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「我々ならやれる!」効力感の高い組織作りをテーマに、琉球ウェルネスが組織コンサル事業をスタート!

こんにちは、琉球ウェルネス広報のサオリス・ユーフラテスです。

今回は、琉球ウェルネスでスタートした「組織変革(組織コンサルティング)支援」の新規事業について、代表 道廣さんに話を伺いました。

これまでは法人向けの事業として、沖縄でのウェルネスオフサイトをメインにサービスを提供してきました。これからは、ウェルネスオフサイトに加え、事業成長や組織拡大局面を迎えているスタートアップやベンチャー企業を中心に、支援に取り組んでいきます。

なぜ琉球ウェルネスがいま、新規事業に取り組むのか。その想いを語ってもらいました。


明日が楽しみな人を増やしたい

ーー新規事業として組織変革支援(組織コンサルティング)事業をスタートされたそうですね。

琉球ウェルネスでは、法人向けのウェルネスオフサイト事業を通じて数多くの企業をサポートしてきました。その経験とじぶんたちのこれまで事業を立ち上げてきた経験から、企業の成長には組織力が不可欠だという改めての確信を得ました。そこで今回、事業成長を成し遂げるための鍵となる組織コンサルティングを本格的に始動することを決意しました。

僕たちが掲げる変革支援のテーマは、「我々ならやれる!と組織が一枚岩になっている状態」、つまり効力感の高い組織(コレクティブエフィカシー)の実現です。特に成長期のスタートアップやベンチャー企業が直面する「30・50・100人の壁」。この壁を乗り越え、さらなる飛躍を遂げるためのサポートを提供していきます。

僕自身、メガベンチャーやスタートアップでの経験をさせて頂きました。事業立ち上げから企業経営まで、数十人規模の組織を数百人へと拡大させ、売上も数億円から数十億円へと成長を、その当事者として関わられて頂きました。年間数十億円規模の大型プロモーション投資や、複数のM&A・PMIなど、企業成長に関わるあらゆる局面を実際に経験してきたんです。

さらに、琉球ウェルネスには「経営と執行」「事業と組織」の両面で実績を持つメンバーが10名以上所属しています。このチームの存在が、僕たちのコンサルティングの強みとなっています。

メンバー全員がビジネスの最前線で経験を積んできたからこそ、セオリーや理論はありつつも、机上の空論ではなく実践と実務に裏打ちされた支援が可能です。組織が直面している課題、そして目指すべきゴールに対して、最適なソリューションを提供できると自負しています。

ーー組織変革支援(組織コンサルティング)事業を立ち上げた背景を教えてください。

 琉球ウェルネスが、沖縄での経営幹部オフサイト合宿支援サービス「Wellness Offsite」をリリースしてから早くも1年が経ちました。この1年間で、予想を上回る反響をいただき、多くのお問い合わせやご相談が寄せられるようになりました。

特に印象的だったのは、沖縄でのオフサイトを体験されたクライアントから、「東京に戻っても継続的に支援してほしい」という声が多く聞かれたことです。実際、オフサイトに参加いただいた10社のうち半数から継続支援の依頼をいただき、さらに10件ほどの新規紹介もいただきました。これは僕たちのサービスが単なる一過性のイベントとしてではなく、クライアントの組織に変革をもたらす可能性を証明してくれたのではないかと思っています。

僕たちは、そもそもオフサイト屋さんではありません。僕たちは、オフサイトを提供したいのではなく、「ウェルネスに生きる人を増やしたい」この願いがすべての原動力となっています。そのために、徹底的にこだわり抜いたソリューションを提供していますが、重要なのはソリューションそのものを売ることではなく、ソリューションの提供を介してウェルネスに生きる人を増やすことなんです。

僕たちには「Life is wellness」というパーパスと、「日本を代表するウェルネスカンパニーになる」というビジョンがあります。この大きな目標に向かって、初期の仮説を立てて事業を進めてきました。「NPS
(顧客満足度)を最大化することで、クライアントの紹介と継続的なサポート依頼が増え、安定した事業基盤が構築できるだろう」という仮説が現実のものとなりました。

