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♯79 7月3日(日) 広島 5-7 巨人
【試合結果】
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<(巨人)一発攻勢 ~4本のホームランで制する~ >
「ココ東京ドームじゃないですよ!」
思わず、そんなセリフが言いたくなるぐらい、派手にやられた。
なんか巨人らしい野球だなあと、他人事のように眺める自分も居た。
僕は空中戦よりもマシンガン打線の方が好みかなあ、とか考えていた。
負け惜しみではない。と思う。たぶん。
丸は第17号ですか!
この時期で17本ホームランを打ってるってことは、年間ペースで行くと、30本は超えて来る計算になるのかしら?
ちょっと今回は計算を省きますけど、おそらく超えてきそうだね。
良いことじゃないですか(^^)
丸はね、僕のイメージだと、長距離砲ではない。
「2割8分|ホームラン20本台|出塁率は打率+1割」
これが僕の中では「丸っぽい成績」になるんだけど、どう?
共感してくれる人いるのかしら(笑)
<中盤以降は荒れ模様>
序盤戦は「昨日の『森下-菅野』の投手戦の再来かな?」と思わせるぐらい、サクサクと試合が進んでいったけど、4回からは荒れましたね~。
まあ、結果だけを見れば、継投失敗ってことになるのかな。
リリーフ陣、全員失点しましたからね。これもまた珍しい(笑)
「こういうこともあるよ」と、良い意味で気にし過ぎないようにしたい。
首脳陣も、選手も、我々、ファンもね。
ココに関してのお話は、どっかで、後述すると思います。
【予告先発・スタメン・対戦成績】
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<「1番上本|2番羽月|3番菊池」の打順について>
一言、いいですか?
「・・・3人とも、2番タイプじゃね?」
(笑)
この並びを見て、おんなじこと思った人が居ると、野球談議しましょう。
まあ~、でもね、この打順、全然嫌いじゃないですよ!
シンプルに、1番を打たせたい、3番を打たせたいってタイプが不在やね。
野間が1番打者の筆頭候補だと僕は思っているのだけど、コンディションの問題か、出場がまちまちになっているし。
それを考えれば、出塁率が高い崇司を1番に持ってくるのは理に適ってる。
あと、僕が個人的に良いなって思う部分は、崇司と羽月を並べてるところ。
この2人は、カープの選手の中でも「粘っこい打者」に分類されると思う。
ココを繋げることで、より「粘り気」が出るような気がしている。
それを踏まえて、僕が見てみたい展開がある。
相手の先発ピッチャーの立ち上がり、粘って粘って、クサイところは見極めたりカットして、2人で球数を放らせまくる。
そして、後ろのバッターに「あの投手はこのボールに要注意です」みたいに伝言して、攻略のヒントを授ける。
そういう役割を担える2人だと思ってるんだけど、どうでしょうか。
ていうか、僕が書くまでもなく、やってくれてるのかもしれない。
うん、そうだな。
やってるんだろうなーって思って、見ることにしよう(笑)
<「6番小園」は現状を考えればベターな選択?>
今シーズン、カープの打順について、僕が良く話すことがある。
「坂倉の後ろ、6番バッターも重要だからね~」
誰を置いたらワクワクするような打順が組めるかなーって、結構考えてる。
アツが復調気配を漂わせた時は、すかさず6番に推していたのを思い出す。
けれど、体調と相談しながら試合に出ているみたいだから、バッティングに過度な期待を持たせるのは、酷かもしれない。最近はそう思い始めた。
現在、小園は良く打っている。
2試合連続猛打賞という派手な活躍もあったが、それ以降も、コンスタントにヒットが出ている。
参考程度に、最近6試合の成績を載せておこう。
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うん、良く打ってる。
これなら6番を安心して任せられそうだぞ。
参考の参考に、月別成績も載せておこう。
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ほう・・・。
ふむ・・・。
「・・・隔月選手なのか?」
(笑)
そうだとしたら、7月は「メッチャ打つ月」になるな!
ええやん!
6番バッター見つかったわ!
ていうか僕だと「3番に置いても良いかなあ?」とか思うけどな!
