【カープ戦記#86】床田良し!坂倉良し!長野良し!會澤良し!小園良し!ポジ要素満載!まとめきれません!w
【概要】
※参考:スポーツナビ(ニュース一覧)
〈広島〉
チーム:1日で3位返り咲き → 連敗を2でストップ
床田 寛樹:自己最多更新8勝目 → 前半戦で達成
栗林 良吏:18セーブ目 → 防御率2点を切る1.95に
秋山 翔吾:17打席無安打(継続中)
〈DeNA〉
チーム:一夜で4位転落 → 逆転負けで今季初5連勝ならず
佐野 恵太:第11号ソロホームラン|昨季までの床田に対する通算成績 → 17打数6安打(.353)
【結果】
※出典:スポーツナビ(野球速報)
〈先発投手・対戦成績〉
〈スタメン〉
〈スコア〉
〈打者成績〉
〈投手成績〉
〈その他成績〉
【見所】
<8回1失点>床田 寛樹:ホームを踏ませない粘りの投球
今日も今日とて安定感抜群!
「大瀬良・九里・森下」のカープが誇る先発3本柱に負けず劣らずのピッチングで実績を積み上げて「左のエース」へと、一段飛ばし、いや、二段飛ばしぐらいのスピードで、階段を駆け上がっています(^^)
活躍の甲斐あって、オールスターの監督推薦にも選ばれた。
他球団のスーパースター達と交流の機会を持つことで、ますます、実りあるプロ野球人生にしてもらいたいものだ(^^)
さて。
今日は8回を1失点で抑えるナイスピッチングだったわけだけど、その1失点は、初回に失った。
ソコをまず見て行こう。
立ち上がり、先頭バッターの蝦名にヒットを許して、続く2番、桑原を注文通りのゲッツーに打ち取った。
「これで初回をサクッと抑えて、波に乗って行けるかな?」
そんなことを思っていたら、落とし穴が待っていました。
<強打者の佐野にソロホームランを打たれる>
解説の前田智徳さんは「桑原をゲッツーに打ち取ってホッとしたわけじゃないと思うけど・・・」と述べられていた。
「バッティングカウントだったので、打者は思い切って振りに行ける」
「インコースを突くなら、もっと厳しく攻めたかった」
そうおっしゃられているのを聞いていて、昨日の試合を思い出した。
昨日の解説は山内泰幸さんだったのだけど、彼もまた、佐野のインコースを打つ技術を、高く評価していた。
「腰をクルッと回転させてねぇ、上手く打つんですよ・・・!」
まるで、現役時代、佐野にインコースをバカスカ打たれたような熱量で、佐野は良いバッターなんだと熱弁していたので、強烈に印象に残った(笑)
あくまでも僕のイメージの話なんだけど。
山内さんって、他球団の選手を、あそこまでベタ褒めしてたかな?
それが気になっちゃって。
それぐらい、インコースを上手く打つなあって、本心から思っている証拠なんだろうね。
奇しくも、今回のコースも、インロー、内側のボールだった。
前田さんが「もっと厳しく攻めないと」とバッテリーに要求したのも、佐野の内角捌きの技術を高く評価してのことだろうと受け取った。
とはいえ、ゲッツーで打ち取った後、ホームランで失点するのは、試合の流れから行けば、ちょっと、勿体無さが残る失点の仕方だった。
ココからどう展開していくのかな、と思っていたんだけど、そこはやっぱり、さすがの床田でしたね(笑)
それじゃあ、続きを見て行きましょう。
まずは、5枚の画像を用意してきたから、チェックしてくれ。
これはなんでしょう?
そうですね。
今日の床田が、先頭打者の出塁を許した場面を、全て、ピックアップしてきました。
実はね、5回あったの。
皆さんは気付かれたかな?
