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#43【夢日記】ソフトテニス部の先輩から“シゴキ”を受ける

【内容】

こんな夢を見た。

僕は中学生でソフトテニス部に所属していた。現実世界と同じ光景、同じ部員だったので、言うならば、昔にタイムスリップした感じだろうか。

僕と同学年のチームメイトは、一つ上の先輩に当たる彼(※)から“シゴキ”を受けていた。

※今回は良い内容ではない登場の仕方をしたのでイニシャルは伏せて「彼」と表記する。

・・・いや、彼に言わせれば“後輩への指導”になるのだろう。事実、端から見れば、そう見えるかもしれない。

ただ、指導される側、僕とチームメイトは、自分達のことを想い、自ら嫌われ役を買って出て、言いにくいことズバっと言ってくれる、いわゆる“叱る”といった、愛のある指導には、思っていなかったようだ。

そうではなくて、嫌なことがあったウサ晴らしとして後輩に当たり散らかす、いわゆる“怒る”といった、高圧的な指導であると、感じていたらしい。

彼は言った。

「いったいお前らは何を考えて練習しているんだ?」

「練習のための練習を幾らやっても意味ないからな?」

言葉だけを切り取れば正論以外の何物でも無いのだが、僕とチームメイトの心には、全く響いていない様子だった。

それは、彼の日頃の立ち居振る舞いや、部活動に取り組む姿勢・態度によるものなのか、今回の夢の内容だけでは判断がつかなかったが、間違いなく言えるのは、彼の言葉に、説得力は皆無だった、ということだ。

そんな状況の中、彼がどれだけ言葉を紡いだところで、何にも意味が無い。いや、むしろ、マイナスにしか働かない。

実際、僕は、彼の“シゴキ”はそっちのけで、一緒に話を聞いているチームメイト達を見やりながら、他の考え事をしていた。

「直立不動で話聞くの大変そうだなぁ。姿勢を維持するのに疲れて逆に話の内容に集中出来ないんじゃ?」

「見るからに沈んだ表情を浮かべているけれど、これは『真に受けている』のか『単なるポーズ』なのか・・・。」

「体を全く動かさないで話をただ聞いているだけだと、寒くなってくるよ。せめて長袖のジャージを着させて欲しかったなぁ。」

「ワーワー言ってる彼は長袖を着ているじゃないか。本人は長くなることを見越していたんだ。ズルいよなぁ。じゃあまだ掛かりそうだ。はぁ。いつ終わるんだろう・・・。」

そんなことをボンヤリと考えていると、目が覚めた。


【振り返り】

中学時代の夢を見たことで、当時の記憶を想起するキッカケとなった。

到底自慢出来るものではないのだが、僕は「真剣に話を聞いているフリ」をするのが得意だと自負している。

例えば、子ども時代、全校集会など、話を長々と聞かなければいけない状況の時、「姿勢はビシッと正し、頭の中は人間観察or妄想」という、独自のルーティンを確立していた。

要するに「目に見える部分では真面目そうに振る舞っているけれど、目に見えない部分ではちゃらんぽらん」みたいな感じだろうか。

そんなロクでもない子どもだったから、今こうして、ロクでもない大人になっているのは、正直、否めない。なので皆さんには、是非とも、反面教師にしていただきたい・・・。

「彼」については、当時も、あまり良い印象は持っていなかった。中学を卒業して以来、特に思い出すこともなかったし、接点もなかったのだけど、何の拍子で出て来たんだろうと、思わず考えさせられた。

僕が思うに、彼が出て来たことそのものが重要だったわけではなく、「あまり良く思っていない対象から告げられたメッセージ」であることに、何らかの意味があったのではないか、と感じた。

「いったいお前らは何を考えて練習しているんだ?」

「練習のための練習を幾らやっても意味ないからな?」

彼に告げられたこの言葉を、夢の中の僕は、耳から耳へ通り抜けるように、聞き流していた。ココに問題提起をしなさいと、夢が、教えてくれた気がする。

頭では分かっていることでも、実践に移せているかどうかは、全くの別問題である。

今一度、1日24時間の過ごし方を見直して、一つ一つのルーチンワークに「何のために?」と自問自答する、良いキッカケなのではないか?

要するに、今日、彼が、久方振りに、夢の世界へ登場したのは、“耳が痛い話”を、僕に聞かせるために、わざわざ出て来てくれた、そんな気がするのだ。

当時は、全く聞き耳を持たない、未熟でしかない自分だったけれど、僕も、アラサーと呼ばれる年齢、依然未熟ではあるが、中学生の時分と比べれば、幾分、大人になっているところはある、はず。

素直に“ありがとう”という感謝の念を持って、今後の時間の使い方・過ごし方を、より良くする手立てに活かしたい。

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