どうなるか分かりませんが、小園の成績が上下することに一喜一憂するのは、今シーズンのカープファンの楽しみの一つだと言っても、過言ではないだろう。
僕は、今まさにこうやって、ネタにして、楽しんでいるところだ(笑)
【打者成績】
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<マクブルームの当たりが止まらない!>
この前、ヒーローインタビューで、開口一番
「アツイ!(笑)」
と、日本の夏の、うだるような暑さに辟易としていた。
そんなコメントを発していた選手とは思えない活躍ぶりである。
僕は「夏男の長野がこれから暑くなるって時に2軍調整になってしまったから、夏男エキスをマクブルームに注入した」という仮説を立てているのだけど、どうだろうか?
大丈夫。
自分で書いていて「何言ってんだコイツ」と思っているから。
スルーしてくれたら、それで良い。
コホン。
マジメチックに書くならば、本人が入団会見で語っていた「アジャストメント能力」が、ココにきて発揮され始めたのではないかと思っている。
正直、僕は既に、日本の野球にアジャストしていると思って見ていた。
というか「そもそも日本で野球やってたんじゃね?」ぐらいに思っていた。
それぐらい、打席でのバタバタ感がなかったんだ。素人目に見ても。
何年もカープのユニフォームを着てプレーしている選手みたいに。
だけど、7月の活躍ぶりを見ていて、考えが変わった。
「これ、アジャストメント能力が発動したら、ホームラン量産モードに突入するんじゃねえか・・・?」
今はまだ「もしかしたら」の域を出ないけど、一応、客観的な根拠はある。
それは「マイナーリーグの成績」である。
そこについては、以前、データを引用しながら記事を書かせてもらったので、参照してもらえると嬉しい。
※「目次→【ピックアップワンシーン】→マクブルーム:サヨナラ2ランホームラン」に飛べば、該当部分があります。
マイナーリーグの成績を見たら、年々、ホームラン数が増加している。
この理由を「マイナーリーグの野球にアジャストメントした」と解釈するのならば、日本の野球でも、同等のことが当てはまるかもしれない。
秋山が1軍のオーダーに名を連ねるだけでなく、マクブルームに長打がバンバン出るようになるとすれば、ガラっと打線の雰囲気が変わってきそうだ。
そして、2人でポジっている間に、龍馬が戻って来る。
パワー自慢のルーキー、末包辺りも、戻ってきてくれていいぞ。
なんか、楽しくなってきた。
(ニヤケ顔)
<小園は好不調の波を経験するシーズンと捉えれば良い>
最近、僕は、こんなことを考えるようになった。
良く、解説の人が、話したりするじゃないか。
「小園は良い選手なんですけど、ちょっとね、好不調の波が大きすぎますよね・・・」
分かる。
たぶんそれは、誰が見ても分かる。
先述した月別成績を見ても明らかだ。
だけどね、僕は、こうも思うんだ。
「スタメンを期待された状態で1年フルで戦うのは初めてだしなあ」
昨年、シーズン打率が惜しくも3割届かずといった成績を残したわけだけど、あの年は、開幕前からレギュラーとして認められていたわけではなかった。
一方、今年は、昨年の好成績を受けて「開幕3番」に抜擢された。
調子が上がってこない日々が続いても、辛抱強く、3番で起用した。
それは「コイツで行く!」と一度決めたからに他ならない。
言うならば「レギュラーとしての宿命」みたいなものだろう。
これって、結構、しんどいんじゃないかと思う。
僕は小園じゃないから、想像するしかできないけど。
周りの人に期待されるのって、嬉しい反面、重たかったりもする。
少なくとも僕は、そんな気持ちになったりする。
期待が大きくなるほど、ソレに応えられなかった時、反発は大きくなる。
プロ野球選手の場合、ソレは、非難批判に転換されたりする。
入れたくなくても、心無い言葉が耳に入って来る時もあったりするだろう。
そんなことに思考を巡らせていると、とてもじゃないけど「小園は好不調の波を小さくしないと!」とは、容易に言えなくなった。
だってそんなの、小園自身が一番、分かっていることじゃないか。
どうすれば好調の時期を伸ばせて不調の時期を短くすることが出来るか。
試行錯誤の毎日なんだと思う。
僕は、そう思いながら、彼のことを見るようになった。
”好不調の波を経験している今この瞬間も未来の財産になる”
そういう考え方があっても良いじゃないか。
今後、小園が、どういう起用をされるかは分からない。
不調の時期に入ったら、ベンチスタートが増えるかもしれない。
だけど、それも含めて、小園の進化成長に繋がるはずだ。
今シーズンは、昨シーズンほどの打率を残せないかもしれない。
それでも僕は「伸び悩んだ」という言葉は使いたくない。
だって、人の経験値って、ゲームみたいに、目に見えるモノじゃないから。
・・・
