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♯69 6月22日(水) 広島 5-4 阪神

はじめに

<混沌とした試合展開だった・・・>

「阪神戦1分け挟んで9連勝!」

いや~、実感はない。全くない。誇張抜きで。
なんで勝てているのか・・・。

試合後、阪神ファンさんが「カープは負ける気がせんやろうな~」とボヤキコメントを残されていたけど、全然そんなことないですよ。昨日も今日も。

特に今日は、どう振り返ろうか難しい試合だね~。ホント。

試合の流れがどっちに転ぶのか分からないまま進んでさ、最後、ホームランで決着が付いた時も「え、試合終わったん?」みたいな気持ちになった感じもあったし。

阪神ファンの父親と一緒に観戦していたのだけど、両チームのファン、そんな感じだったんじゃないかな。少なくともウチはそう。

特に地上波のMBSで見ていた人はそうでしょう。試合が終わってスグに中継が終了したからね。置いてけぼり感が凄かった。感情の行き場をどこに持っていけばいいのっていう(笑)

今でも勝った気がしないよね。

宇草のヒーローインタビューを聞きそびれたのを今になって後悔している。
後述しますけど、あそこで良く決めてくれたよ。ホント。

そういう意味では、相性の力も働いてたのかなあ・・・。

明日から岩崎がリフレッシュ休養から帰ってくると思うけど、その前日に、選手総動員の試合を繰り広げたっていうのも「持ってる」ってことなんだろうか。

色々考えてはみるけど、う~ん、僕の頭では分からん!w

「勝ちに不思議の勝ちあり」という野村克也氏の名言を拝借して、それっぽくまとめることしか、僕には出来ません。

んじゃあ、振り返っていきましょう~。


試合結果

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スタメン

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打者成績

Sports navi 野球速報 / 打者成績


投手成績

Sports navi 野球速報 / 投手成績


注目選手

松本 竜也

<勝ち越しを許した後の開き直り>

僕ね、ココが「隠れたポイント」だった気がするんですよ。

今日は「宇草スゲー!」という試合で間違いないと思うけど、そうやって叫ぶことが出来たのは、竜也が1失点で断ち切ってくれたのが大きかった。そう感じたな。

10回表、同点の場面で登板。

敢えて言おう。

僕は、ターリーだと踏んでいた。
左バッターの近本と佐藤輝明に対しては、ターリーで来るだろうなと。

大山以降はどうかな。
展開次第かな。
残りの枚数を考えると1イニング行かせたいけどな。

そんなことを考えていたので、あの場面で竜也は、僕にとっては意外だった。

だけど、佐々岡監督が、竜也のことを高く買っているのは知っている。
これまでも、プレッシャーのかかる場面で起用することがあった。
結果が伴わず、敗因理由に挙げられることもちょこちょこあった。

それにも構わず、今日も痺れる場面で送り出したのは「ブレない采配」と言えるだろう。竜也も意気に感じたのではないかな。

佐々岡監督が「度胸のあるピッチャー」と形容しているように、持ち前の強心臓に期待しているのだと思う。勝ちパターンの一角に割って入れる素質があると。

そんなことを述懐しつつ投球を眺めていたら失点してたんだけどね。

佐藤輝明にタイムリーを打たれたのは、低めのフォークボール。
投げミスには見えなかった。良い高さに落とせていたと思う。
しかし、体勢が若干前に倒されながらも、バットの芯に上手く当てられた。
あれは打ったバッターを褒めるべきだろう。

