![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81495163/rectangle_large_type_2_a5e7dcb533e545448219281254a167b9.jpg?width=1200)
#73 6月26日(日) DeNA 3-4 広島
要約
①:九里 亜蓮 7回1失点の力投
②:ライアン・マクブルーム 4打数4安打の大暴れ
③:森浦 大輔 セットアッパーの顔つきでバッターと対峙
④:栗林 良吏 落胆する姿にクローザーとしての矜持を覗かせる
⑤:矢崎 拓也 代役守護神の役割を全うして初セーブを記録
⑥:ニク・ターリー 来日初勝利 →「カープファンが好きじゃけぇ」
⑦:松山 竜平 決勝点となる犠牲フライ →「最低限の仕事 × 最高の場面」
⑧:送りバントとスクイズを絡めて泥臭く1点をもぎ取る野球が出来た
⑨:「3番上本|4番マクブルーム|5番坂倉」のクリーンアップはどう?
スタメン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81474399/picture_pc_4f7b72803a92dfae8ebf6e65ce90a3b6.png?width=1200)
「九里-奨成」のバッテリーはお馴染みになって欲しい。
捕手別防御率とか、そういうのは良く分からないが、見てて、なんか良い。
緊急でバッテリーを組むことになって、完投勝利に導いたっていうストーリー性があれば、それでもう十分なのだ。
今日は「2番・上本」で起用。
オーダーを見るなり「待ってました!」と小躍り。
確か、宇草から健人にそのまま変わった日もあったけど、どうなのかなって、その時感じたのを覚えている。
他の打順を全部イジるとなると各選手の負担が大きくなるから2番だけ入れ替えるというのは分かるけど、流動的に起用する打順じゃない気がするんだよね。僕としては。
んで、現有戦力、そして、崇司の調子も加味すると、2番が適任なんじゃないかと思っていた。うん。やはり、改めて見ても良い眺めだ。
・・・と、試合が始まる前までは思っていたのだけど、試合を見終えて、新たな打順のアイデアがポンっと浮かんできた。
これは後述したいので、ココでは控える。
試合結果
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81474444/picture_pc_a86eadbb402ae16eb9116fa66a21ad22.png?width=1200)
<試合時間:4時間20分>
最近長いわ(笑)
疲れるんですけど(笑)
見ているだけでそんなホンネが飛び出しそうになるのだから、やっている選手、采配している首脳陣の疲労度は、いかほどばかりか。ホント、お疲れ様でした。月曜日はゆっくりしてください。
「5連勝で休養日に入れる」というのがまた良いよね。
勝って休養日に入るか、負けて休養日に入るかで、疲労度って、段違い。
日曜日に負けると、試合のない月曜日は、心がどんよりしたりする。
それが連敗続きだったりしたら、もう大変よ。
マイナススタートで一日が始まっちゃうと、挽回するのしんどいもんね。
打者成績
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81474475/picture_pc_84e5f61850c2fdaa3dae671773dacf8f.png?width=1200)
マクブルーム打ちましたねー!
固め打ちは久々じゃないですか。
一日一善ペースぐらいで打ってた印象はあるけどね。
崇司と坂倉はいつ見ても打ってるんだけど(笑)
二人とも5試合連続マルチヒットだってさ。
凄いよね。凄いしか語彙が浮かんでこないわ(笑)
そりゃあ5試合連続チーム2桁安打も記録するわけだ。
この2人がいれば百人力ですよ。
龍馬の不在を感じさせないのは、彼らの打棒あってこそ。
投手成績
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81474498/picture_pc_160f7dfa0f7b3d1cd0ec128990c0391c.png?width=1200)
今日、延長12回を戦って、改めて思ったんだけどさ。
リリーフ陣、かなり整備されてきたよねー!
今日はちょっと、勝ちパターンの2人が失点した格好だけど。
そこについては、僕は特に気にしていない。
2人とも登板過多になっているだけでなく、毎試合、僅差の場面とか、プレッシャーが強くかかる状況で投げてくれているんだし。むしろ感謝しかないよ。
適度に休ませられる、あるいは、少しでも楽な場面で起用してあげられる。そういう試合展開になったらいいんだけどね。
こればっかりは、連勝のしわ寄せもあるからさ。
ホントに、みんなよくやってくれてますよ。
「魔の8回」と呼ばれていた時期を思い出してごらん。
栗林以外は誰が出て来てもドキドキしながら見ていなかった?