つい熱くなって、ポエムっぽくなってしまったことを、ココにお詫びする。
【投手成績】
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<九里の交代タイミングについて>
今日の試合展開だと、ココは荒れそうなところだね(笑)
僕なりの見解をまとめておきます。
まず、佐々岡さんの一問一答を引用。
-九里を5回1失点76球で代えたが
内容見て当然だと思います。4回までの投球(2安打無失点)とすいすいと投球をして攻撃にも良い形でつながっていた。その次の回、(坂本の)本塁打はソロでいいとして、そこからがなぜ急に変わるのか(四球、右前打、二塁併殺、右前打、遊ゴロ)。投球自体も気持ちも変わっているのが、あの1本でそんなに変わるのかなと。内容次第では今日は早めの継投というのを決めていたので、あの内容では代えますし、ケムナとか勝ちパターンを早めにつぎ込んだのも、今日は日曜日ということで、これはもう僕の判断。それが結果、失敗したならそれは僕の責任、継投の失敗。
このコメントで、僕が気になったのは、ココ。
「内容次第では今日は早めの継投というのを決めていたので、あの内容では代えますし、ケムナとか勝ちパターンを早めにつぎ込んだのも、今日は日曜日ということで」
これを読んで、僕が、率直に感じたこと。
「九里って、佐々岡さんの中では、現状は先発6番手なのかな?」
交流戦明けから「大瀬良・森下・九里」という先発3本柱を表ローテに据えているわけだけど、佐々岡さんの中では、ちょっと見方が異なるのかもしれない。そんな気がしたんだ。
今シーズン、九里に対して、こんなコメントも残していた。
「九里は球数がかさんで長いイニングを投げられない試合が続いている」
そういう点も考慮した上で、ローテ改変を敢行した。
それが狙いなんじゃないかと思い始めた。
「交流戦明けのヤクルト戦は先発3本柱をぶつけて逆襲じゃ!」
確か、そんな見方をされていた。実際は3本柱が全て粉砕されたわけだけど。
だけど真相は「長いイニングを食えていない九里は、(月曜日が基本休みで)ピッチャーをつぎ込みやすい日曜日に据えよう」だったのかもしれない。
佐々岡監督のコメントを読んで、そう思うようになったわけだ。
もし仮にそうだとしたら、今後、九里の交代タイミングはいつになるのか。
僕はそこが気になり始めた。
・今日は九里の投球内容が悪かったから変えた
・今日はリリーフ陣の疲労度を考えた時に早めの継投策も頭にあった
どっちも本当の理由だとは思うが、どちらにより、比重を置いていたのか。
前者だとしたら、九里は今後も、早い回で降板が増えそうだ。
後者だとしたら、試合状況によっては、限界まで引っ張るかもしれない。
今日の試合に関して「交代は妥当だろう|続投すべきだった」という議論が沸き起こるのも、気持ちは分かるんだけど、ソコに関しては、僕はあんまり書くつもりがない。
「今後、九里をどう起用していくのか?」
ソコが気になるキッカケとなる試合だった。
僕の感想は、そんなところだ。
願望込みの意見としては、投手キャプテンを務めている以上、長いイニングを食ってくれる期待感を持って、ピッチングを見たい選手なんだけどね~。
そういう意味では、佐々岡監督は、選手のことをシビアに判断して「今年の九里に過度な期待は出来ないぞ」と、思っているのかもしれない。
<リリーフ陣が相次いで失点>
まあ、ココに関しては「そういう時もあるさ」という気持ちが強い(笑)
「色んなピッチャーを出せば一人ぐらいは調子が悪い選手が居るものだ」
というのは良く言われる話だけど
「出すピッチャー全員、打たれてしまいました」
っていうのもまた珍しい気がする。4人ですからね。結構多いぞ(笑)
んで、九里の交代タイミングで物議を醸すのは理解出来るのだけど、リリーフピッチャーを叩く気には、僕はなれないかなー。
”ケムナ → 拓也 → 森浦 → ターリー”
ウチの勝ちパターンのピッチャーを出し惜しみせず使ったと思うよ。
昨日は森下が8回まで投げてくれて、明日の月曜日は試合がない日。
そして、九里の投球内容が良くないと判断しての、継投策。
う~ん、全く、異論はないんだけどな(笑)
チラッと目に入ったけど、ケムナがやり玉にあがっている感じはあったね。
確かに、昨日、リリーフピッチャーはケムナのみ登板しているのも踏まえると、6回から行かせるのは「うん?」って思うところはあるかも。
まあ、試合を見ている時は、僕自身、ソコまで気にはならなくて。
どちらかと言えば「九里ココで変えて来るんだ」って驚きの方が強かった。
「7回:拓也|8回:森浦|9回:栗林」
ココは僕の中では「鉄板」って感じなんだけど。
6回に関しては、色々と、意見が分かれるかもしれないね。
ソコで言い争いが起きているのだとしたら、理解出来るかな。
”ケムナ or ターリー or 黎來”
ここらへんかな?