佐藤輝明はああいうバッティングが出来るんだよな。
強打と巧打の両面を併せ持っているバッター。
それを一年目から魅せていたのだから凄いよ、ホント。

で。

竜也は、ここからが凄かった。

失点を許して、なおもノーアウト二塁のピンチ。
バッターは絶好調の大山、6月好調の糸原と続いていく。
正直、複数失点も覚悟した。

だけど、竜也は違った。
僕の弱気の虫を払いのけるようなピッチングを魅せたのだ。

大山と糸原、怖い2人を連続三振で跳ね除けた。

フォークを上手く打たれたことも影響したのか、ストレートでガンガン攻めていった。悔いを残さぬように、一番自信のあるボールを思い切り投げて抑え込んだ。


その迫力に押されて、阪神ファンの父親も思わず「急に良くなりだしたなw」と苦笑交じりのボヤキを漏らしていたほどだ。

特に大山を見逃し三振に切って取った場面は圧巻だった。

アツはインコースを要求。
強気のリードに応えて、インローにズバッとストレートを投げ込んだ。
大山のバットはピクリとも動かなかった。
まさに「不意を突かれた」というような感じだった。

インローストレート。
何を隠そう、昨日、床田が大山にホームランを打たれたのと同じボールだ。
ここぞという場面で、裏を掻くような攻めが見事にハマったのだ。

「リードは結果論の側面が強い」と断った上で書かせてもらおう。

アツ、ナイスリード。竜也、ナイスピッチング。
見てるこっちがドキドキするようなところに投げ込めていたよ。

1点を争う攻防の中で、タイムリーを打たれた。
直後、怖い怖い大山に対して「攻めの投球」を貫いた竜也を見て「メンタルが強い投手だな」と改めて思わされた。

プロ初勝利は、坂倉と宇草がホームランを打ってくれたからこそ付いた「棚ぼた勝利」だと解釈する人も居るだろう。

だけど僕は「折れない心」が自身の勝利を手繰り寄せたと言いたい。
ともかく、初勝利、おめでとう。
良いもん見せてくれて、ありがとう。

宇草 孔基

「え~っ、サヨナラホームラン!?」

宇草にとって大変失礼なことだと承知した上で書く。

たぶん、カープファンも阪神ファンも、そう感じたと思う。
ホームランが飛び出した瞬間。
「おー!」「うわー!」よりも「え~っ!?」だと思う。

少なくとも、我が家のカープファンと阪神ファンは、そうだった。
むしろ、僕と父親は、12回の攻防について話し合っていた。
呑気なものだ。試合の途中だというのに。

ごめんよ宇草。
ホームランで試合を決めてくれるとは微塵にも思っていなかった。

この際だから、白状しよう。

12回、阪神の上位打線~クリーンアップを、残りの投手陣でどう抑えようか。そればかり考えていた。ターリーの出来次第だなと思っていた。先頭打者が大事だなと、当たり前のことを思っていた。

父親とは「佐藤輝明に代走出さないんだと思っていたけど、今思えば、代走出さなくて正解だったね~」とか話していた。

そしたら打ってた。

”野球は何が起こるか分からない”

劇的な幕切れで終わった試合を見せられた時、野球ファンは、決まってそんなことを言う。しかし、時が経てばその気持ちは薄れていく。喉元過ぎれば熱さを忘れる。言い得て妙だ。

また今日も、分からされてしまった。
野球の面白さというやつを。
地上波の中継時間終了目前で決めたのもポイントが高い。
さぞかしTwitterでは盛り上がったことだろう。

ああ、大丈夫。
言われなくても分かっている。

「宇草のホームランについてほとんど言及してねえな?」

良く、分かっている。
自分で書きながら、自分でツッコミを入れているから。

だって仕方ないじゃないか。
もう一度僕の文章を読んでみてくれよ。
正直に書いてあるだろう。

”試合をちゃんと見てもなければ、先のことばかりを考えていた”

反省、ですね(真顔)。

気になったこと

「あと一本が出ない」or「あと一本を出させない」

僕はこのテーマで良く頭を捻らせることがある。

あと一本が出ない「決定力不足」が問題なのか?
あと一本を出させない「粘り強さ」の賜物なのか?

今日はどっちだろう。
非常に判断に迷うところだ。

ウーンウーンと考えていたら、試合中、疲労感を強く感じたほどだ。
晩御飯が食べたい気分にならないぐらいには、見てて疲れる試合だった。
試合の流れが行ったり来たりして落ち着かなかったのもあるだろう。

一つ言えるのは、僕の性格として「あと一本を出させないというモノの見方をしたがる」特徴がある。

それはなぜか?