「先発投手は8回まで投げないと勝てないぞ!」とか言ってなかった?
あれから数ヶ月でココまで投手陣を整備出来るとは思っていなかった。
選手と首脳陣、ならびにスタッフの皆さんに、感謝です(^^)
注目選手
投手①:九里 亜蓮
<7回1失点のナイスピッチング>
解説の佐伯さんも「久々にマウンドで吠える九里を見る事が出来た」とおっしゃっていましたよ!
まさにその通り。
気迫溢れる九里らしいピッチングだった。
佐伯さんホントに良い解説者さんだよね。
佐伯貴弘さんね。
「公平・公正」っていうのは、ああいうことを指すんだね。
毎回、勉強になります。
アツがボールをピッチャーに返球する際、こんなことを言ってくれた。
「ランナーがいる場面では、毎回、立って返球している。これをベテランになっても欠かさずやっているのは凄いこと」
そんなことまで言っていただけた。
カープOBの解説者顔負けの深掘り解説だ。
今日はありがとうございました。
好きです、佐伯さん。
さて、話を九里に戻そうか。
<ストライク先行 × 要所の場面を三者凡退>
今日はコレが好投に繋がった要因だと思う。
まずは「ストライク先行」について。
九里は試合前の意気込みを語るコメントで「ゾーンの中で勝負できるように」という言葉が良く入るのが、印象的なピッチャーだ。それが今日は見事に実践出来ていたと思う。
九里が好投をする時は、必ずと言って良いほど、ストレートの走りが良い。
豊富な球種を投げ分けて、球を動かしながら打ち取るピッチングスタイルではあるが、その魅力を更に引き出すためにも、ストレートの質は重要。
真っ直ぐでバッターを押すことが出来ていたからこそ、低めに逃げていくチェンジアップで空振りを奪うなど、変化球で翻弄することが出来た。
次に「要所の場面を三者凡退」について。
僕が思うに、2つ、そんな場面があった。
1つ目は3回裏。
表の攻撃の時に、蝦名と牧のファインプレーが飛び出した。
ヒットを2本損したと言っても良い内容で、三者凡退に打ち取られた。
それを見て「1イニングに2個もファインプレーをやられるとDeNAに流れが行きそうだな」と不安視していた。
しかし九里は、上位打線である「桑原・佐野・牧」の2~4番をサクッと料理して、三者凡退に抑えてくれた。
大勢にはさほど影響がなかったかもしれないが「試合の流れ」という点で言えば、上手く堰き止めてくれた。個人的には、大きな三者凡退だったと思っている。
2つ目は6回裏。
この回は、表の攻撃の時に、マクブルームの2点タイムリーヒットが飛び出して、逆転に成功した直後の守りだった。
”野球のセオリー:点を取ってもらった後のイニングはゼロで抑える”
加えて、このイニングは、更に重要性が増していたと思う。
なぜなら、逆転した後のもうひと押しを、相手ピッチャーの京山に抑えられたからだ。
2点を加え、なおも1アウト満塁。
一気呵成に攻めるチャンスだったが、小園と奨成が内野ゴロに打ち取られた。
京山は、タフなピッチャーだね。
ガタガタっと崩れかねない状況ではあったが、2失点で食い止めた。
「カープの流れにするためにも九里の投球が重要になるな」
そう思って眺めていたら、これまた三者凡退!
