「秋分のお別れ」(夢の中で笑っていた叔母)
皆さん、おはようございます。
ryukoです。
無事に叔母の葬儀が昨日済みました。
魔王(母)の義姉…87歳でした。
施設から外泊許可で週末に自宅に帰り
子どもたちと買い物や食事を楽しみ
普通に就寝をして早朝にトイレで倒れ
帰らぬ人となったのです。
従姉が異変に気が付き
トイレに様子を見に行ったときには
もう意識がなかったそうです。
…通夜の夜…
「地獄に帰りたくない」
↑ 施設のことをそう言っていた叔母…
「ここが天国」
↑ 自宅のことをそう呼んでいた。
周囲の者はびっくりするが
本人にとっては…
幸せな最期だったのかもしれない。
そんな叔母のために通夜は自宅で行われた。
近親者のみで…
もろもろ準備も手伝って
こじんまりながらもいい通夜だった。
その夜、私は魔王の実家に泊まった。
そして…夢を見た。
叔母は自宅で座っている。
周囲には亡くなった身内や
私の知らない人もいた。
そしてまだ生きている私たち身内も
その場にいて…
まるでお祭りのような雰囲気。
いつもは、せかせかと
動き回る性格の叔母なのに
座ったまま歓談していた。
給仕やお酒を注いで回るのは…
どうやら今、生きている者たちの
役目のようだ。
生死の壁を越えた時間。
久しぶりの再会を
喜んでいる者たちや
叔母の門出を祝うような雰囲気で
とっても賑やかだ。
私も忙しく給仕をするのだが
亡くなっている母方の祖母が
声をかけてきた。
「ryukoちゃん…
いろいろありがとうね」
いいえ、叔母の祝いの席ですから
(*’ω’*)
そう答えていた…。
目が覚めて…
「お祝い」なのかも
頭をよぎった。
死別は悲しい。
だけど、それは…
永遠の別れではなく
悲しいだけでもない。
87歳、皺のない顔で
笑っているような
眠っているような
叔母を見ていると…
夢…嘘でもないなって。
葬儀は
「この世の卒業式」
そう思いつつ参列しようと誓った。
お!
お墓参りしなきゃ!!
前日、通夜の前にお墓掃除をして
花を供えたのに…。
時間がなくて手を合わせていなかった。
朝一でお線香を持って
お参りしてきた。
新参者の叔母をよろしくお願いしますって。
きっと温かく迎えてくれるだろう。
…そういえば、秋分の日…
昼夜の長さが同じになるこの日は
この世とあの世が繋がりやすくなる。
亡くなった叔母だけではなく
亡くなっている先祖にも
偲ぶ心を忘れずに…。
( *´艸`)
真心込めたお別れが出来たと思います。
そして私が見た夢も
不思議な空間の夢ですが
「楽しい時間」のいい夢でした。
先祖は私たちのそばで
見守ってくれているのですね。
改めてお盆やお彼岸が大事だと
感じることが出来た瞬間でした。
そして、叔母の死を悲しまずに
見送れたこともよかったです。
夢の中であんなに
嬉しそうに楽しそうに
笑っている叔母を見れたのですから…。