床田がスイスイっと投げていくもんだから、あんまり気にならなかった人も居るんじゃない?(笑)
僕は「ランナーを背負っても安心して見ていられるな~」と思ったので、調べてみたら、思った以上に多くてビックリした。
なので、そこに触れて行きたい。
これってね、凄いことだと思うの。
ノーアウトからランナーが出ると、普通は、失点が頭によぎるもの。
だけど、今日の床田からは、そういう悪いイメージが、ほとんどなかった。
それはなぜか。
「安定感 → 安心感 → 信頼感」
この3ステップで考えた時に、床田は、自分の投球を通じて「信頼感」にまで高めることが出来たからだと、僕は思っていて。
信頼感。
言い換えれば「〇〇で打たれたら仕方ない」と思えること。
たぶん、そういう目で床田のことを見ているカープファンって、結構多いんじゃないかと思う。
それを踏まえて佐々岡さんの試合後コメントを見ると、なかなかに味わい深いので、取り上げておこうか。
「お前は勝てる投手になれる」とずっと言ってきた
対自分ではなく、対バッターで、投げられている
配球を自分でも考えながら投げているように見える
・・・ベタ褒めじゃないっすか!(笑)
「神対応」or「塩対応」の2択で選べと言われたら、申し訳ないけど、カープファンである僕も「塩対応」を選ばせてもらう程度には、インタビューが苦手そうな印象を受ける、佐々岡監督が、だよ?
いや、イジってないから(笑)
そういうところも含めて、愛嬌、僕は好きだから(笑)
コホン。
違う、茶化したいわけじゃない。
僕が言いたいのは、こういうことなんだ。
「普段、リップサービスが手厚くない人からベタ褒めされたら、メチャクチャ嬉しい」
常日頃「イイネ!」と言ってくれるのは、シンプル嬉しい。
自己肯定感を保つ意味でも、前向きな声掛けは、励みになる。
それを否定する意味合いは、毛頭ない。
だけど。
佐々岡さんのように、どちらかといえば寡黙タイプに思える人が、あそこまで絶賛するのって、相手からすると、ちょっと予想出来ない。
予想出来ないからこそ、喜びもまた、大きくなると思うんだ。
まあ、僕らファンが見えないところで、床田のことを、メチャクチャ可愛がっている可能性はあるけどね(笑)
だけど、メディアを通して、ココまで選手個人を褒めちぎったのって、僕はちょっと、思い出せない。
それは床田にも伝わるはずだから、ますます自信も生まれると思うし、その分、責任感も増していくのではないかな(^^)
言い換えれば、佐々岡さんの激賞は
「これからも頼むぜ、カープの左腕エース、床田寛樹!」
という熱いメッセージだと思うので、意気に感じて、後半戦もチームを引っ張って行ってもらえると助かりますm(__)m
まあ、まずは、前半戦の残り1試合、やね(笑)
さて。
床田のナイスピッチングを称える上で、話が色んな方向に向かってしまったので、一旦、戻そう。
”ランナーを背負っても安心して見ていられる”
床田のピッチングを見ていて、そんなことを感じるカープファンも多いと思っているのだけど、実は、数字に反映されている面もあったりする。
これを見てくれ。
データが示すように、床田はピンチの場面に強いピッチャーなのだ。
なので、ランナーを背負っても、ピンチの場面を迎えても、粘り強く投げて、相手にホームを踏ませない投球が出来る。
ゆえに、見ているファンも「床田なら抑えてくれるはず」と信じて、見守ることが出来る。
たとえ打たれたとしても「床田でダメなら仕方ないよね」と割り切り、明るく前向きに「ドンマイ!」と思えたりする。
そういうことなんじゃないかなって、僕は思った。
ちなみに、もう一つ、データに目を通して欲しい。
先ほどは「得点圏にランナーを背負った場面での被打率」を見たが、今回は「被打率全般」の数字を表している。
コレを見ても阪神の青柳に次ぐ第2位にランクインしているので、床田は「そもそもヒットをあまり打たれない投手」だと言えると思う。
この2つの数字を見て、僕が感じたことがある。
「被打率自体が優秀だから、いざピンチの場面を迎えた時に、グッとギアを入れて、全力投球で抑えにかかれるのではないか?」
楽に投げていける場面では、スイスイと、テンポ良く抑えて行って。
ランナーやバッターなど、色々なことを頭に入れて投げなければならない時は、勝負所と捉えて、100%の力を出し切るイメージで思い切り投げ込む。
今シーズンの床田のピッチングを見ている人はお分かりいただけると思うが、彼は、投球にメリハリを付けて投げている。
