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#88【7月15日(金)】秋山 翔吾:移籍後初ホームラン!|大瀬良 大地:無死満塁のピンチを1失点で凌ぎ切る!|磯村 嘉孝:プロ初満塁ホームラン!【カープ戦記】
【概要】
チーム:1日で3位浮上
チーム:東京ドーム今季初勝利(6戦目)
秋山 翔吾:日本復帰25打席目で第1号ホームラン
磯村 嘉孝:プロ入り初の満塁ホームラン
【結果】
〈先発投手・対戦成績〉
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〈スタメン〉
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〈スコア〉
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〈打者成績〉
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〈投手成績〉
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〈その他成績〉
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【見所】
<1回表>秋山 翔吾:カープ移籍第1号2ランホームラン!
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
野球中継を見ていた95%のカープファンが、実際に声に出して、あるいは、心の中で、快哉(かいさい)を叫んだのではないでしょうか(笑)
もし可能ならば、色んなカープファンのリアクションを見てみたい。
十人十色だと思うんだよ、リアクションって。
僕の場合は、
軽く口を真一文字にして、右コブシを軽く握って、うんうんと二度三度頷いて、カープの選手達や首脳陣の嬉しそうな姿を眺めて、余韻に浸る。
こんな感じでした(笑)
基本的に、勝ち負け、得点失点、リアクションは薄い、あるいは、リアクションゼロ、そんな観戦スタイルです(笑)
カープの選手達を見ていて印象に残ったのは「打った本人よりも周りが嬉しそうだな~!」ってところやね(^^)
特に菊池(笑)
野球観戦しながら実況ツイートするタイプではないのだけど、どうしてもリアルタイムで触れたくなった時は、ツイートするようにしている。
秋山がホームランを打って自分のことのように喜ぶ菊池を見て自分のことのように嬉しくなるカープファン(僕)
— ぎっちょ🗣ぶきっちょ (@Ryusei__Tweet) July 15, 2022
共感してくれるカープファン多いんじゃないかな(笑)
まあ、菊池と秋山の仲良しエピソードは、移籍が決まってからのニュースで散々取り上げられていたので、割愛で(笑)
言わずもがなってね(^^)
今回は別の視点から深掘りして見ましょう。
というわけで、2つの記事を見てくれ。
ついに飛び出した。広島・秋山翔吾外野手(32)が15日の巨人戦(東京ドーム)で日本球界復帰後、初アーチをマークした。
初回一死二塁で迎えた第1打席。相手先発・山崎伊を前にフルカウントから8球粘った末、145キロの直球を右中間席へ先制の2ランを叩き込んだ
広島へ加入し、7試合25打席目で新天地での移籍1号を記録。「打ったのはストレート。前の二人が良い流れを作ってくれました。粘りながら良いつかまりでした」と振り返った。
前日まで打率.136と苦しんでいた秋山選手。初回に1アウト2塁のチャンスで打席を迎えます。巨人の先発山崎伊織投手相手にフルカウントからの8球目を捉え、ライトスタンドに運び今季1号となるホームランを放ちました。
SNSでは「秋山さんホームランキター」「秋山ァァァァァ」「秋山ついにか」「秋山ホームラン!! うれしぃ~♪」といった声が寄せられています。
どうやら、秋山のホームランを目の当たりにして「遂に出た!」と感じたカープファンが多いらしい。
僕は、うーん、どうだろう(笑)
「よし、昨日今日と、良い感じ」とは思ったけどね。
「遂にホームランか!」って気持ちは、そんなに無かったかな?w
おそらく「遂に」と感じたファンは、それだけ、秋山への期待値が高かった表れなんやろうね。
「ホームランバッターというわけじゃないから『遂に』っていうのもナンセンスだよ」みたいな指摘は、不毛な議論を生むだけなので、無粋ですよ(笑)
とはいえ。
「7試合25打席目で『遂に』ってどうなんだろ?」
と気になってしまったので、この場を借りて、数字を持ち出して、計算してみようと思う。
というわけで、秋山の打撃成績ドン。
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打席数すごいな(笑)
ちょっとこの画像だと見分けつきづらいけど、143試合出てる年は、ほぼほぼ、打席も太字になっているから、ライオンズがそもそも、強力打線だったんだろうね。
今回注目したいのは「打席 ÷ 本塁打数」だ。
まず、NPB通算で算出してみよう。
「5326打席 ÷ 116本塁打 = 45.913
ほう?
