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「次の100年を作る」挑戦を支える― "Ryukyu Wellness Retreat"で深めた経営チームの結束と事業構想

琉球ウェルネス広報のサオリス・ユーフラテスです。創業から4期目を迎える株式会社ロットネストは、来店型ビジネスに特化した広告代理店として成長を続けてきました。インバウンド領域への事業展開を視野に入れる同社は、事業視察とチームビルディングを兼ね、経営チームで"Ryukyu Wellness Retreat"を体験。視察を通じて得た気づきと、チームとしての進化について、代表豊嶋玲さんに話を伺いました。


「次の100年」を作る

―― ロットネストの事業や組織についてお聞かせください。

2022年4月に創業し、もうすぐ4期目を迎えます。現在15名程の組織で、来店型ビジネスに特化した広告代理店事業を展開しています。前職のサイバーエージェントで培ったマーケティングのノウハウを基盤に、今後は日本の重点施策でもあるインバウンド領域への挑戦も視野に入れています。

私たちは『次の100年を作る』というコンセプトのもと、事業を推進しています。人口縮小により生産性の低下が懸念される日本において、次世代が活躍できる産業を創出し、それを牽引するリーダーを育成することが、私たち世代の使命だと考えています。この思いを実現するために創業しました。

―― リトリート導入の背景をお聞かせください。

代表の道廣(以下、みっちー)さんとは、私の前職であるサイバーエージェント時代の先輩としてご縁がありました。当社はインバウンド領域への新規事業展開を検討しており、その事業視察という側面に加え、目指す世界観の実現に向けて役員陣での深い対話と結束を図る機会として、私を含む役員4名でのリトリート参加を決めました。


地域と顧客の“架け橋”へ

―― リトリートではどのような体験をしましたか。

2泊3日のリトリートでは、やんばるのビーチでのサウナ体験や滝への訪問など、通常の観光とは異なる体験をさせていただきました。各アクティビティについて、リトリートやオフサイトのコンテンツとしてどのように機能するのか、丁寧な解説とともに学ぶ機会を得ました。

さらに、経営課題への深い問いかけやプロジェクトの進め方など、オフサイトならではのコーチングも体験しました。その手法がもたらす価値の大きさを、身をもって実感することができました。

―― 琉球ウェルネスのリトリートの特徴をどのように感じられましたか。

これまでも様々な地域での取り組みを視察してきましたが、琉球ウェルネスの特徴は、地元のインタープリター(コンテンツ提供事業者)の方々との関係構築を徹底的に重視し、それを事業の付加価値として形にしていく手法にあると感じました。

例えば、私の出身地・香川の金刀比羅宮では、地元の人々は誇りを持って「皆さん見に来てください」と一丸となり発信していきたいと考えていますが、事業として成功させるには、我々がいいと思っていることだけではなく、それが「来訪者にとってのメリット」として何に繋がっているのかという視点が不可欠です。このマーケティングの視点をもって、付加価値に変換しきることがロットネストが担うべき役割だと思いました。

琉球ウェルネスは、「リトリート」や「オフサイト」という明確なコンセプトのもと、“地元の方々の想い”と“顧客のニーズや目的”を結びつける『架け橋』となっている点に、大きな事業価値があると感じています。

―― 事業視察の観点で印象的だったことはありますか。

まず、集客の核となるコンテンツ創出について、特にインタープリターとなる現地の方々との“信頼関係づくり”を何よりも優先されている姿勢が印象的でした。

私たち広告・マーケティング会社は、売上を上げることが正義となりがちです。しかし実際には、地元の人たちから「そんなものはいらない」という声があったり、多くの人にとっては良い取り組みでも、一部否定的な反応を示す人たちがいたりします。

“地域文化”があるということは、そこに住む人たちの歴史やプライド、大切にしたいものがあるということ。地域に根ざしたビジネスを展開する際には、”顧客起点”だけでなくまず、”地域の人たちの声”に耳を傾けることが重要だと学びました。

もう一つ、サービスの基準値の設定についても学びがありました。みっちーさんは、自身が対価を支払えるサービスかどうかという点を重視されています。経営者向けオフサイトやリトリートのターゲット設定の解像度が高いのは、ご自身の沖縄での原体験があるからこそ。これは私たちがインバウンド事業を展開する際の、重要な参考点となりました。