ボール自体の質の高さ、多彩な球種、内外に投げ分ける制球力・・・。
床田の良さを挙げて行けば沢山出て来ると思うのだけど、僕は、このメリハリの部分、つまり「力配分」を巧みにコントロール出来るようになったのも、飛躍の大きな要因だと見ている。
ゆえに、長いイニングを投げ終えても、100球を超える球数放っていても、どこか涼しげに投げている。そんな印象を持ったりする。
この話を受けて、今日のピッチングを、改めて振り返ろう。
これは、今日、床田の最後のバッターとなった、佐野を抑えた場面。
上部に載せた球数を確認してもらえれば分かる通り、佐野と対峙した時には、100球に達していた。
その中で、2球目と3球目に投げたストレートの球速は、落ちていない。
3球目に至っては、150kmを計測した。
スピードだけでなく、ボールの質、球威を見ても、球が良く走っていた。
力でガンガン押して行って、最後は、アウトローに逃げて行くスライダーで空振りを誘い、佐野は、追いかけるようなスイングになって、三振を喫した。
まさに「柔軟織り交ぜたピッチング」で、今日、ホームランを打たれたバッターを、全力投球で封じ込めた。
あの場面は見応え十分だった。
見ているだけで手に汗握ったよ。
そのせいか、床田に関する話だけで、かなり多くのテキスト量を割いてしまったことに、僕自身、驚きを隠せない。
床田よ、僕の記事作成時間を、伸ばさないでもらえるかな・・・。
(笑)
みんなに活躍して欲しいけど、本当にみんなに活躍されたら、みんなに触れたくなって、キャパオーバーになって、困ってしまう。
試合振り返り記事を書くというのも、なかなか世知辛いものだ(笑)
<4回 ✖ 6回>坂倉 将吾 ✖ 會澤 翼:犠牲フライ✖2 → ソツのない攻撃
今日、解説の前田さんは、繰り返し「今日は取りこぼしが無い効率の良い攻撃が出来ている」と打線全体を称えていた。
それを象徴付けるシーンが、2本の犠牲フライだったと思う。
デッドボール、イレギュラーバウンド、エラー。
そういう諸々で「貰ったチャンス」を逃すことなく、コツコツと得点を重ねて行ったことで、得点差以上に、カープの流れで、試合を優勢に運ぶことが出来たのではないかな(^^)
というわけで、一つずつ、見て行こう。
4回裏の攻撃。
まず、先頭バッターの秋山が、デッドボールを受ける。
苦悶の表情を浮かべており、これはこれで、ちょっと心配(汗)
大事には至らなかった様子で、一安心。
これでノーアウトでランナーを出塁させることが出来た。
続くマクブルームは、勝負が決まらず、フルカウントにまで及んだ。
そのため、ランエンドヒットの作戦を取ることになった。
結果的に、これが功を奏するカタチとなった。
7球目、マクブルームが放った打球は、鋭い当たりで、二遊間の真ん中へ。
秋山が二塁へスタートを切ったことで、セカンドの牧が真ん中付近に動いていたこともあって「走らせたけどソコに飛んだらゲッツーになっちゃう!」みたいなコースに打球が飛んだ。
しかし、野球の神様は、カープに運を与えてくれたらしい(笑)
ゴロアウトと思った打球は、牧の目の前で「ピョン!」と跳ねて、頭上を越えて、センター前へと転がっていったのだ。
まさにイレギュラー、中継で見ていても、一目で分かるレベルに「ピョン!」と跳ねたので、牧は、さぞかしビックリしたと思う。
ピッチャーの大貫も「なんで・・・?」みたいな表情を浮かべていた。
「 ”茫然自失” という四字熟語を学ぶ際には、この顔を教材として使ってください」
そう言われても納得出来るような、それぐらいの顔だった。
ここ、スルーポイントね。
運にも恵まれ「無死一三塁」という得点チャンスを作ることが出来た。
そして、次のバッターは、頼りになる男、坂倉将吾。
その結果は・・・。
頼りになる男は、やっぱり、頼りになる男でした(^^)
前田さんも「こういう展開ならば1点を取って当然だろうと思われがちなんですけど、そんな簡単に行かないものなんですよ」と、称賛されていた。
是が非でも1点が取りたい場面で、言葉は適切か分からないが「あっさり」と言った風に、初球で、犠牲フライを打つ。
ミスショットをするシーンがあんまり見られない、ボールへのコンタクト能力に秀でている、坂倉らしいバッティングだった。
この1点で、カープは勝ち越しに成功。
リズムの良い得点は、試合の主導権を握ることにも繋がった。
続いて、2つ目を見て行こう。