続いて、メジャー挑戦前、全盛期と思われる、2015~2019年を足して割った数字を出してみる。
「3368打席 ÷ 94本塁打 = 35.829
ふむふむ。
つまり「25打席目でホームランが出た」のであれば「平均ペースで言えば速い」ということになる。
なので「遂に」という感情は、計算、理屈の上では、正しくはないと言えるのではないだろうか?
・・・
(笑)
今回の件で「世の中は『正しい』ことが全て『正解』とは限らない」という教訓を学ぶことが出来ましたね。
こんな類の話を面と向かってドヤ顔で指摘したら高確率で嫌われること間違いなしなので、気を付けましょうね。
「秋山ホームラン遂に出たね~!」って、共感しときましょう(笑)
コホン。
なんか捻くれた文章を書いてしまったけど、シンプルに嬉しかったよ。
これからも頼むぜ、カープの3番バッターさん(^^)
<4回裏>大瀬良 大地:無死満塁のピンチを1失点で凌ぎ切る!
今日は「秋山 翔吾 ✖ 磯村 嘉孝」というホームランデーになって、大瀬良のピッチングに触れている人が少なかった印象なんだけど。
エースらしくね、粘って投げてくれましたよ。
ヒットは結構打たれたと思うけど、大瀬良らしく、省エネピッチングでね。
球数が多くなり過ぎず、7回まで投げて、HQSを達成してくれた。
そこで取り上げたいのは、ノーアウト満塁の大ピンチの場面。
・・・の前に、大ピンチを背負うことになった直前のイニングを、ちょっとだけおさらい。

サクサクっとね、三者凡退に打ち取られたんだよな。
それが災いした、とまでは言わないけど、俗に言う「守備のリズムを攻撃に繋げる」というバッティングで攻められたかな、という印象は持った。

5球でノーアウト満塁ですからね(笑)
ポジティブに捉えれば「5球で済んだ」とも言えるけど(笑)
何球も粘られて粘られて、しぶとくヒット、一二塁間とか三遊間とか、深いゴロを転がされて抜けていくのが、一番しんどいからね(笑)
あれ、試合を見ているファンがそう感じるんだから、投げているピッチャー、リードしているキャッチャーは、相当堪えるんだろうな(汗)
それはさておき。
「あっという間に攻撃終わったと思ったら、あっという間に大ピンチを迎えちゃったよ」という状況で、迎えたバッターは、中田翔。
今の巨人でいうと、岡本よりも、後ろに続くポランコと中田翔の方が、僕は怖さを感じるので、固唾を呑んで、見守っていた。
結果は・・・。
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アウトローに制球されたストレートを打たせて、狙い通り、ゴロに打ち取ることが出来た。
その間に三塁ランナーが本塁生還。
続くバッターは大城。
彼のことは詳しくはないのだけど、7月、ホームランを良く打っているイメージがあったので、まだまだ怖いバッターが続くぞ、と、姿勢を正した。
(今更ながら成績を調べてみた)
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ん-・・・。
6月と7月は別人のような成績になってますね(笑)
打率を取るべきか、本塁打を取るべきか。
ケースバイケース、正解は無いけど、今月はホームランを取るぜ。
そんな感じだな(笑)
とはいえ、46打席で5ホーマーは、特筆すべきポイントだね。
こういうバッターが7番に座っているのは、かなり怖いと感じる。
イメージよりも更に打っていたので、警戒心を上げて観戦しよう(笑)
前置きが長くなったが、大城との対戦結果は、果たして?
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大瀬良の伝家の宝刀、カットボールが決まって、空振り三振!
