「なんてこっちゃ…」（不定愁訴だったお義母さん）

皆さん、こんにちは。
ryukoです。

癌になって余命いくばくもないと言う
お義母さんに会いに名古屋まで行った最終日は
頼まれて病院へ付き添うことにしました。

詳しく先生から話を聞いた結果次第では
私の行動変容が求められるかもしれません。

　　　　　　…どーしたこっちゃ…

　　　　　　　緊張の朝を迎え
　　　お義母さんの彼氏さんが来るのを待ち
　　　　　　三人で病院へ向かった。

　　　　　　　駐車場が混んでいて
　　　　　お義母さんだけが車から降り
　　　　　　　　受付へ向かった。

　　　　　車の中で彼氏さんと二人きり…。
　　　　　　　微妙に…気まずい…。

　　　　すると…二人になるタイミングを
　　　　　　待っていたかのように
　　　　　彼氏さんは私に話しかける。

　　　　　　内容はお義母さんの
　　　　「財産分与」についてだった。

　　　もうずっとお義母さんの世話をしている。
　　　　　最期までそばにいるつもりだ。
　　　　　　　　それなのに…

　　　　　　　お義母さんの家は…
　　　　　　　　世話になっている
　　　　　住職に権利をタダで渡すらしい。

　　現金も手続きをして…住職に振り込まれる予定。

　　　彼氏さんには、何も残してくれない…と。
　　　　　　　それならryukoさんに
　　　　　譲ってほしいと頼んだらしい。

　　　　　　　　(。´･ω･)?私？？
　　　　いやいや、なんもいらんがな！
　　　　ネックレスと思い出を貰ったし。
　　　　　譲り受ける立場でもないし…。

　　　　　　　よくわからんけど…
　　　相続税とか贈与税とか怖いし…。（笑）

　　　　　あとは、住職へのヤキモチ？
　　　　自分より頼りにしていることが
　　　　　　気に入らないと、まあ！
　　　　　　出る出る愚痴…(;^ω^)

　　　　お寺の住職がマンションの権利を
　　　　　貰うことがあるんだねえ…。

　　　　彼氏さんに内緒でパチンコ屋の
　　　　駐車場で住職とお義母さんが
　　密会していることを知っているそうだ…。
　　　　　　（…そうか…(*ﾉωﾉ)）

　　　　今すぐに決めないといけない…
　　　　かどうかは、置いておいてさあ。
　　　　お義母さんと早く合流しよ？
　　　　　　　　　　(-“-)

　　　　　　そんな気分だった…。
　　　　だって、答えようがない！（笑）

　　　病院の待合室でお母さんと合流すると
　　　　　　すぐに診察室に呼ばれ
　　　　　　　　一緒に入った。

　　　　　「息子の嫁ですぅ～🎵」
　　　すんごく嬉しそうなお義母さん…。
　　　う～ん、微妙に…違うけど…いっか。

　　先生は検査結果を淡々と言っていたが…。

　　あれ？　予想した感じと全然違う結果？

　　　　「嫁は看護師なんですぅ～🎵」

　　　　　　それを聞いた先生…
　　　椅子にふんぞり返りペンを投げた！！

　　「あのねー、そんな人がいたら
　　　　　　　　早く連れて来て！
　　　　　　わかるよね？お嫁さん！！怒」

　　　　　　ん？私…怒られてる？

　　　　癌でもなければ糖尿病でもない。

　　　「お嫁さんからも言ってあげて！！怒」

　　　　　　アハハ…なんかすみません…。

　　　　　　そんな先生の話も聞かず…
　　　お義母さんはあそこが痛いここが痛いと
　　　　　　　　訴えている。

　　　　　俗にいう「不定愁訴」だった。

　　　　　　　ズッコケた緊張感。
　　　　　　嘘ではない安心から…
　　　　　　　笑ってしまった私…。

　　整形外科やペインクリニックを勧められたが
　　　　行かないと言い張るお義母さん…。

　　　　　　どうしたこっちゃ…（笑）

　　　　　　確かに狭心症はある。
　　　　　　　　　しかし…
　　　自分でもう死ぬ気になっちゃってた！

　　そりゃあ、飯も食うし外出も出来るわな！

　　　　　末期がんにしたら飲んでる薬が
　　　軽すぎるなって思ってたんだよ。夕べ…。

　　　…お義母さん、とりあえず今日は…。
　　　　　　　診察室を後にした。

　　　　　納得のいかないお義母さんは
　　　　　　　私にまだ訴えてくる。
　　　　　　　　　　( *´艸｀)
　　　　　私は安心したから…その姿が
　　　　　　　可愛くて可愛くて…。

　　　　　　　　　わかった！
　　　　　辛いんだね、痛いんだね…。
　　　　　　しばらく話を聞いた。

　　　　不定愁訴がある人の「痛み」は
　　　　　　間違いなく「痛い」のだ。
　　　　死ぬかもしれないと思う恐怖も
　　　　　　　　本物なのだ。

　　　　　そして、身の回りにいる人が
　　　　　財産目当てでそばにいるのだと
　　　　　　疑心暗鬼になるのもわかる。

　　　　　　　お義母さん…大丈夫！
　　　　　　　健康に気を付けながら
　　　　整形外科にとりあえず受診しよ！！

　　　　　　　彼氏さん…大丈夫！
　　　　　お義母さん…まだ死なないよ。
　　　　　　そばにいてあげてね！！

　　　　　　　それぞれに伝えて…
　　　　　　名古屋を後にし魔王の待つ
　　　　　　静岡への新幹線に乗った…。

　　　　　　　新幹線で一人になると…
　　　　　お義母さんの寂しさや孤独に
　　　　寄り添い切れていなかった自分を
　　　　　　　　　反省した。

　　　　　もう少し連絡を密に取って
　　　　寂しくないようにしてあげよう。

　　　夕べ、ラインのビデオ通話のやり方も
　　　　　　　　教えてきたから…
　　　　たまにはビデオ通話で話そうね…。

　年を越せるか分からないと
　聞いていたので緊張していましたが
　結果…安心しました。

　同時に…もう結婚はしない！と
　決めました。
　だって…姑が増えていくんですもん！（笑）

　最初の旦那の母も体調を崩しているし
　現旦那ちゃんの母の相手もあるし
　名古屋のお義母さんはこれだし…
　実の母に至っては…付き人のようです。

　雪だるま…ですね…。
　　(。-`ω-)