「宮﨑・ソト・嶺井」という、DeNAが誇る強打者二人と亜細亜大学時代のバッテリー捕手を抑えて、試合の流れをガッチリキープした。
以上のことから、今日の九里は「抑えどころ」を上手く凌いで、且つ、理想的な球数(7回108球|1イニング平均15.4球)で、終始、テンポの良いピッチングだった。
惜しむらくは、勝ち星が付かなかったこと。
だが、九里本人は、栗林をフォローしていることだろう。
彼はそういう人間なのだ。少なくとも、僕のイメージではそうだ。
「コワモテに見える人ほど心根はメチャクチャ良い人」という持論が、僕にはある。九里はまさにそれに当てはまる。コワモテ系イケメン。コワモテ系投手キャプテン。頼りにしているぜ(^^)
投手②:森浦 大輔
<セットアッパーの顔つき>
メッチャ良い表情で投げていたよね。
結果として打たれはしたけども。
もう全然。見てて不安とか一切なかった。ホントに。
やっぱ「向かっていく気持ち」って、見ている側にとっても、印象が全く違ってくるんだなあって。今日の森浦のピッチングを見ていたら、そんなことを考えさせられたよね。
フォアボールで歩かせても、ヒットを打たれても、失点を喫しても、顔つきは、全く変わらなかった。勝負師の目つきをしていた。相手バッターと対峙していた。
ああいう振る舞いを見せられたら、見てるこっちとしては、もう「森浦がんばれ!」しかない。自分も必死になって試合の行く末を見守る。それしかできない。
大和にタイムリーを打たれて失点した場面も、不思議と、悔しさとかは感じなかったな。「バッターとピッチャーの真剣勝負に負けた」っていうだけで。「晴れやかさ」とでもいうのかな。
続くバッターは、昨日、粘って粘ってヒットを打たれた、伊藤光。
森浦自身、相当、意識していたんじゃないかな。
結果は空振り三振。
見事にリベンジを果たすことが出来た。
その後、野間のファインプレーも飛び出した。
前進守備を敷いている中、太田が、外野の頭を越えていくような打球を放った。それに追い付いてジャンピングキャッチ。見事に捕球した。
あの時は、2アウト満塁の場面。
抜けていれば、走者一掃のタイムリーになっていた可能性が高い。
「野間ありがとう!」の一言に尽きるが、締まった守備は、森浦の全力投球が呼び込んだ面もあるんじゃないか。僕はそう思った。
「ピッチャーがあれだけ一生懸命投げているんだから!」っていうね。
まあ、単に僕がロマンチスト気質なだけだと思うけど(笑)
そういうクサイことも書きたくなるぐらいには、森浦、良い顔して投げていたんだよ。カッコ良かった。
昨日も今日も、緊迫な場面での登板、ホントにお疲れ様。
大変な役回りだと思うが、頼りにしているぜ(^^)
投手③:栗林 良吏
<落胆はクローザーの矜持>
ファンの記憶に残り続けそうな、落胆っぷりだったね。
両膝に手を置いて。数秒間、そのまんまの姿勢でさ。
あの姿を見て、色んな人が、色んな解釈をしたと思うんだけど。
僕は「これがクローザーを任された人が背負うモノの大きさなんだな」と思った。
土壇場で打たれて同点に追い付かれたわけだけど、森浦と同様に、悔しいとかって感情は、ほとんど芽生えなかったな。
どちらかといえば「今日はこういう試合なんだなあ」って、ゲームを楽しむような自分が居たぐらい。
そして、栗林の落胆だもん。
あんな姿を見させられると、悔しがることなんて出来ないよ。
選手に感情移入して、試合そっちのけになっちゃうから。
確かに、失点の流れを振り返ってみれば「痛い点の取られ方」だった。
”2アウトランナー無し → フォアボール → タイムリー2ベース”
あと1人の場面まで来たが、もう1つのアウトが取れなかった。
すんなりと勝てたチャンスを逃した。
でもそんなことは、栗林が、一番、良く分かっている。
野球観戦が趣味の僕が指摘するまでもなく。