僕は、大瀬良の調子のバロメーターは「カットボールの精度」にあると思っている。
具体的に言えば、左バッターのインロー、右バッターのアウトロー。
左打者には膝元に食い込んでくる軌道で鋭く曲がって来るボール。
右打者には鋭く変化して外に逃げていく軌道で曲がって行くボール。
このボールが決まる確率が高いと「今日の大瀬良は安心して見ていられそうだな」と感じる。
この場面、大城を三振に取ったカットボールは、まさに「左打者の膝元に食い込んでくる軌道」で、空振りを奪うことが出来た。
ちなみに「右打者には鋭く変化して外に逃げて行く軌道」で、空振り三振を奪ったケースもあったので、それも軽く紹介。
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初回、岡本から奪った三振が、そんなボールだった。
この場面は立ち上がりのピッチングでもあるので「今日の大瀬良はどうかな?」と注視していたのもあって、なおさら「良さそうね!」と思えた。
奇しくも、今日の解説は、大瀬良とバッテリーを沢山組んできた石原慶幸さんだったので、解説も含めて、楽しませてもらった。
やはり「大瀬良と言えばカットボール」と言い切っても過言ではないぐらい、本人も、イチバン自信のあるボールらしい。
カットボールと言えば「芯を外す狙い」で投げるピッチャーも多いと思うのだけど、大瀬良の場合は「空振りを奪いたい」という美学を持っているとのこと。
なるほど、ピッチングを見ていても、それが頷ける。
一緒くたにしては語弊があるかもしれないが、松坂大輔の高速スライダー、そんなイメージも、本人の中では、あったりするのだろうか?
どうだろうね(笑)
他のピッチャーで、カットボールで空振りを奪ってくる選手、居るかな。
僕が他の球種だと思い込んでるだけで、実はカットですってパターンも、ありそうだけど(笑)
カットボールとか、シュートとか、ツーシームとか。
そういう「スピードボール系の変化球」って、パッと見、わからない(笑)
一球速報をチェックして「あ、その球種だったんだ」みたいな(汗)
ただ、確か、カープの選手が言ってたのかな。
「あの時、実況で『〇〇』って言ってましたけど、僕が投げたのは『△△』なんで」って訂正されたりだとか、
「試合後、野球速報をチェックしたんですけど、あそこの変化球は『〇〇』じゃなくて『△△』なんで」みたいな訂正のされ方もあるのだとか。
う~ん、球種の世界は奥が深い・・・(笑)
(気になったので探した)
あった。
結構、時間がかかった。
一回探し始めると、見つかるまで、トコトン探してしまうタイプ(笑)
ちょちょっと、抜粋しておこう。
<大瀬良 大地>
「中継のVTRを見ていて、球種の言い間違いですか? ありますね」と爽やかな笑顔で語るのが、エースの大瀬良大地だ。しかし、ここからのフォローに癒される。「フォークと縦のカットボールとかの間違いが多いですかね。でも、実況でも間違うということは、打者も多少なりとも判別が難しいということでしょう」。
大瀬良には、間違えて欲しくない球種もあるという。「スライダーとカットボールの間違いですね。カットは自信のある球で、スライダーはそんなに自信が大きいわけではありません。なので、ここを混同されてしまうと、ちょっと自信を失ってしまいますね」。
<九里 亜蓮>
「坂上さんの中継、見ましたよ。確かに、球種の間違いはありますね」。ならばと、判別のヒントを乞うてみた。「ツーシームは左打者に逃げ落ちます、フォークは落ちるときに少しスライダー気味のことがあり、チェンジアップは球速が違いますよね……」。
「誰しも間違えることがありますよ。フォークとチェンジアップの間違い、シュートとツーシームの間違い、ほぼほぼ全部が間違いの中継だってありますから。逆に、打者が戸惑ってくれればいいです。相手ベンチで、シュート? いや、ツーシーム? そんな風になっていたらラッキーですね」。