さらに、かわんちゅ(川人)と美咲(福地)が執行役員としてジョインしてくれたことで、当初5年で達成を目指していた売上目標を、3年も前倒しで達成できそうな勢いです。事業の急成長に伴い、より多くのクライアントのニーズに応えていくためにも、体制強化を含めた準備を進めてきました。

そして今回、ようやく準備がととのい、新規事業として組織変革支援(組織コンサルティング)事業をリリースできるようになりました。

ーーこの事業の意味と意義について教えてください。

僕たち琉球ウェルネスの根幹にある思いは、「ウェルネスな生き方をする人」を増やすことです。ここでいう「ウェルネス」とは、単に穏やかであることや健康であることではありません。僕たちは「明日への活力が湧いている状態」をウェルネスと定義しています。つまり、明日が楽しみで仕方がない、そんな人をひとりでも多く増やしたいんです。

琉球ウェルネスを立ち上げる時もそうだったのですが、この新規事業を立ち上げるにあたり、僕自身がターゲットになっています。起業家や、ビジネスリーダーたちが直面する課題に、僕たちのサービスで応えていきたいと考えています。

 個人のウェルネスも大切ですが、法人全体がウェルネスな状態にあることも同じくらい重要だと僕は考えています。経営者やビジネスリーダーには、個人としての役割だけでなく、組織の中でのキャラクターや役割があります。例えば、30人のチームのリーダーがウェルネスな状態であれば、そのチーム全体もウェルネスである可能性が高いんです。だからこそ、リーダー個人のウェルネスを高めつつ、チーム全体のウェルネスも向上させていくことが重要なんです。

ウェルネスな状態を実現するための方法は多岐にわたります。これまで提供してきた「Wellness Offsite」はそのひとつですが、その他にも、エグゼクティブコーチング、システムコーチ、経営チームへのアドバイザリー、組織コンサルティングもまた、ウェルネスな状態を実現するための手法なんです。今回の新規事業では、これらの手法を活用しクライアントにより深い価値を提供していきます。

 そして、僕たちが今回の新規事業で最も重要視しているのは、ビジネスリーダーやチーム全体をウェルネスな状態に導くことです。理想論としてではなく、実際に僕たちがビジネスの現場で培った経験に基づいた確信なんです。

例えば僕は、リクルートやサイバーエージェントで働いていた頃、何百社ものクライアント企業を見てきました。そこで気づいたのは、成長している会社には必ず、会社を大きくしていくための強いモチベーションが感じられたことです。当時のリクルートエージェントには、「人と企業の期待あふれる繋がりが新しい元気を生み出す社会」というビジョンがありました。サイバーエージェントでは「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと凄まじい成長を実現されていますし、hey(現STORES)では、「Just for fun」をミッションに掲げ、わずか3年で400人もの仲間が増えました。これらの経験から、ビジョンの力を肌で感じました。

しかし同時に、モチベーションやモメンタムだけではサスティナブルではないということも痛感しました。組織全体が元気で、ウェルネスな状態でなければ、長期的な事業の成功は難しいんです。これは、僕たち自身が身をもって体験してきたことです。

だからこそ僕たち自身も、良い組織、強い組織、ウェルネスな組織を作ることにこだわり続けてきました。そして今も、そのこだわりは変わっていません。この新規事業を通じて、ウェルネスなチームを増やしていきたいですね。


次世代へのバトン

ーー組織変革支援事業では、どんなお客さんを支援したいのですか。

僕たちが本当に力になりたいのは、ビジネス経験や事業経験という意味で「若い」人たち、今まさにもがいている人たちなんです。僕自身、リクルートやサイバーエージェントで素晴らしい教育(機会提供)を受け、それが今の自分を礎になっています。でも、すべての人がそういう恵まれた環境を得られるわけでもないということも事実だと思うんです。