「次の100年を作る」を実現していくために

―― チームビルディングの観点で印象に残ったことはありますか。

リトリートを通じて、私たち自身の会社のビジョンや実現したい世界観メンバー間での相互認識について、より深い理解が得られたと感じています。

特に印象に残ったことが三つあります。

一つは、みっちーさんが示された事業戦略市場アプローチの解像度の高さです。私たちも様々な取り組みをしていますが、戦略の練り込みにおいて大きな差があることを実感しました。

もう一つは、「次の100年を作る」という私たちのコンセプトを具体的な”社会的価値”としてどう実現できるのか、その定義が不十分だと気付かされた点です。みっちーさんからの「問い」を通じて、ビジョンと事業戦略の繋がりを深く考えるきっかけとなりました。

さらに印象的だったのは、問いかけのタイミングと空間づくりです。

初日から鋭い問いを投げかけるのではなく、導入から徐々に世界観に引き込まれ、プログラムを通じて理解を深めていくような感覚でした。最終日に次のステップへの「問い」を投げかけてもらうタイミングは秀逸でした。もし初日から同じ問いをもらっていたら、リラックスして過ごすことができず、まったく異なる体験になっていたと思います(笑)

プログラムを通じて得られた示唆が豊富で、帰りの飛行機では早く事業の具体的なプランに落とし込みたいとの思いでいっぱいでした。考え抜かれたストーリー設計により、リトリートから日常業務への接続もスムーズにできるように感じました。

ーーリトリート参加後に感じられている変化はありますか。

視察後、すぐに全体ミーティングを設定し、ビジョンの解像度向上や経営課題の捉え方について、参加メンバーで深い議論を重ねました。そのなかで共有したキーワードを基に、会社の経営行動指針を策定する動きが生まれています。

具体的には、経営戦略における投資判断の考え方や、貨幣経済から価値経済への転換コストではなく自分たちで決めるバリューの重要性など、これらの学びを、今後の実践を通して自分たちの言葉や行動に落とし込んでいきたいと考えています。

さらに、私を含む参加した役員陣のなかで、『視点の使い分け』を意識する変化が生まれています。個別の事業単位での議論から、会社全体を見据えた経営目線での対話が増えてきました。

また、日々の業務に追われる中でも、沖縄での体験を活かし『ゆんたく(おしゃべり)』の時間を意識的に設けるようになりました。アジェンダにとらわれない対話から生まれる『新たな気づき』の重要性に気づけたことは、大きかったです。

―― 琉球ウェルネスの価値をどのように感じていらっしゃいますか。

リトリートやオフサイトというコンセプトと、沖縄という土地のパワーを見事に融合させている点に、事業としての本質的な価値を感じています。

そして何より、プログラムをアテンドするみっちーさんの存在は大きいです。参加者の心を解放する環境づくりは見事です。通常の団体行動では自問自答に終始したり、発言を躊躇したりしがちですが、みっちーさんは、沖縄独自のコンテンツを活用しながら、参加者の心の奥底にある想いを引き出し、整理してくれます。

さらに重要なのが、その『解放された状態』を参加者の目的や課題に結びつけるコーチング力です。沖縄の環境で開放的になった参加者たちの体験を、目的に沿って再解釈し、内省や気づきへと導いていく。同じツアーやパッケージであっても、みっちーさんの存在があってこそ生まれる独自の価値があると実感しています。

―― 琉球ウェルネスに今後期待することはありますか。

経営相談の機会は他にもありますが、琉球ウェルネスは2泊3日という短い期間で、私たちの課題に深く向き合い、目的達成にコミットしてくださる点が特徴的です。この短期集中型のアプローチに独自の価値を感じています。

今回のリトリートで次の事業展開につながるヒントを数多くいただいたので、まずは視察で得た気づきを具現化していきたいと考えています。足元の事業と経営チーム作りに注力しつつ、壁にぶつかった時には、琉球ウェルネスの力もお借りできればと思っています。みっちーさんとの対話を通じることで、新たな視点や解決策が見えてきて、確実に前に進めると実感しています。


Ryukyu Wellness Retreatでは、メンバーシップ登録(登録料/年会費無料)いただいた方へ「人生の転機となる旅」をご提供しております。
関心をお持ちいただいけましたら、サービスサイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

また、オンライン説明会(30分程度/参加費無料)も実施予定ですので、よろしければお気軽にご参加ください!
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▶︎オンライン説明会日程
3月11日 (火)20:00〜20:30
3月26日(水)20:00〜20:30

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