▶カットは自信のある球で、スライダーはそんなに自信が大きいわけではありません。なので、ここを混同されてしまうと、ちょっと自信を失ってしまいますね。
この記事でも「カットボールは自信のある球」と言っているのを見て、少しニヤッとしてしまった(笑)
正直、判別能力は、僕は低い。
実況の人とか、一球速報とか、そういうのに頼ってしまうから、自分で記憶しようってならないんだろうな。楽をしてしまう。
ただ、大瀬良のカットとスライダーは、見間違えないようにしたいものだ(笑)
さて。
だいぶ話が脱線してしまったが、大城を自信のあるカットボールで三振に切った後、もう一人のバッターも、見て行こう。
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フルカウントになって、7球目、投げたボールはフォーク。
これが「良い高さ・良いコース」にストンと落ちて、狙い通り、ゴロを打たせることが出来た。
一塁が空いている状況、次のバッターはピッチャーの山﨑伊織でもあったので「最悪歩かせてもOK」ぐらいの気持ちで、高めに浮くことだけは避けて、投げて行ったんじゃないかと思った。
それを踏まえても、ナイスボールだったよ。
大瀬良のフォークは、ここ数年投げ始めて、精度はまちまち、良い日もあれば悪い日もあるという印象だけど、この場面は、上手く決まった。
石原さんは「カーブも2年ほど前から投げ始めるようになりましたよね」と述べられていたが、大瀬良自身も、年々モデルチェンジして、進化成長に余念がない。
プロ野球で長く一流選手として活躍するならば当たり前のことかもしれないが、その当たり前を毎日、毎年続けていくのって、並大抵の努力では成し得ないはずだ。
そう思うと「僕も頑張らんとな!」という気持ちになってくる。
そんな粘りのピッチングでした(^^)
どんな粘りのピッチングなんだよw
<11回表>磯村 嘉孝:劇的なプロ初満塁ホームラン!
今日はコレですね!
こうやって、1試合をじっくり振り返れば、色々なことがあったけど、試合が終わった直後は「うおー!磯村ー!」一色だったよね(笑)
紆余曲折ありながら、延長戦、劇的なホームランが飛び出すと、それしか思い出せなくなるのって、野球あるあるだよね(笑)
今回は勝ち越しホームランだったけど、宇草のサヨナラホームランとか、まさにそんな感じだった(笑)
「えっ、磯村(宇草)がホームラン打っちゃうの!?」
という「マサカ!」感も、なんか似てるよね(笑)
勝利監督インタビューで、佐々岡さんが「マサカの一発で・・・」と言いながら、笑みを浮かべていたシーン、和んだわ(^^)
そんな「値千金の延長勝ち越し満塁ホームラン」を振り返りましょう~♪
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「フォアボール → ボテボテ内野安打 → フォアボール」
こういう流れだったんだよね。
泥臭くっていうのか、今年のカープらしい攻撃というのか。
「どんな形でも良いから後ろに繋ぐ!」っていう。
特に、代打で出て来た長野が、良い働きを魅せた。
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8球粘った末に、フォアボールを勝ち取る。
こうやって配球チャートを見てみると、ホント綺麗に「インハイ・アウトロー」を徹底して攻めていることが分かる。
基本は外中心で、時折、内もズドンと突く。
ただ、この8球目に関しては、アウトロー要求が、逆球、インハイに流れて行った感じだったね。
ピッチャーの菊地も、投げミスすることなく、丹念にコースを突いていったと思うけども「夏男・長野」の打棒に、屈した感じかな(笑)
そして、生涯忘れることはないであろう、磯村のグランドスラム!