「あと一本を出させなかった」という「踏ん張り」を称える声よりも「あと一本が出なかった」という「不平不満」を述べる声の方が目立つように思われるからだ。

だったら、僕は、その逆を行こう。
みんなが言わないならば、僕が率先して言おうじゃないか。

”打ちたい場面 ⇔ 打たれたくない場面”

野球は相手があるスポーツ。
常に自分の思い通りにコトが運ぶわけがない。
当たり前の話だが、常にそのことを忘れないようにしたい。
僕は、自分自身に、そう言い聞かせている。

ゴタクはこの辺にして、話を戻そう。

今日はどっちだっただろう?

正直、遠藤とガンケル、両先発、調子はあまり良くなかった。
ノックアウトするチャンスもあったはずだ。
だけど、両ピッチャー共に、辛くもゲームメイクして、後続に託した。

ならば「あと一本が出ない試合」だったのか?

そうとも言い切れない気がする。
結果的にアウトになったけど、捉えた打球も多かった。
野手の正面を突く不運な当たりもあったし、好守備に阻まれた場面もあった。

だったら「あと一本を出させない試合」だったのか?

う~ん(笑)

やはり結論を出すのは難しいんだけど、とりわけ阪神の守備陣に、ファインプレーが目立っていたと思う。

・大山の冷静な一塁守備(好捕&状況判断◎)
・近本の背走キャッチ(前進守備→落下地点へ一直線)
・島田の球際の強さ(外野手前の打球をスライディングキャッチ)

ザッと思い出せるだけでこの通り。
プラス、捉えた打球が正面に飛んで行ったのも結構多かった。
カープ目線だけでもこんなにある。

うん。

なので僕としては「14安打2ホーマーで5得点は効率悪い」と愚痴をこぼすよりも「ここぞの場面で好守備が生まれる阪神の堅い守りに阻まれた」と相手チームの守備を称えたい。

単なる綺麗事かもしれない。
だけど、僕はそういうスタンスで観戦するように心がけている。
それが災いしてカープファンから顰蹙を買うこともある。

しかし、こればかりは譲れない。
いわば、アイデンティティなのだ。
八方美人で結構。
言わせたいやつには言わせておけばいい。

コホン。

まあ、一言でいえば「カープファンである前に野球ファン」ってことなんだけどね(笑)

「偏見アリ」と断った上で書かせてもらうと、カープとサンフレッチェを応援している広島県人からは、僕の野球観戦スタイルは、良く思わない人が多いのではないかな。あくまでも、経験則としてね。

”「『野球』から入ったのか『地域』から入ったのか」”

この違いは、結構、大きいと思っている。
もちろん、良し悪しの話ではない。

崇司の打順は何番が良いのだろう?

笘篠さんが「上本を2番に置いて菊池の役割をさせるのも面白いと思うんですよ」と話されていたので、ちょっと考えてみようかなと。ちょうど、僕も気になっていたところだし。

以前、どこかの記事で「6番上本は苦肉の策」と書かせてもらった。

6番を置くことに反対しているわけではない。
現状、適任者が居ないゆえに、ベストよりもベターな選択ということで「消去法的6番打者」だと思って見ていたのだ。

そしたら、アツの打撃の調子が上がって来た。
それを受けて、今は、アツが6番に座っている。
崇司は昨日、今日と8番起用が続いている。

確か、僕はこう書いていた。

・出塁率の高さを考えると2番に崇司を置くのも面白い
・アツの打撃が上向くなら「2番上本|6番會澤」が見てみたい

今もその考えは変わらない。

龍馬が離脱して、2番は流動的、3番に菊池が座っている現状を見ると、崇司の8番起用はどうなのかな、という気はしないでもない。

笘篠さんの意見に賛同して、2番に崇司、7番に宇草辺りを置いたら、どんな打線の巡りになるのか。見てみたい気もする。

・・・って、2番の宇草が活躍して勝った日に書くことじゃないな。

猛打賞にサヨナラ打も放ってるバッターだぞ。
打順降格を示唆するようなことを書いてどうするんだ。

すまん、宇草。

サヨナラホームランに対するコメントといい、リスペクトに欠けてるな。
「走り打ち気味のスイングが気になるかなぁ」とか言っててごめんな。
矯正に取り組んでいることは知っているぜ。
僕らが見えないところで必死に努力してるんだろうな。