だからこそ、誰よりも「一番やったらダメな失点の仕方だった」と思ったからこそ、ああいうリアクションになったのかなって。
本人のコメントを見ても分かる通り、彼は、責任感の強い選手。
言葉から察するに「良い意味で忘れる」というよりも「心に刻み込んで自らを戒める材料にする」ってタイプなのかなって、勝手に思っている。あくまでも個人的な見立てとして。
なので、もし僕が何か言うとしたら「栗林が休める試合を一つでも多く作っていけたらいいな」というだけだ。彼のピッチングにとやかく言う気は全くない。
今のカープのリリーフ陣の課題は
「栗林と森浦に続く『信頼してマウンドに送り出せるピッチャー』をいかにつくることが出来るか?」
ここに、かかっているのかもしれない。
投手④:矢崎 拓也
<代役守護神の役割を果たす>
”12回・1点差の場面で登板”
マウンド上では、良い意味で「ふてぶてしさ」を感じるピッチャーなわけだが、そんな彼であっても、今日のピッチングは、凄いプレッシャーだったんじゃないかと推察する。
過去に、何度か僕は「拓也が守護神になっても面白い」と書いたことがある。
たぶん、栗林がカープに来てくれる前、守護神不在の時期かな。
「誰だったら抑えにハマるんだ・・・」と考えた時に、拓也ならあるいは、と思っていた。そもそも好きな投手なんだけどね(笑)
ピッチングスタイルは、真っ直ぐと落ちる球のコンビネーション。
マウンド度胸、負けん気の強さを前面に出し、打者と真っ向勝負が出来る。
それと、大学時代に抑えも経験済みだ。
なので「将来クローザーとして君臨したらワクワクするなあ」って夢想していたら、栗林が一気に日本代表のクローザーにまで駆け上がってしまったので、僕の青写真は、書き換えが必要になったわけだけど(笑)
そんなこともあって、最後、ゼロで抑えてセーブが付いたのは、僕的には嬉しかったな。イレギュラーな形ではあったけども。
3連投で栗林がベンチから外れた時のように、試合展開によっては、守護神不在で戦わなければならない日も出てくるだろう。これからも。
そういう時、代役守護神は、拓也で行ってもらいたいなって、思った。
他のカープファンの方々はどう思うのだろう。ちょっと気になる。
「代役守護神を選ぶとすれば、誰が良い?」
トークテーマにすると盛り上がるかもしれないね。
各々の贔屓チームの台所事情も見えてきそうだ。
よし、メモ書きしておこう。
投手⑤:ニク・ターリー
<来日初勝利>
ヒーローインタビューでは「カープファンが好きじゃけぇ」と、やや仏頂面、もとい、クールにカッコ良く、言ってくれました(笑)
アンダーソンの「カープのファンが一番じゃけぇ!」(満面の笑み)と、セットでお立ち台に上がるのが見たくなったよね(笑)
ターリーは、登板を重ねるごとに、安定感が増している感じがあるよ。
それと同時に、首脳陣の信用度、ならびに、ファンの信頼値も、上がってきた気がする。
結構、覚えてるんだよね。
<一軍昇格前>
「魔の8回」と言われ始めた時だ。
文字通り、リリーフ陣は崩壊していた。そう言い切っても良いだろう。
8回のイニング防御率が5点台とかだった気がする。
あんまり思い出したくないからググッて確認することもしないけど(笑)
そんな状況だったから「ターリー熱望論」は自然と起きた。
「外国人枠は余裕あるのになんで上げない?」と指摘する声も多かった。
僕は特段憤るわけでもなかったが、やはり「早く見てみたいな」とは感じ始めていた。首脳陣からGOサインが出れば、遅かれ早かれ上がってくるだろう。そう思って静観していた。
<一軍昇格後>
結構、叩かれていた印象が強い。
とにかく、投げ終わった後の姿勢を良く指摘されていた。
これはね、僕も思ったの。ジョーク交じりにTwitterで呟いた覚えもある。