6回は、宮﨑の悪送球から始まった。
打球はサードゴロになったが、送球が逸れて、ボールがカメラマン席に入って、テイクワンベース。2塁への進塁権が与えられた。
まさに「貰ったチャンス」だったし、先頭バッターの場面でミスが生まれたのも、カープにとっては好都合だった。
次打者の坂倉はセンターフライでタッチアップ。
一死三塁と「凡打でも得点出来るカタチ」を作ることが出来た。
そんな中、長野は、三遊間をしぶとく抜けて行くゴロを放って、タイムリーヒット。
ヒットで繋いでくれたことで「さすが夏男、長野久義やで!」と喜んだカープファンも多かっただろう。
しかし、熱が冷めやらぬ中でも、長野は、冷静だった。
塁上で「自分がすべきことは何か?」を考え、勝負に徹していた。
その証拠が、コレだ。
”今年38歳の長野久義さん、足でも魅せる夏男っぷり”
これには、6回の表裏、ゲスト解説でやってきた、プロレスラーのカープファン、内藤哲也さんも「おおっ!」と、声を出して驚かれていた。
無論、僕も、驚いた(笑)
おそらく、DeNAバッテリーも、想定外だったのではないか。
嶺井が二塁へ送球出来なかったのを見ると、そんな気がした。
前田さんは至って冷静に「大貫の投球リズムが一定だったので、隙を突いて狙いに行きましたね」と解説されていた。
さすがです(笑)
大貫の投球リズム、全く、目に入っていなかった。
おそらく、無警戒、走れそうな雰囲気が、あったのだろうな。
そして、長野の「一つ先の塁を狙う姿勢」の意識の高さにも、驚かされた。
「機動力を使ってかき回していこう」という作戦があまり取れないであろう長野であっても「隙があれば行くよ」と思わせることが出来たのは、相手に嫌なイメージを植え付ける上で、大きなプレーだったのではないか。
特に「2022年のカープは足を使ってこない」と良く言われた中で、ああいうプレーが生まれたのは、今日だけでなく、非常に意義深いことのように思えた。
なので、取り上げさせてもらった。
長野が元気だと、チームはこんなに、活気づくんだな。
これがムードメーカーの強みってやつかな(^^)
話を戻します(笑)
長野の盗塁のあと、小園は、11球粘って、一二塁間に抜けて行くしぶといヒットを放った。
まさに、4回、長野のタイムリーヒットと、同じような打球だった。
左右の違いは有れど、鋭いゴロを転がして、ヒットコースに飛んで行った。
今日の小園のバッティングに関しては、別枠で取り上げたいので、まあ、この場では、こんな程度で終えときます(笑)
これで場面は、一死一三塁。
4回に続いて、上手くお膳立てすることが出来た。
バッタはー、元祖・頼りになる男、アツ。
・・・って、おい!
元祖って「今はもう頼りにならない」みたいじゃないか!
失敬、坂倉が頼りになり過ぎるので、つい・・・。
アツもまた、勝負強いバッターだ。
チャンスの場面で打席に立つと「何かやってくれそう感」がある選手。
さて、この場面は果たして・・・。
やっぱり、坂倉同様、頼りになるバッターでした(^^)
打席内容も、坂倉と同じく、ファーストストライク。
ストライクを取りに来た球を、一振りで弾き返して、キッチリ犠牲フライ。
味のあるバッティングで、得点差を3点に広げることに成功した。
この場面、前田さんは「犠牲フライを狙って打とう!という意識がうかがえるスイングでしたよね」と、アツのケースバッティングを称賛。
そう。
だからこそ、アツは、頼りになる男なんだ。
コンディションさえ万全ならば、自信を持って、6番を任せたい選手。
クリーンアップの後ろが向いているバッターだと、僕は思っている。
確か、得点圏打率がリーグナンバー1だったシーズンも、主に6番を任されていなかったっけ?
5番が帰せなかったランナーを代わりに帰してあげたり、クリーンアップで作ったチャンスを取りこぼさないポイントゲッターなど、そういう役割に適しているバッター。
この打席では、そういう良さが発揮された。
身体は万全じゃないかもしれないけど、存在感抜群の選手でもある。
末永く、キャッチャー、チームの司令塔として、活躍してもらいたいね(^^)
以上、坂倉とアツ、頼りになる2人の共演で、DeNAから2点をもぎ取ることに成功した。
ソツのない攻めが出来たことで、得点差以上に、相手にダメージを与える、そんな2点だったんじゃないかと思う。
まさに「試合巧者」みたいな攻撃でしたよ(^^)
【着眼】
今日の小園は「積極性 ✖ 粘り強さ」の満点DAY!