願わくば「宇草は7番辺りで~とか言ってすんませんでした!」と言わせるような活躍をしてくれ。熱い手のひら返しをさせてくれ。

改めて、サヨナラホームラン、おめでとう。

12回に進んだら、ウチはしんどい戦いになっていたと思う。
あの場面で決着をつけてくれてありがとう。ホント助かったよ。
ロクに見ていなかったから、やっぱり内容には、言及できないんだけど。


おわりに

<森浦と栗林を休ませてあげたいね~>

欲張りな願望だと自分でも思うが、3連投は避けてあげたい。

金土日の3連戦も控えていることを思うと、明日辺り、休ませられるような試合展開で行きたいところ。

あいにくウチは、リリーフ陣でローテーションが組めるほど盤石な体制ではないので、僅差の終盤になると、どうしても登板がかさんでしまう。

それを避けるとなると、明日の先発、アンダーソンにしっかり試合を作ってもらった上で、相手の先発、ウィルカーソンを打ち崩していかないといけない。

う~ん、なんという理想的展開・・・(笑)

いや、14安打を放った「マシンガン・カープ打線」なら不可能ではない。

絵に描いた餅だったとしても、絵に描かなければ、そもそも何も起きない。
「期待は感情の借金」と言い聞かせて何も期待しないようでは面白くない。
カープ打線に大きな期待をかけて、明日は声援を送らせてもらおう。

ていうか、ウィルカーソン、カープ戦は初めてかな?
ちゃんと見た覚えが無いので、たぶんそうだと思うんだけど。
どうだろうか、初モノ。

そうそう。
ちょうど緒方さんがこんな戦評をしていた。

・一時期よりも打線の状態は良く、底を脱した
・中継ぎの踏ん張りがさらに上を目指すうえで鍵になる

う~ん、同感です!(雑)。

今日はココまで。


<P.S.>

「技術力、人間性の良さなど今のカープに残してくれることは多い」
(松田元オーナー)

「もし秋山を獲得できたら?」という妄想材料を提供してくれただけで喜んでいたのに、オーナー直々のコメントまでお見せしてくれるなんて、どう受け取ったら良いのか。僕は内心、はかりかねております・・・(汗)。

「メジャー帰りは古巣に戻って経験を還元して欲しい」という派閥に属していたのだが、いざ自分事となると、考えが揺れ動いたりする。つくづく人間ってやつは勝手な生き物だと思い知らされるハメになった。

「レッズのユニフォームと勘違いしてカープ選んでくれへんかな」という戯れ言で流してしまう算段だったのだが、どうやらカープサイドも本腰を入れて獲得調査を進めているようだ(たぶん)。

カープが声を挙げるってことは、何らかの手応えが掴めてるんだろうしね。
巷では、色んな憶測が飛び交っているけれども。

ひとまず、今後も、秋山の動向を注視していきたい。
というか、注視しようと思わなくても、注視しちゃってる。
おかげで生活リズムが多少乱れている。どうしてくれるんだ(八つ当たり)。

こうやってカープの補強情報が飛び交うと、それはそれでリズムが狂うのだから、補強して欲しいのか、補強して欲しくないのか、良く分からんな(笑)

「・・・『P.S.』にしては長いなぁ?」

僕が断言できることは

「一度でもカープのユニフォームに袖を通したことがある人はみんな思い入れを持って応援させてもらうよ」

これだけだ。

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