あとは実績枠で、ザキを持ってきたい人もいるのかな?
そんな感じだと思うけど。
それを踏まえても、6回ケムナを持ってきたのは、そこまで叩きたくなる要素じゃないかなーっていうのが、僕の感想。
勢いや迫力という点では、ターリーに軍配が上がると思う。
安定感という点では、ケムナに軍配が上がると思う。
どっちを重視するのかは、人それぞれだろう。
佐々岡監督がケムナを優先するというなら、それもいいね、って感じだ。
フィールディングの部分に着目すると、ケムナを推したくなるかもね。
ターリーはダイナミックなフォームゆえに、即座に打球処理に入りづらい。
その点、ケムナのフォームは、オーソドックスな感じだ。
投球フォームを変える前、大学時代の頃は、彼もかなりダイナミックなフォームだったんだけどね。懐かしい(笑)
まあそれは置いといて。
黎來は、僕も期待してはいるけど、どうだろうか。
6~7回を投げるピッチャーに失点が目立たない限り、勝ちパターンで投げる機会は、巡ってこないかな。
投げているボール自体は、勝ちパターンで使いたくなるモノを魅せているけどね。
ストレートの走りも落ちる球の精度も、見てて良さそう。通用しそう。
あと、高低を間違える場面が少ない気もするね。ソコも良き。
ちょっとまとまりのない文章になってしまったが、一言でまとめると「これだけリリーフが打たれちゃったらしゃーないわ」です(笑)
【残塁・失策・盗塁】
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<(巨人)坂本はエラーした日は必ず打つらしいよ>
解説の片岡保幸さんがそう言ってた(笑)
今日の坂本のエラーは、珍しいプレーだったね~。
ショートのファウルフライを、落球。
あれって、太陽とボールが重なった感じなのかな。
その後、岡本も、内野フライを処理する場面があって。
確かに、捕りづらそうな仕草をしていた。
ちょうど太陽が邪魔をして見えづらい時間帯だったのかもしれないね。
んで。
片岡さんがおっしゃった通り、今日の坂本は大爆発!
2ホーマー3打点の大暴れ!
まさに「守備でミスした分はバットで取り返す!」といったプレーだった。
相手チームにホームランを打たれて嬉しい人は居ないだろうが、片岡さんの解説を聞いていただけに「的中してるじゃ~ん!」と思って、なんだか、高揚感に似たモノを感じてしまったのを、ここでカミングアウトしよう(笑)
坂本といえば「持ってる感」を凄く感じる選手なんだよね。
ほんで、思わず「このエピソード」を思い出してしまった。
発症から9年が過ぎた17年4月9日、坂本の姿は大阪府内の病院にあった。その10日前、耕一郎さんが余命2、3週間の宣告を受けたことを聞いた坂本は、阪神戦(甲子園)が中止となったことを受け、許可をもらってチームを離脱。高校の同級生たちとサプライズで病院を訪問したのだ。
病室に足を踏み入れると、既に話すこともままならなかった耕一郎さんから「おぉ! 勇人」と声が上がった。坂本は、その左手を両手で握りしめた。高橋監督(当時)、阿部、村田、長野らのサインが入った背番号6のユニホームを渡し、一緒に写真を撮った。それから1カ月後の5月9日。耕一郎さんは静かに息を引き取った。
翌10日、通夜に参列していた同級生の東谷優さんに、坂本は東京ドームから電話で告げた。
「試合があるから行けない。みんなに『試合の結果を見ておいて』と伝えて。俺、打つから」