そう。
今日はね、小園にも触れたいんだよ。
床田もナイスピッチングだったし、坂倉もアツもナイスバッティング、長野はナイス盗塁も魅せたのだけど、小園も、良かったんですよ。
触れたい選手がいっぱいで困っちゃうね(笑)
書きたいことは、見出しに書いた通り。
「積極性 ✖ 粘り強さ」
小園の持ち味である「積極性」をそのままに「粘り強さ」を感じるバッティングを魅せてくれたのが、僕は嬉しくって。
「小園に粘り強さも備わったら鬼に金棒やん!」と、声には出さないまでも、脳内で叫んで、一人、興奮していた(笑)
そんなわけで、一つずつ、見て行こう。
第1打席、8球粘って、フォアボールを勝ち取る。
先頭バッターの場面だったので、いつもと比べて、出塁を意識していた部分があったのかもしれない。
7球目と8球目、際どいコースに来たボールをしっかりと見極めることが出来た。
それを見た前田さんは、思わず「小園らしくないフォアボール」と、苦笑い交じりの称賛(笑)
そのお気持ち、良く分かります。
正直、僕も「小園にしては珍しい打席内容だな」とか思ってしまった(笑)
「超積極スイング」が信条である彼は、当然、球数をあまり投げさせない。
8球目まで来ることって、あんまりないんじゃないかな。
それに、見送ったボールも、振ってもおかしくないようなところに投げられていたから、尚更「小園らしくない」と感じたのだと思う。
結果的に、野間のタイムリーヒットが飛び出して、小園がホームを踏むことが出来たので、大きなフォアボールとなった。
やっぱ、先頭打者の出塁って、大事ですな(^^)
第2打席、初球を思い切り叩いて、ライナー性のレフトフライ。
第1打席同様、先頭バッターの場面でもあったから、どんな打席になるか注目していたけど、ココは「小園らしいバッティング」だったね(笑)
結果的にはアウトになったけど、良い打席内容だったと思う。
要求よりもやや高めに来たと思われるスプリットを、初球から逃すことなく捉えるも、守備範囲内のところに打球が飛んでしまった。
言葉にするならば、そんな感じの打球だった。
打った感触自体は良かったと思う。
第1打席と第2打席でバッティングのアプローチが変わったのは、点差によるものが大きいんじゃないかな。
第1打席は1点ビハインド。
第2打席は1点リード。
1打席目よりも2打席目の方が「イケイケ」を出して、バッターボックスに立てたのは、あると思う。
なんにせよ、超積極スイングも、小園の持ち味であることには変わりないので、これはこれで、見ていて気持ちの良い場面だった。
第3打席、11球、粘って粘って、しぶとく一二塁間へヒット。
第1打席で「8球も投げさせてフォアボールを勝ち取ったよ!」と驚いたというのに、更に上を行く11球の粘りを魅せて、最後はヒットにしてしまうナイスバッティング!
大貫とタイミングが合っていたのか?
小園の中で、タイミングの取り方など、微調整を加えたのか?
あるいは、意識一つで、打席内容がガラッと変わるものなのか?