溢れ出る熱量のままに起業した人もいるし、必要に迫られて起業した人もいる。誰にも教えてもらえずに孤軍奮闘している人もいる。そういう人たちこそ、僕たちの経験や知識が役立つのではないか。だから、若手経営者や創業間もないベンチャーを全力でサポートしたいと考えています。

「大手企業を顧客にした方が儲かるんじゃないか」とよく言われます。でも、僕たちは100億の事業を作る必要はないし、目指してもいません。でも1億の事業なら、1000万の案件を10件、あるいは100万の案件を100件作ることができる。その規模感であれば、本当に僕たちの力が必要な人たちにサービスを提供することができます。

もちろん、大手企業の案件をやらないと決めているのではありません。でも、これから挑戦しようとしている人たち、今まさに挑戦中の人たちに、実際に会社を立ち上げ、ビジネスの最前線で戦ってきた僕たちの経験が活きるんじゃないかと思っています。

 最近、息子が生まれて、「次の世代にバトンを渡す」ことの大切さを強く感じるようになりました。僕たちが育ててもらったように、今度は僕たちが次世代をサポートする番だと思うんです。しかも、今の若い世代の人たちは、僕たちが経験してきたような、右肩上がりの経済成長のなかで経験を積むことができません。人口減少、GDPの低下、市場の縮小……厳しい環境のなかで、ただ「挑戦しろ」「起業しろ」と言われるのは残酷だなと思います。

これまでの成功の法則が通用しない時代でチャレンジしていく人たちを、僕たちの経験と知識でサポートしたいんです。

ーー価値観が多様化するなかで、どう生きることが幸せなのかって、難しいですね。

そうなんです。「幸せ」の定義すら、今や一人ひとり違うんですよね。「自分が楽しいからやる」「やりたいからやる」。そういう明確な動機を持てている人たちは素晴らしいと言われるかもしれません。でも、そういう人たちが必ずしもビジネススキルを学ぶ環境に恵まれているわけではありません。

だからこそ、僕たちにできることがあると思っています。起業する人や、新しい事業づくりに挑戦する人たちの支援をしたいです。

 正直に言うと、このアプローチは営業的には難しいんです。大手企業相手の方が、ビジネスターゲットが見えやすく、数字は作りやすいからです。でも、僕たちは無条件に数字を作っていくことを目指してはいません。じぶんたちが「意味と意義」を感じること、こだわりをもったサービスを提供することを大切にしています。

1カ月に5社の新しいお客様に提案できれば、年間60社です。そのうちの20%、つまり12人が僕たちのサポートを必要としてくれたとします。1案件あたり200〜300万円だとすれば、それだけで3000万の売上になるんです。さらに、その半分が継続的なクライアントになるか、新たなお客様を紹介をしてくれれば、1〜2億の事業に育つ可能性が十分にあります。もちろんお客様への提案書は緻密に作るし、妥協なき提案をすることは絶対に譲れません。

価値ある事業を作ることができると、僕は信じています。

ーー意味と意義があることをやることが大切なのですね。

そうですね。僕は「シャンパンタワー」をイメージしているんです。1番上のグラスが僕自身だとすると、そこが満たされないとその下の周りの人たちを満たすこともできません。周りの人たちを満たすことができなければ、その先の社会を満たすことはできないんです。

だから、僕自身が本当に満たされることを行う必要があるんです。それは、僕だからこそ役立てること、僕にしかできない支援をすることなんです。これが僕にとってのウェルネスなんですよね。

世の中には「社会を変える」という大きな志を持って起業する人もいます。イーロン・マスクのような変革者になりたいという人もいるでしょう。憧れますが、僕はイーロン・マスクになりたいわけではありません。

僕は自分の人生を大切にしながら、仲間たちと楽しく生きていくことがしたいんです。ある意味では諦めかもしれないし、「ここで頑張っていく」という覚悟でもあります。これまでの経験と琉球ウェルネスで培ってきたものをベースに、今チャレンジしている人たち、本当に支援が必要な人たちをサポートしていきたいですね。


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