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ファーストストライク、初球打ちですよ(笑)
「フォアボールの後の初球は気を付けなさい」とは、野球ファンだったら何度も聞かされるセリフだが、まさに、そんなボールやったね。
巨人バッテリーも、気を付けてないわけがないんだけど、それだけに、コントロールに狂いが生じるというのかね。
チャンスボール、スライダーが、真ん中付近に入って来たのを見逃すことなく、一振りで仕留めた。
打った瞬間、ソレ(ホームラン)と確信したようなガッツポーズも、カッコ良かったのよ(^^)
そう思っていたら、みんな、感じてたらしい(笑)
延長11回。2つのフォアボールとヒットで満塁のチャンスを作ると途中からキャッチャーの守備に入った磯村選手が打席に入ります。
巨人・菊地大稀投手の132キロのスライダーを捉えると、高く上がった打球はレフトスタンドへ自身プロ入り初の満塁ホームラン。
打った瞬間ガッツポーズを見せた磯村選手をベンチも総出で出迎えます。
この一発にSNSでは「確信ガッツポーズかっこよすぎる」「気持ちいい一」「満塁ホームランは熱いよ磯村」と盛り上がりを見せています。
ホントね。
こうやって「俺は信じてたぞ!」って感じを醸し出してるけど、僕は、磯村に謝らないといけない。
「長野はフォアボールか・・・」
「2アウト満塁で磯村を迎えたか・・・」
「控え選手、誰が残っていたかな・・・」
そんなことが頭によぎったのだから(汗)
実際に確認して、残っていた選手が、コチラ。
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リアルタイムでスクショしておけばもっと分かりやすかったんだけど、そんな余裕もなかったので・・・(笑)
赤枠で囲んでいる選手が、この場面で、残っていた選手。
それを見て、
「あ~、中村健人が残ってたか~!」
「控え捕手は持丸か・・・どうなんだろう・・・」
「いや、ココは磯村に託すしかないか・・・」
磯村よ。
いや、磯村様よ。
託す「しかない」と思いながら、戦況を見つめていた僕を、許してもらえないだろうか・・・(汗)
すいません。
前、宇草がサヨナラホームランを打った時もそうだったけど、今日の磯村に対しても、期待感はそれほど持っていない状態で、見ていました。
白状します・・・。
ありがとう、磯村。
プロ入り初の満塁ホームランおめでとう。
磯村が引退する日が来たら、このホームランを、僕は思い出すよ。
・・・ふう。
(これで懺悔は完了したなと一息ついた)
そうそう。
劇的なホームランに興奮したメディアの方が多かったのか「記録・データ」の部分でも、色々と取り上げられていたよ(笑)
延長回の満塁本塁打は、広島史上5人目。
過去の4人は
〈1〉江藤智(97年9月27日・対横浜=横浜)
〈2〉緒方孝市(04年10月1日・対中日=ナゴヤD)
〈3〉シーボル=サヨナラ(08年7月27日・対横浜=広島)
〈4〉新井貴浩(16年8月27日・対中日=ナゴヤD)
広島磯村嘉孝捕手が延長11回に自身初の満塁本塁打。
広島で延長回に満塁弾は97年9月27日横浜戦の江藤、04年10月1日中日戦の緒方、08年7月27日横浜戦のシーボル、16年8月27日中日戦の新井に次ぎ5人目。
巨人戦の延長回に打ったのは、19年5月29日に代打満塁サヨナラ弾を打った高山(阪神)以来5人目で、球団では初めて。
おめでたい(^^)!
「巨人戦の延長回」と、球団ごとで区切る意味合いは、僕にはちょっと見出せないのだけど、まあ、球団史上初っていうのは、なんでもいいもんだ!w
というか、髙山、巨人戦で、代打満塁サヨナラホームランか・・・。
なんか、試合は見てないと思うけど、記事でチェックしたような気が、若干、あるんだけど・・・。
髙山は個人的に好きな選手なので、このまま終わって欲しくないっすね。
僕の中では伊藤隼太もその部類に入ってたんだけど、彼は色々、ありましたねえ・・・。
何はともあれ、今、元気にやっているのなら、いいんだけど。
ちょっと、阪神タイガースで、懐古に浸ってしまいました(笑)
僕は生まれも育ちも関西圏なので、周りはタイガースファンばかりだからか、自然と、阪神の選手たちも、愛着が湧いていたりするのよね。
悪しからず・・・。
【着眼】
<9回表>曽根 海成 ✖ 羽月 隆太郎:二塁盗塁を大城に連続で阻止される
こんなこともありましたね(笑)
結論から言うと、僕は「動く野球、ステキじゃない!」という考え方。
無論、動いた結果失敗した時に、相手に流れが移ったりするリスクも承知しているつもりだけど。
僕の場合は「ガンガン動いて仕掛けて」っていうことそのものが、見ていて楽しいので「いいぞもっとやれ」状態になってしまう(笑)
それを断った上で、2つの盗塁死を、振り返って行きましょう。

まずは海成(曽根)。
とっておきの代走として出て来て、初球から、積極的に仕掛けて行った。
しかし、大城のピッチアウトもあって、アウトになってしまう。
海成は判定に納得がいかないジェスチャーをして、佐々岡監督はリクエストを要求するも、判定は変わらず、アウトのまま。
ちなみに「ウエスト」と「ピッチアウト」の違いは、こんな感じ。

大城には、前回も、ピッチアウトで上手く対策されて、盗塁失敗になったケースが、あったような、なかったような。
それはちょっと、探す旅に出て行きませんけど(笑)
裏を返せば「ピッチアウト ✖ ナイススローイング」で、ギリギリのタイミング、間一髪アウトって感じだった。
海成の脚力の凄さたるや(笑)
「初球から仕掛けるのは素直過ぎた」という声も出るだろうけど、僕個人としては「それもいいじゃない」と思っている。
というか、海成クラスは「自分が行けると思ったらいつでも行きなさい」と思いながら見ているし、実際、首脳陣も、そんなサインを出しているんじゃないかな?