僕は技術的なことが分からないのでフワッとした表現でしか伝えられないが「反動を付けて出力を高めるような投球フォーム」なので、投げた後、即座に守備動作に入りにくい。そんな感じかと思う。
なので、ピッチャーが打球を処理する当たりが飛んだ時に、困りそうだなと。外国人投手なら、割と居るタイプかなあとは思うけどね。
たぶん、非難批判が集まった要因は、カープの投手陣のフィールディングが軒並み良いからだろう。
他球団のことは良く分からないが、僕は、カープの投手は、フィールディングが良く鍛えられている。そう思っている。
今日でいえば、九里が良い守りを見せていた。
バントが小フライになったやつをスライディングキャッチでアウトにした。
素早くボールに反応出来るのは、投げ終わった後の姿勢が良いからだ。
そんなこんなで、上がって来たら上がって来たで、あんまり歓迎されていなかったのを思い出す。
「バード戻ってきてくれ~」なんて声も散見された。
例えるならば
「新たにお付き合いした恋人と一緒に居ると、前の恋人のことを思い出して、恋煩いを発症してしまう」
そんなところか。
そんなところか、で、納得して良いのかどうかは、知らない(笑)
<現在>
昇格前、昇格後と、あまり良い評判が聞かれなかったターリーだが、ここにきて、グングンと評価を上げている。
表現を変えれば、日本野球に順応してきたのだろう。
一軍の舞台に徐々に慣れて来たことで、本来の力を発揮し始めたのではないかな。
昇格直後と比べて、ストレートの球威がグンと増した感じがある。
速球派の外国人ピッチャー特有の「荒々しさ」みたいなモノも出て来たように思う。見るからに速そう。見るからに球威ありそう。そんな感じ。
あと、今日見て思ったのは「ゾーン内で勝負出来る」のが彼の強みだな。
コントロールはアバウトなタイプなんだけど、上手い具合に、ストライクゾーンの中で散らばってくれる。「荒れ球」がプラスに作用している感じがあった。
これはやっぱり、自分のボールに自信がある証拠じゃないかな。
「俺のボールなら多少甘く入ってもそう簡単には打たれはしない」
そう思えていれば、強気に攻めていきやすい気がする。
一軍で登板を重ねることで、感覚的に分かって来た部分もあるのでは。
何はともあれ、初勝利、おめでとう(^^)
野手①:ライアン・マクブルーム
<4打数4安打の固め打ち>
打ちも打ったり!
絶好調の坂倉とともに、打線を牽引する大活躍!
カープが開幕ダッシュに成功していた頃、マクブルームと坂倉の活躍が際立っていたと記憶している。あと、今は不在だけども、龍馬も良かった。
4番と5番が安定的に活躍してくれたからこそ、当時、3番に座っていた小園の復調を待つ余裕があった。それでも繋がりを失うことはなかった。
そう。
キーワードは「安定」なのだ。
マクブルームと坂倉の何が良いかっていうと「安定感が抜群」なところ。2人は期待通りの働きを魅せてくれる印象が強い。まさに「THE・仕事人」である。
2022年の「つなぎのカープ」を体現する上でも、2人は欠かせない。
外国人の4番バッターが、勝負どころでボールをしっかり見極めて、フォアボールで塁に出て、後続に託す。
そういうのって、なかなかないじゃない?
だけどマクブルームは、そういう打撃が出来るバッター。
なぜなら、後ろに座る坂倉の勝負強さがピカイチだから。
後ろに繋ぐことが出来れば、チャンスも拡大していく。
つまり、ニコイチ。
マクブルームと坂倉は切っても切れない関係と言えるだろう
「4番・マクブルーム|5番・坂倉」
僕は、この2人が並ぶ打順が大好きだ。
「彼らが打てなかったなら仕方ない」と素直に思える。
これからも頼りにしているぜ、カープが誇る強打者コンビ(^^)
野手②:松山 竜平
<決勝点となる犠牲フライを放つ>
いや~、やってくれました!
