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【2843字】2024.06.16(日)|酒を飲んだ翌日は入眠障害&早朝覚醒のダブルパンチ

何も驚きはしない。通常運転である。やっぱり、お酒を飲んだら生活習慣が乱れる。覚悟はしていた。ただ、それでも、精神的ダメージはゼロではない。翌日(つまり今日)、何にも予定が無ければ、もしかすると、ゼロに近くなるのかもしれないが、そんなわけにもいかず。

「なんとか眠りにつけたら良いのだけど…。」

あぁ、こう願い出すと、もうダメだ。負のスパイラルに陥る。スムーズに寝付ける時は、そんなことは考えない。「今日も一日疲れたなぁ」とか「今日は楽しい一日だったなぁ」など、小学生顔負けの稚拙な振り返りをボンヤリしていると、いつの間にか朝方になっているものだ。それが理想である。

理想とは、ともすれば、自らを蝕む毒になりかねない。”理想と現実の乖離”という言い回しがある。理想の状態を高い位置に置けば置くほど、現実の自分が低い位置に居るのだと思い、狼狽し、絶望し、やがて、朽ち果てる。最悪の場合、現在の自分自身にとどまらず、自分の人生そのものに絶望を覚えてしまい、命を落とすこともある・・・かもしれない。ないと信じたいが。

いかん。こんなことを考え出したら、いよいよ目が冴えて来る。それ見たことか。思索に耽る前と後で、一度もアクビをもよおしていないではないか。睡眠に集中しろ。俺。一人称がコロコロ変わるのは仕様。キャラ付けがブレブレなのではなくて、時と場合に応じて適切に使い分けていると言わせて欲しい。

「羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹、羊が4匹、羊が5匹…。」

羊で思い出した。そういえば、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が、ユーチューブに、羊をひたすら数える動画をUPしていたぞ。

なんで知っているって?そんなの決まっているじゃないか。僕がゴールデンボンバーファン・・・ではない。鬼龍院のファンでもない。ただ、鬼龍院自身、入眠障害を抱えていたことは存じている。そう。睡眠への悩みを共有している”同志”として、知っていたのである。

「鬼龍院は、入眠障害であることを知っていた友人から『寝るときに焚き火見るのいいよ』と勧められ、いぶかりながらも焚き火の動画を検索して視聴したそう。すると、効果てきめんで眠れるようになった。今ではどっぷりハマっていて、自身が焚き火をしているだけの『【鬼龍院】癒し&安眠のための焚き火動画1時間』なる動画をYouTube投稿しています」

リンク記事|一部引用

ごめん。この記事、羊を数える動画の話じゃなくて、焚き火の動画だったわ。ちなみに焚き火のやつも既に視聴済み。とはいっても、入眠時のBGMとしてだけどね。僕はゴールデンボンバーのファンでもなければ鬼龍院のファンでもないので、さすがに、鬼龍院が焚き火を1時間行なっている様子を観察し続けようとは思わない。

記事には「寝る時に焚き火を見るのがいい」と書かれてあるが、ヒーリングBGM代わりに、焚き火を行なっている様子を聞き流しながら寝ることで、眠りにつきやすい人も多いのだとか。ちなみに僕には合わなかったのでやめた。「パチパチパチパチ…。」という音が耳にダイレクトに入って来る感覚に襲われてしまったためである。「パチパチ」とは言っても「拍手」じゃないよ。念のために付け添えておくけど「パチパチパンチ」の島木譲二さんも一切関係ないからね。

ご冥福をお祈りいたします。


以前、僕は、こんな記事をUPした。

それからというもの、睡眠のリズムが、少しずつ乱れて来て、現在に至る。生活リズムの乱れから睡眠のリズムも並行して乱れたわけではない。むしろ、睡眠のリズムが乱れたことで、生活リズムの乱れに繋がってしまったと形容した方が正しいと言えよう。

その理由は僕の中ではハッキリしている。記事のネタとして昇華させたことで、自ら睡眠へのハードルをあげてしまい、そのハードルを越えることが出来なかったから、今こうして、苦しんでいるのだ。

”自縄自縛”

この四字熟語が頭に思い浮かんでくるたびに、太宰治『ダス・ゲマイネ』の一節を思い出す。

僕は平凡なのだ。見せかけだけさ。僕のわるい癖でしてね。はじめに逢ったひとには、ちょっとこう、いっぷう変っているように見せたくてたまらないのだ。自縄自縛という言葉がある。ひどく古くさい。いかん。病気ですね。

太宰治『ダス・ゲマイネ』|一部引用

『ダス・ゲマイネ』に触れる以前から、僕は「自縄自縛」という言葉を存じていたし、日常会話の中で使用することもあった。いつごろ知ったかは定かではないが、おそらく、引き寄せの効果が働いたのだと思う。なぜなら、僕の生き方・考え方は、まさに”自縄自縛”という一字で説明が付くと言っても間違いではないぐらい、自分を表すのにピッタリの言葉だからだ。

どれぐらいピッタリかというと、もしも「自分を四字熟語で表すと?」と聞かれたら「自縄自縛」って答えよう、と決めているぐらいにはしっくり来ている。しかしながら、これまで聞かれたことがあるのは「好きな四字熟語は?」だけだ。その場合は「一蓮托生」と答えるようにしている。

実は「一蓮托生」と答えていない時期も長かった。「好きな四字熟語」と聞かれているにもかかわらず、自分を表す(≒表したい)四字熟語を選んでいたからだ。「謹厳実直」とか。「狷介孤高」とか。「四角四面」は自虐ネタっぽい気がしてやめた。ただ、どこかのタイミングで「これって匂わせ発言じゃね…?」と自らの言動を訝しんだ僕は、それ以降、「一蓮托生」と言うことに決めた。ベクトルを「自分自身」から「生き方・考え方」にシフトしたわけである。


さて、そろそろ「なに全く関係ない話を語ってんだコイツは?」と思われた方も多いことだろう。ここでネタバラシ。実はこれ、僕が、ベッドの中で、寝付けず、悶々としている時の思考状態は、大体こんなもんだよ、取っ散らかり放題なんだよ、ということを、婉曲的に表現していたのだ。

そして、こんな風に、散漫な思考を繰り広げていると、完全に寝れなくなる。最終的に、寝ること自体を諦めて、現実逃避モードが始まる。具体的な行動でいうと、ネットサーフィンである。こういう時は、なぜだかわからないが、芸能関連のニュースとか、意味もなく見てしまうことが多い。最近は大体「粗品」の二文字が僕の目に舞い込んでくる。

粗品の現在の芸能活動に関しては全くの無知だから何も口出しする気はないのだけど、一つだけ、言わせて欲しいことがある。「M-1」で優勝した頃の漫才で、センターマイクに向かって「プリンセス天功!」と叫びながら、片手を胸の方へ引くような動作をしていた頃の粗品が、僕は大好きだった。

ギャンブルは、好きじゃない。

・・・とだけ書いて終わると、なぜだかわからないが、”ギャンブルにお金をつぎ込んでいる粗品は好きになれない”という受け取り方をする人が、多数おられる。それが僕は解せない。「そんなこと一言も言ってへんやんけ!」となる。別に粗品に限った話ではない。森羅万象、類似シーンで、起き得ることだ。諸君も気を付けされたし。

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