俗に言う「グリーンライト」。
海成はそれに値する脚力、盗塁技術を持っていると思う。
なので、僕としては「海成でダメならしゃーない」である。
これは憶測の話になるけど「このシチュエーションなら警戒された中でも盗塁を決められる!」という自信があって、善は急げ、初球から仕掛けた意味合いもあるんじゃないかな?
「1塁ランナーでプレッシャーを与えれば投手はピッチングに集中しづらくなってボール先行になる」
そういう考え方も出来るけど。
「海成が仕掛けるタイミングを待っていたら、ポンポンっとカウントを整えられて追い込まれちゃいました」
そういう可能性だって起き得る。
どっちもどっちである以上「海成が行けそうならいつでも行って良いよ」というのが、僕の結論だ。
そういうわけで、カープが誇る代走の切り札、海成を刺した大城を、僕は称えたい。
ピッチアウトもそうだけど、二塁送球も、完璧だったからね。
良いボールが行っていたし、コントロールも、ちょうどタッチしやすいところに投げられた。
あれ、少しでも逸れていたらセーフになっていたと思うんでね。
そう考えると、やっぱり「大城のファインプレー」だと、僕は思いますよ。
続いて、2人目、見て行こう。

第2の代走の切り札、羽月。
ココも初球から仕掛けて来た。
しかし、またしても大城に、阻まれてしまった。
ここはね、僕は「裏を掻いて初球から狙った」んじゃないかと思った。
やっぱり、その前、海成がアウトになっているから、いつもと比べて「走り難さ」はあったと思うのよ。
それを逆手にとって、積極果敢に、狙って行ったんじゃないかなって。
あるいは、僕はあんまり気にならなかったけど、ピッチャーの大勢の問題も、あったりするのかな?
ちょっとそれはわかんないけど(笑)
ただ、意表を突いた感じはあったし、アイデアは良かったんじゃないかと思っている。
だけど、ココも大城が、ナイス送球だったね。
海成の時と比べたら、追いタッチ気味になる場所に行ったけど。
十分、ストライク送球と言っても良いボールを投げて来られた。
羽月はどんな指示が出されているんだろうね?
僕的には「グリーンライトでも良いんじゃね?」と思うけど。
たぶん、それはないかな。
その都度、サインを出してる感じかなと思う。
羽月も、海成と比べれば落ちるけども、脚力、盗塁技術、ありますよ。
将来的には、菊池の後釜、2番セカンドのポジションに入って欲しい選手。
「嫌らしいバッティング ✖ 出塁したらプレッシャーをかける走塁」
そんな選手になってくれるんじゃないかと、密かに期待しているのだ。
「密かに」と書いてみたけど、期待してるファンの人、多そうだけどね(笑)
盗塁の話に戻ろう。
僕としては「敢えて初球から狙って行った」のなら良い仕掛けだと思うし、実際にスタートを切れるっていうことも、一つの技術、一つの才能だと思っている。
それに「たとえアウトになったとしても次は1番から始まる好打順だ」という思惑も、あったんじゃないかな?