これぞベテランという、渋い働きを魅せてくれた。
犠牲フライは「最低限の仕事」と言ったりもするが、いやいやそんなことはないでしょって、思う時もある。
言ってしまえば、送りバントと、性質は似ている気がする。
”決めて当たり前”
そう思われながら実際に決めるのって、かなりのプレッシャーだろうな。
バントのシーンを見ていると、そんなことを考える自分が居る。
決めたら決めたで「別に当たり前でしょ?」と流されて、決められないと「何やってんだ!」と怒られる。そんなんだったら、割に合わない。少なくとも、僕ならやりたくない。
犠牲フライも、バントほどではないにせよ、似た側面があると僕は思う。
「1アウト3塁」という形を作れたら、どう攻めれば点を取れるのか考える。
例えば、フライアウトの間に1点。
例えば、ゴロの間に1点。
「ノーヒットで1点を取るにはどうすれば良いか?」を考える。
それで得点出来なかったとなると、野球ファン恒例のタラレバが始まる。
いわゆる「あと一本が出なかった」というやつだ。
「あの場面で犠牲フライでも内野ゴロでもいいから三塁ランナーを返せておけば、こんな試合展開にはならなかったのに・・・」
これ、人生で何回聞くんだろうというセリフ(笑)
それだけ使い古された表現ということは、裏を返せば「最低限の仕事ってそんな簡単に決まるものじゃないよね」とも、言い換えられる。
それを心得た上で、野球を観戦したいと僕は思う。
そういう諸々を込めて「松山ナイス!」と僕は言いたい。
敢えて言うのであれば「最低限の仕事を最高の場面で決めてくれた」なんてのはどうだろうか。これ、僕が好きな表現。良く使う。
気になったこと
①:「送りバント × スクイズ」
8回、マクブルームと坂倉の連打が生まれて、健人の送りバントでランナーがそれぞれ進塁して、小園がスクイズを決めて1点を追加する。そんな得点劇があった。
おそらく、多くのカープファンはこう思ったことだろう。
”これこれ。カープらしい野球ってのは、こういう攻撃なんだよ!”
断言出来るのは、僕はそう思ったということだ。
あ、解説の佐伯さんもそう思ったらしいよ。お揃いですね。
あの場面は、リズムの良い攻撃がハマった。
コツン、コツンとね。
なんか、こっちが仕掛けるよりも、相手に仕掛けられて上手く決められちゃう場面の方が目立ってたと思うからさ、凄く嬉しかったのよ。
溜飲が下がるっていうのか。
使い方、これで合ってんのかな?
特に、小園のスクイズね。
インロー、膝元のスピードボール。
それもエスコバーの真っ直ぐだから。メチャクチャ速いボール。
あの球を、なんとかバットに当てて、フェアゾーンに転がしてくれた。
良い点の取り方じゃないですか。
泥臭くね。1点をもぎ取る野球。
カープが目指している野球が今日は出来たわけだ。
んーと、この書き方しか思いつかないんだけど。
ああいう点の取り方って「玄人好み」とでもいうのかな。
同じ1点でも「相手にダメージの残る1点」って感じがして、良いよね。
玄人好み。
他に良い表現あるのかな?
これだと自分のことを玄人と言ってるみたいで、気恥ずかしい。
まあ(笑)
こういう点の取り方も、ちょくちょく見てみたいよね。
今シーズンは「ピッチャーとバッターのガチンコ勝負」っていう場面が多いからね。スクイズはあんまりやってないんじゃないのかな。
選手を信用して任せるのも立派な采配だとは思うが、時には、サインを出して選手を動かして攻めていく。そういう野球も見たい。
僕は好きだな、動く野球。
リスク承知で、果敢にトライする野球。
そういうのって見てて面白いもんね。スリルがあってさ。
②:「3番上本|4番マクブルーム|5番坂倉」
唐突ですけど、この打順、どう思います?
(笑)
僕も、今日の試合を見て漠然と感じただけなんだけど、一回見てみたいなあって思った。なんとなく。
今、崇司と坂倉が絶好調なのは間違いない。
だって2人とも5試合連続マルチヒットだよ。
それって凄くない?(笑)
なので、2人をくっつけた方が得点能力は上がる。
今は特にそんな気がする。
マクブルームは、今日はたまたま大当たりDAYって感じな気もするけど、個人的には、打順を動かしたくないバッター。彼にはドッシリと4番で構えていて欲しい。
マクブルームの何が一番好きかっていうと「フォアザチームの精神」を持って野球に取り組んでくれるところだ。
「俺が決める!」という風に、気持ちが逸って強引にスイングを仕掛けていくのを、僕は、ほとんど見かけたことがない。
むしろ、重要な局面になればなるほど、強引さが無くなる。
そんな印象すらある。あくまでもイメージ論だけど。
打つべき球を見極めて「好球必打」を心掛けているように見える。
その結果、フォアボールになったのなら、それはそれでOK。
後ろに繋げば、チャンスも拡大する。仲間に決めてもらえばいい。
あんな献身的な姿勢を見せられたら、もう好きになるしかない。
というわけで、聖人君子のマクブルームを、現在絶好調の二人でサンドイッチにしてみよう。そんな打順。
もし僕がピッチャーだとしたら、このクリーンアップには投げたくないんだけど。皆さんはどうだろうか?