その夜に放った2本塁打は亡き友への手向け。お立ち台で目を潤ませた理由を本人は当時も今も明かさないが、斎場は涙と拍手に包まれた。
”打つべき時に打てるバッター”
なんだよ、すげえカッコ良いじゃん(笑)
「イケメン野球選手ランキング」だと容姿の好みによって色々と分かれるとは思うけど「華がある野球選手ランキング」だと坂本勇人のことがまず頭に浮かぶかも。
それぐらいには、華がある選手。
ていうか、ショートを守っている選手って、みんな華があるんだよな(笑)
あ、鳥谷敬に関しては、僕の中では「オシャレな野球選手ランキング」に堂々ランクインするので、悪しからず。
「大沢たかおに似ている野球選手ランキングならダントツ1位」
【ピックアップワンシーン】
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<4回裏|カープ打線:5安打1犠牲フライの猛攻で一挙3得点>
「ワンシーンちゃうやんけ!」
この場面は凄かった。
序盤戦は、相手の先発投手、堀田を打てていなかったんだよ。
特に、高めのストレートに手こずっていた。
力負けしたようなスイングが目立って、クリーンヒットがなかった。
本人も「自分の調子のバロメーターは高めのストレートでファウルを取れるかどうか」と語っていたけど、まさにその通りのピッチングをされていた。
しかし、打順が2巡目に入って来る4回に、試合が動いた。
この回が始まる前、円陣も組んでいた。
それが功を奏したのか、パカパカとヒットが生まれた。
原監督は早々に堀田を諦めて戸根を送り出すが、勢いは止めきれず。
集中打となって、あっという間に3得点を叩き出した。
こういう時のカープ打線って、超積極スイングが目立つ。
事実、画像の下3選手、全員、ファーストストライクを振っている。
なので余計に「疾風迅雷感」が強く、印象に残りやすいのだろう。
ちなみに僕は、超積極スイングでドンドン打線が繋がっていくと、ラミレス監督時代のDeNAを思い出す。
三浦監督になってからは、それほど印象がないのだけど、ラミレス監督の頃は、ひとたび相手のペースになったら、一気に飲まれる恐怖感があった。
こっちのペースで回っている時は「淡白な打撃に助けられる」ってこともあったんだけど、一度打線が繋がると「何を投げても打たれてしまう」って気持ちになったことも、しばしばあったっけ。
今となっては、良い思い出ですね(笑)
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<5回表|上本 崇司:チームと九里を救うスーパープレー炸裂>
コレはホントに凄かった!
このプレーに至る経緯を、ちょっと振り返りたい。
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まず、一死一塁の場面で、吉川を牽制で誘い出すことが出来た。
これで2アウトランナー無し。
俊足ランナーを刺せたのもあって、試合の流れはカープペースに傾いた。
しかしそこから、連続フォアボールを与えてしまった。
九里としては、あと1アウトをサクッと取って、走塁死も味方につけて、援護を待ちたいところだった。その気持ちが裏目に出て、守りのピッチングに繋がったのかもしれない。
これで、二死1,2塁。
バッターは4番の岡本。
ドキドキしながら見守っていたら、センター方向に鋭いライナーが!
「やられた!」と思ったのもつかの間、崇司がダイビングキャッチ!
