”いじめ”が第三者にはどう見えていたのか聞いてみた
同窓会とか成人式って、引きこもりには辛いイベントだと思っているたつやです。
今回は、僕が成人式に無謀にも出席して、周りと自分の意識の違いに愕然とした話をしようと思います。
成人式、人生に一度きりなので、せっかくだからと参加したんです。
高校が少し離れたところに通っていたので、成人式で見る顔ぶれは、たいてい中学校の同級生。
そう、僕がイジメられて、引きこもっていた時代の人たちとの邂逅です。
・・・いい思い出なんてなかったので、本当に参加するか悩みました。
でも、母親を安心させたかったし、なにより自分の中で少しでも前に進みたかったから。
成人式では、浮かれたイジメっ子たちがうるさく騒いでいて、ずっと心が締め付けられる感じでした。
僕は完全に空気。
こういう時って、派手で目立つ人と、そっと空気になる人の2択な気がします(笑)
仲の良い人がいれば、その人とおしゃべりしておけばいいんでしょうけどね。
僕は引きこもっていただけなので、そんな友達なんていなくて。
と、思っていたら、話しかけてくれる心優しき同級生がいたんです。
その子は、当時はただの第三者、イジメに関わっていない”普通”の人でした。
話しかけてくれたのは嬉しかったんですが、話していて、自分と周りとですごく温度差というか、認識の差を感じていったんですよね。
話す内容は中学時代のことを「あの頃は○○だったね」みたいな感じで話するんです。
その”あの頃”は、僕にとって学校に行けていなかった時間なのに。
イジメにも、気付いていない感じ。
加害者の人たちと仲良かったよねって言われた時は、正直表情が凍り付きました。
「この人は何を言っているの?仲良かった?そう見えていたの??」
口に出してしまいそうで、ぐっと飲みこんだ言葉です。
そう見えていたのか、そう言い聞かせて現実を見て見ぬふりをしていたのか。
いじめを見て見ぬふりをする第三者は、加害者と同罪とはよく言われますが、なるほど、第三者本人はこういう考え方をするんですね。
自分と周りとの認識の違いが大きすぎて、僕はいったい何なんだろうなって考えてみたり。
イジメってなんなんだろうか。
周りには辛さが伝わらないものなんだろうか。
イジメ自体に気付けないものなんだろうか。
疑問は尽きません。
本当はイジメじゃなかった?
被害妄想だったの?
自分がおかしいの?
もう頭の中でぐるぐる考えちゃいます。
でも、結論が出ました!
やっぱり、イジメって受け取り手がそう感じたらイジメなんだと思うんですよ。
周りがどう認識していようが、加害者にどういう意図があろうが、被害者は辛い思いをしているのは変わらないんです。
だから、僕がイジメられていたという事実は、僕の中に確実に存在しているんです。
それがどうしたと言われてしまいそうですが、少数派の意見は消されがちなので、悪いのは自分だったのかもしれないと誤認するようなこともあるんです。
昔のことをなかったことにされたり、イジメを正当化されたり。
そんなの嫌じゃないですか。
僕たちは、あの頃必死に耐えて、逃げて、なんとか生き抜いてきたんです。
その事実は、その経験はなくならないんです。
(無くなってほしいという気持ちもあるんですけどね。。。)
かなり話が逸れちゃいましたが、やっぱり当事者と第三者とでは認識が違い過ぎるんです。
当たり前ですよね。
周りとの認識の違い、当たり前。
全部分かってもらうのなんて不可能だし、自分自身も別に全部分かってほしいわけじゃない。
ただちょっと、腑に落ちなくて、胸に残りモヤモヤを発散したかっただけです(笑)
こんな風に、自分がモヤモヤしていることを吐き出すのってすごく大事なので、モヤモヤは溜め込まないようにしてくださいね。
ということで、本日のまとめです。
イジメに限らず、加害者と被害者と第三者、全員立場も受け取り方も変わってきます。
認識に差があるのは当たり前、そのあまりにも違う認識にビックリすることもあると思います。
でも、大事なのは自分がどう感じていて、今どうなのかという部分です。
自分が辛かった気持ち、今でも引きずっているかもしれない、今は前を向けているかもしれない。
色々感情があると思いますが、自分自身にだけ焦点を当てて、物事を判断してみてください。
他人を意識し過ぎるとしんどいので、まずは自分を見つめてあげることです。
そのうえで、解決しないモヤモヤ、意見が合わないモヤモヤなどはしっかり吐き出していきましょう。
言葉にして吐き出すだけでも、かなり気持ちの整理が出来ます。
自分の気持ちを整理して、自分の状況を整理して、自分がどうしたいのかを整理しましょう。
けっこうスッキリしますよ!
今回は、僕の成人式で衝撃を受けた話から、自分の中のモヤモヤをしっかり吐き出すことについてお話させていただきました。
ご拝読いただき、ありがとうございました。
シェア・感想ツイート、すごく嬉しいです。
気が向いたら、よろしくおねがいします。
たつやのTwitter