龍馬不在を受けて3番を打っている菊池は、慣れ親しんだ2番へ。
1番は、デッドボールによる影響も癒えた(と思われる)野間に、リードオフマンとしての働きを期待する。
”素晴らしい上位打線じゃないか・・・(恍惚)”
6番は、最近、攻守に印象的な活躍を魅せている健人。
今、ラッキーボーイ的な選手になっているからね。期待込みで。
アツも打撃の状態が徐々に上がって来たように思われるので、6番か7番、そこらへんに置きたいね。ココは捕手の兼ね合いになってくるけども。
で、8番は小園。
なんか「恐怖の8番」って感じもあって、合ってると思わない?
打撃センスは卓越した技術を持っているし、飛ばす力もあるバッター。
打率が低いといっても「与しやすい」印象はあんまりないんだけどな。
現状は調子の波が激しいのが玉にキズだけど、守備面ではしっかりとチームに貢献しているからね。個人的には、ショートスタメンで辛抱強く起用してもらいたい選手。
おわりに
<5連勝!借金返済!2位巨人と1ゲーム差!>
実のところ、カープのチーム状況がググーンと良くなっていったのか、それとも、阪神、DeNAとの相性の良さを遺憾なく発揮しての勝利なのか。僕には良く分かっていない(笑)
そういう意味では、来週の2カードは、チームの好不調を占う上で、試金石となる一週間と言って良いだろう。
・「広島-ヤクルト」|6月28日~6月30日(火~木)
・「広島-巨人」 |7月1日~7月3日 (金~日)
今シーズン、相性が良くない2球団と戦うことになる1週間。
ココを、そうだな、5割で乗り切れば、かなりの手応えを得られると思う。
5割。
借金生活に逆戻りしない。
かといって、貯金生活に突入するわけでもない。
一見、現実的な目標設定のようにも思えるが、僕としては、かなり挑戦的な思いを乗せて、5割で乗り切りたいと書いたつもりだ。
それぐらい、この前のヤクルト3連戦の戦いぶりは、見事だった。
見事だったっていうのか、シンプルに、強い。シンプルに、怖い。
そんなヤクルトとがっぷり四つで打ち合いまくった巨人もやっぱり怖い(笑)
さて。
ウチの投手陣は、難敵の2球団とどう立ち向かっていくのか?
そして、5試合連続チーム2桁安打を記録した打線は、来週も好調ぶりを継続することが出来るのか?
嗚呼、火曜日が待ち遠しい。
今日はココまで。
<P.S.>
記事の書き方を、割と結構、イジってみた。
どうだろう。
見る側としてはあんまり変わらないのかな?
僕としては、かなり感覚が変わった。
断言できるのは、昨日の記事よりも、書いていて楽しかった。
なので、良い方向に改善出来たと言えるだろう。
ただ、相変わらず、書き出すと話が長くなる。
この悪癖はnoteに限らないので、たぶん、なおらない(笑)
ただ、この文量を「カープの試合がある日は毎日書きます!」ってなると、なかなかの作業量になってしまう。端的に言うと、しんどい(笑)
なので、ちょうど良い塩梅を見つけたいとは、思っている。
書いている内容自体は、今のところ、概ね満足している。
僕らしい文章が書けている。そんな感じはする。
読み手がどう思うのかは、あんまり考えられていないけれど(笑)
今やるべきことは、記事ネタのの取捨選択だな。
何を取り上げて、何を流すのか。
ココの線引きをもっと上手くならないとな。
とりあえず、今日はこんなところで終わろう。
今日も10000文字を無事に超えました。
Twitterに呟いている頃は、さすがにここまで文字を綴りたい欲求があるとは思ってなかったわ(笑)
僕の話が長いのが根本原因だと思うけど、振り返り記事を書き始めた辺りから、見どころ満載の試合が比較的多い気がする。これは気のせいか?(笑)
(11195文字)