見事にキャッチして、チームのピンチ、九里のピンチを救ったのだった。
一連のプレーを見て、解説の片岡さんは、こんなことを話されていた。
「横のダイビングよりも、前のダイビングの方が、難しいんですよ」
そう。
崇司は「前へのダイビングキャッチ」を敢行したのだ。
もちろん、捕球出来ずに後ろへ逸らしたら、走者一掃のタイムリーになるのは、間違いない。
そういうリスクは当然承知の上で、捕れる自信があったから、飛び込むことが出来たのだろう。
僕は野球経験者ではないので「横っ飛びよりも前っ飛びの方が難しい」と教えられても、あんまり「なるほどねー!」って感覚にはなれない。
だけど、野球選手から、良く聞く言葉がある。
「真正面の打球って、距離感が掴みづらくって、案外難しいんですよ」
もしかしたら、これと似た感覚なのかもなって、僕は思った。
間違ってたらごめんなさい。話を聞いてそんな気がしただけなので。
素人目線だと意外に思うのだけど、真正面の打球よりも、左右に飛んでくれた方が、ボールから距離を取れる分、捕球しやすいらしい。
ゆえに、前の方にダイビングキャッチをするのは、捕球場所が読みづらい。
片岡さんの言いたいことはそんな感じなのかなって、受け取った。
だとしたら、なおさら凄い。
ましてや崇司は、外野は本職のポジションではない。
それでいて、あんなスーパープレーを魅せてしまう。
もしかしたら崇司は、第二の大和なのかもしれない・・・。
大和のセンター守備も、本職以上に上手かった。
そして、バッティングでも、勝負強さを発揮していたしな。
崇司、大和になれ。
(笑)
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<6回裏|マクブルーム:9球粘ってフォアボールを勝ち取る>
僕はマクブルームのことが好きなので、ココを取り上げたくなった。
最近さ、マクブルーム、良く打ってくれるじゃん。
で、その中でも、ファーストストライクを積極的に振って行って、好結果を生んでいる。そんな印象があるんだけど。
だけど、マクブルームって、早打ちタイプってわけじゃないと思うの。
あくまでも「好球必打を心掛けた結果の早打ち」って気がしているのね。
そして彼は「フォアザチームの精神」も人一倍持っている選手だ。
それは本人のコメントに着目すれば、自ずと分かって来ると思う。
そういう想いが垣間見えたのが、今回、取り上げたプレーだ。
その前のイニング、6回表で、同点に追い付かれた。
んで、6回裏の先頭バッターは、マクブルーム。
ココで彼は、粘って粘って、フォアボールを勝ち取ったのだ。
”ポイントゲッター ✖ チャンスメイク”
マクブルームは、試合状況に応じて、どちらの役割もこなしてくれる。
今は「ポイントゲッター」の側面に注目が集まっているけど、彼の魅力はそこだけではない。
6月、打点をあまり稼げなかった時期も、フォアボールで出塁して、チャンスの場面で得点圏打率の高い坂倉に回すことも多かった。
そういう「チャンスメイク」の側面も見てあげて欲しい。
数字には反映されにくい部分かもしれないけど。
マクブルームは「チームが勝つこと」を第一目標に据えた上で、個人成績を伸ばすことに意欲を見せる。そういう選手なんだ。
そういうのが一挙手一投足から伝わってくるから、好きなんだよね~。
【締めの言葉】
<負けたら秋山待望論が噴出するな(笑)>
今日の敗戦後、いくつかコメントが目に入ったんだけど、そんな気がしたわ(笑)
前も書いたかもしれないけど。
秋山に大きな期待を抱くのは分かるし、ある意味当然のファン心理だと思うけれど、ちょっと最近は、期待値が高まり過ぎてる気がしていてさ。
いや、もちろん僕も、期待していないわけではない(笑)
2000本安打を達成しないままユニフォームを脱ぐことはないだろう。
そして、その2000本も「記録達成のための出場」ではなくて「チームが勝つための出場」で、達成すると思っている。
それぐらいは期待しているので、他人にとやかく言えないかもだけど(笑)
だけどちょっと、違和感を覚える程度には、気になりますね。
「秋山一人入ればチームは生まれ変わる」
言外に、そういう意味が込められているようにも思われる。
単に、僕の考えすぎかもしれないんだけど。
期待っていう感情は厄介なもので、大きくなればなるほど、それが満たされないと思うと、負の感情に転換されて、非難批判に置き換わったりする。
僕はライオンズファンでもあったので、秋山が叩かれるのは、あまり見たくないなあって、思った。
そういうことを考えだすとナイーブになっちゃうので、良い頃合いで「秋山ならファンが設定した高いハードルも超えてくれるかもしれない」と言い聞かせて、ポジティブシンキングを保とうと努めている。
一応、今現在情報が出ているのは、7月の8日、あるいは、12日。
そこらへんをメドに、1軍昇格タイミングを練っているとのこと。
焦って欲しくない、急がせるのは本意ではないって気持ちは大前提として、一日でも早く1軍で躍動する姿が見たいっていうのは、僕も同じ気持ち(笑)
ただ「早くカープを助けてくれ!」というよりも「名前がコールされてカープファンから拍手喝采を貰っている秋山が見たい!」という方が強いかな。
なんにせよ。
今日、巨人に負けたことで、カープファンが秋山の1軍昇格を、今か今かと待ちわびている。ソレがハッキリと分かった。
そんな一日でした(笑)
それでは、また(^^)
(10696文字)