【海外移住】海外生活中に必要な英語力とは?②
英国「オープン大学」にオンライン留学中で経営学を学んでいるスイス在住の流星です。
前回の記事では、ヨーロッパ圏にはCEFR「セファール」と呼ばれる「ヨーロッパ言語共通参照枠」という外国語の運用能力を同一の基準で評価するグローバルな指標が存在していること。
B1の場合は、仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。
A2の場合は、ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。
A1の場合は、具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。
といった英語運用力が期待されていることを説明しました。
結論から先に言ってしまうとB1レベルは最低必要だと思います。
単身者が語学学校に通う
単身者が語学学校に通う際、申請手続きや授業内容はすべて英語で行われる可能性があります。
特に、英語のレベルがA2以下の場合、こうした手続きに対応するのは難しいでしょう。
語学学校での授業も、A2以下のレベルでは効率が悪く、クラスメイトとの友達づくりにも苦労するかもしれません。
基本的な個人情報や家族のこと、買い物、地元の地理、仕事などについては話せるかもしれませんが、会話がそれ以上に広がらないと、どうしても「つまらない人」という印象を与えかねません。
相手とのコミュニケーションを楽しむためには、もう少し深い内容を話せるようになる必要があります。
家族で海外移住する場合
家族で海外に移住する場合、自分自身のことだけでなく、子供が病気になったときには病院に連れて行く必要があります。
この時、英語で症状を説明し、医師の診断を正確に理解することが求められますが、A2以下のレベルではそれが難しいのです。B2レベルであっても、医療に関する専門用語に不慣れであれば、なかなか理解するのは大変です。
さらに、子供を幼稚園や学校に通わせる際の申請や、毎週出されるホームワーク、保護者への連絡など、すべてが英語で行われます。
A2以下のレベルでは、こうした内容を正確に理解するのは難しいと思います。
B1レベルはハードルが高いのか
B1レベルは一見するとハードルが高そうに思えるかもしれませんが、実際には英検の2級、IELTSの5.0、TOEICの730点といった基準があります。これらの目標を持ちながら、日本で戦略的に英語学習に取り組めば、十分に達成可能だと思います。
家族で赴任する場合、パートナーの英語力がB2以上であるなら、A2レベルでもやっていけるかもしれませんが、仕事に忙しいパートナーに負担をかけるリスクもあります。
可能であれば、B2レベルまで英語力を向上させておくと、海外移住先での選択肢が広がります。
例えば、私が通っているオープン大学の場合、B2レベルであれば、IELTSのスコア次第ではありますが、大学に通うことができます。これにより、海外移住先で大学に通う選択肢も可能になります。
実践的英語学習ノウハウ:私の経験から得た成功の秘訣
このマガジンでは、私の英語学習の経験をもとに、効果的な学習法やオンライン英会話の活用方法を紹介します。
国際機関での仕事や海外移住を通じて得た実践的なテクニックを共有し、英語力を向上させたい方に役立つ情報になっております。