そういう諸々を考えれば、海成も羽月も「積極的に走って行ったね~!」という感想になる。
「それはそれでどうなん?」という話ではあるが、2つ、立て続けに盗塁失敗になった時も、あんまり悲しくはなかった(笑)
「大城が一枚上手だったか」ぐらいでしたよ。
まあ、負けていたら、あの場面がやり玉に挙がったかもしれないけどね(笑)
で。
この2つのプレーを見て「大城って盗塁阻止率高かったもんな~」と思いながらチェックしてみたら、僕のイメージよりも低い数値で「アレ?」と思ったので、ソコにも触れておきたい。
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これが2022年の数値。
「會澤 翼(広).080」については今回ノータッチだ。
てっきり「3割は当然超えているだろう」ぐらいの感覚だったので、意外と低いな~といった感想。
2つ盗塁阻止された場面を思い起こしても「さすが大城!」って感じの送球を魅せていたんだけどな?
そんなことを思いながら、昨年のデータも引っ張り出してきた。
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昨年が盗塁阻止率リーグトップだったんだ!
「大城 卓三(巨).447」
素晴らしい数値だ。
特に、今シーズンのカープを見て来た者としては、思わず、羨望の眼差しで見つめてしまう(笑)
まあ、無いものねだりをしていても仕方ないんでね。
ウチの捕手陣が盗塁阻止を決めた時に、思い切り喜びたいと思います。
前、持丸が決めた時は「おおっ!」ってなったなぁ~(笑)
【P.S.】
<8回裏>會澤 翼:審判と交錯 → 審判転倒
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こんなこともありました。
ちょっと、僕は見覚えが無い、珍しいプレーだったね(笑)
スローで見てみると、フライが飛んだところ、走塁方向に審判がサッと避けたんだけど、アツは夢中でプレーしているから、重なって、ごっつんこ、した感じでしたねー。
とにかく、大事に至らなくて良かったよ。
カラダはもちろんだし、プレーに関してもね(笑)
あの場合、捕球出来なかったら、インプレーで、ファウルになるのかな?
だとすると、バッターが命拾いになるわけで。
そっから打たれたら「審判との接触が無かったら・・・」とかいう、あまり気が進まないタラレバを、語らないといけなくなってしまう(笑)
僕はその程度の感想。
特に「無事アウトに取れて良かった」という、慈悲深さに欠けた見立てをしていたのだが、アツの行動に注目が集まっていたらしい。
8回、広島の会澤翼選手が、キャッチャーフライで森球審と接触するも、すぐに歩み寄り球審を心配するシーンが見られました。
広島は8回2アウト3塁1塁のピンチでこの日、タイムリーを放っている大城卓三選手を迎えます。
ここで大城選手が3球目を捉えると、打球はバックネット方向へ。
これにキャッチャー会澤選手が、捕球するため後方へ向かいますが、直後に森球審と接触。
森球審は倒れてしまいますが、会澤選手は、倒れず捕球体勢へ。接触のアクシデントがありながらも、キャッチャーフライに打ち取ります。
捕球後には、すぐさま接触した森球審のもとへ歩み寄り、体を気づかう場面が見られました。
この場面にSNSでは「ジェントルマンだな」「会澤さんも審判もケガなくてよかった」「優しいな」といったコメントが寄せられています。
アツは優しい男ですよ。
いや、面と向かって話したことはないけども。
インタビュー越しから「フォアザチームの精神」をビンビンに感じる選手。
キャッチャーらしい献身性、プラス、年数を重ねて行く中で、良き兄貴分、そんな貫禄も出て来たよね。
僕が見ていて良いなあと思うのは、若手ピッチャーとバッテリーを組んでいる時。
特に、シーズン序盤、黒原と組んでいる時に「投手を引っ張るようなリードするなあ」と、感心しながら見ていた覚えがある。
ストレート中心の配球で、黒原の持ち味を、上手く引き出していた。
右バッターのインサイド、クロスファイヤーのような軌道で投げ込んでくるストレートは、威力十分だったからね。
あの姿を見て「今年のドラ1もええのとったわ!」と思ったもんだが(笑)
今はしばらく見れていないけど、また、あの剛球が見たいもんだね。
カープの若手投手陣は、良いストレート投げる子が多いからさ。
楽しみな選手が、まだまだたくさんいますよ(^^)
ふう、こんなものか。
終始、話が脱線気味だったが、この辺で終えよう(笑)
それでは、また(^^)/
<引用・参考>