そこら辺は、僕には良く分からない(笑)
正直言わせてもらうと、小園は「良く分からないバッター」と思っている。
最たる例は、皆さんご存知、月別成績のブレの大きさ。
月間打率で3割を大きく超えたりするだけに、ヒットが出ない試合が数試合続いたりすると「もっと出来る選手なのに!」と、思ってしまう。
期待値が高くなりやすいからこそ、その基準に満たさない時に、ファンからやり玉に挙げられやすいのは、あるかもしれない。
そういう意味で言えば、損な役回りを背負っているのかも(汗)
僕の想いとしては
「今シーズンは成績のブレが大きい年になるかもしれないけど、その経験を、来年以降のシーズンに活かしてくれたら良い」
こんな感じ。
前田さんの言葉を借りれば
「昨年から上積みされた成績を期待しがちだけど、プロ野球って、そんなに甘くない世界なんですよ」
こういうことだ。
昨年、規定打席に到達して、3割目前の成績を残した。
ゆえに、今年は、3割を超えてくれるものだと、信じて疑わなかった。
そんなカープファンも、大勢居ることだろう。
だからこそ、現状、期待に見合わない成績になっているので、敗戦理由として、個人名が挙げられたりしやすい。
そんな心理が働いているんじゃないかなって、僕は思っている。
なので、僕としては、見守りに徹したい。
紆余曲折ありながらも、シーズンを完走してもらうのが、一番重要だと思っている。
たとえ、昨年と比べて、成績を落としたとしても。
だって、それが小園の進化成長に繋がるのならば、先行投資をする価値は、大いにあるじゃないか。
なので、辛抱強く、ショートとして、起用していってもらいたい。
また、首脳陣もそんな腹積もりで、小園を育成しているように思われる。
”育てながら勝つ”
小園はそれが体現出来る選手だと、僕は思っている。
・・・。
失礼、熱くなりました(汗)
あともう1打席、見て、終わりましょうか。
第4打席、4球目を引っ掛けて、ファーストゴロ。
この打席は、DeNAバッテリーに上手く攻められたな、そんな印象。
三上のシンカーは、左バッターにとって、厄介な球になりそうだね。
外に逃げて行く軌道で使われることもあれば、内に入って来る軌道で使われることもある。
あと、これは僕のイメージの話になるけど、カープ打線って、シンカー、あんまり得意じゃないよね?w
ロッテの石川と当たった時、シンカーにキリキリ舞いにされた印象が強く残ってるんだけど、これって、僕だけなのかな?w
そんなことを思い出させられた、小園の4打席目でした。
総じて言えば「小園、良かったよ!」です(笑)
おそらく、本人も手応え十分だったと思うので、これを続けて行ってもらえると、楽しみがまた増えるなー!
「積極性」は「淡白」と裏表だったりするから、良いところ(積極性)はそのままに、改善すべきところ(淡白)は修正していって、ということが出来て来ると、手が付けられなくなってくるんじゃないか・・・。
7月、バッティングの調子が再上昇していた頃、僕は「菊池を元の2番に戻して小園を3番に置いてみるのも面白い」と思っていたクチなので、小園の打棒が振るってくれるのは、願ったり叶ったりなのだ(^^)
ただし。
今シーズンは、好不調の波が大きい年だと覚悟すべきだとも得ているので、期待値を上げ過ぎず、且つ、期待しなさ過ぎず、丁度良い塩梅を見つけながら、見守っていきたいと思います(笑)
【P.S.】
2022カープの立役者、上本崇司がアクシデントで戦線離脱・・・(>_<)
思わず「(>_<)」という顔文字を使ってしまう程度には、ショッキングなニュースが入って来た。
▶6回の攻撃で代打を送られた
昨日の交代は不可解だったので、何かあったのだろうとは思ったけども、登録抹消するレベルだとは思わなかったので、余計に、ショックだったね。
以前、アンガールズのお二人が「上本をオールスターで見たい!」という記事を、どこかのタイミングで、リンクを貼った覚えがある。
僕も全く同意見だったので「監督推薦でもプラスワンでも、なんでも良いから選んでくれー!」と思っていた。
そんなタイミングでの負傷離脱になってしまって、尚更ショックだった。
無論、故障してしまった崇司自身が、一番、ショックを感じているだろう。
「好事魔多し」という言葉を思い出さずにはいられない。
年間を通して主力級の選手として起用された経験が無かったからこそ、無意識の内に、疲労が蓄積されていたのはあるだろうな。
走攻守、どれも手を抜かない積極プレーが信条の彼だからこそ、人一倍、疲れも溜まりやすかったはずだ。
守備に関しても、ユーティリティ性を活かして、内外野、複数のポジションを、安心して見ていられる堅実な守備力で、守ってくれていた。
どこかで「当たり前」になっていた部分もあるかもしれない。
居なくなって分かる「崇司のかけがえなさ」を、身に染みているところだ。
今はただ、故障が癒えた後、今シーズン序盤のようなラッキーボーイ的な活躍で、チームを引っ張ってくれる崇司がまた見れることを、祈るばかり。
スタメンで崇司が見れる幸せを知ってしまったので、スーパーサブの扱いだと、僕を含め、多くのカープファンは、満足出来そうにもないよ。
崇司、どうかお大事に。
それでは、また。
(P.Sのくせになっげえなぁ・・・)