申請&取得しやすいとのことです。
5. リモートワークビザ
母国(日本)の雇用主のもとで業務を行いながらドバイに住むことができるリモートワークビザなるものが存在します。通称フリーランスビザやノマドビザ、またバーチャルワーキングプログラムとも言われています。
約7万円前後で申請が可能かつUAEの医療保険に加入することで比較的に簡単に取得ができるビザのようです。ただし、こちらのビザに関しては、一部情報が更新されたり、停止になったりと不安定な状態ですので、希望する方は事前にしっかり調査を行った方がよいです。
6. リタイアメントビザ
すでに退職かつ55歳以上の方であれば、ドバイに5年間滞在できるリタイアメントビザがあります。ある程度の貯蓄とそれを証明できる資料の提出が求められますが、こちらも比較的簡単に取得ができるビザと言われています。
ドバイとしては、退職者かつ富裕層をさらに呼び込み不動産市場やドバイ経済の活性化を図りたいために導入したビザとのことです。
最後に
最近日本で成功した経営者がよくドバイにいくというお話を聞いていたのですが、どのように現地で滞在しているのか初めて知りました。またなぜ比較的経営者や富裕層がいくのか、それは、ビジネスや投資目的のビザが豊富かつ容易に取得できるからみたいですね。
昔香港やシンガポールも経済成長を測るためにビザ取得のハードルをかなり下げ、外国資本をたくさん呼び込み一気に経済成長をしてきたので、ドバイも同じ道を歩んでいるのかと。またドバイと香港などとの違いは、ドバイはUAEという連邦国であるため、隣国のアブダビなどにもいけるのでさらにチャンスを広げることができるように感じます。
この記事がお役に立てると幸いです。
株式会社ニュークラウド 代表「木村」