『売れ続けるネット文章講座』感想。「自分自身のコンテンツ化」という考え方
こんにちは、ふんまつスープです。
突然ですが、
文章に個性を出すのって難しすぎません…?
「個性的な文章にしたい!」と思って書くと
なんかキモい文章が出来上がって恥ずかしくなりますし、
無難な書き方をしようとすると感情に乏しいAI生成みたいな文章になってまって逆にキモい。
…そんな感じでしばらく文章を書くのが億劫になっていたのですが、
最近とある書籍のおかげで、モヤモヤ解決の糸口を見つけることができました。
というわけで今回は、さわらぎ寛子 著
『自分らしさを言葉にのせる 売れ続けるネット文章講座』
の感想を書いていきます。
主に商品やサービスの広報のため情報発信をする人をターゲットにした本ではありますが、
noteクリエイターにも通じる内容であったため、誰かに文章を読んでもらいたい人全員におすすめしたい一冊となっております。
どういう内容なのか?
(ちょい長いので読み飛ばしてもらっても大丈夫です)
公式の紹介文にもあるように、この書籍は既存の
バズらせるための文章術
ポチらせるための文章術
とは違い、「人間性で愛される文章を書くこと」を提案しています。
つまり、
書く人の人間性が感じ取れる文章で、継続的に読んでくれるファンを獲得していこう!
というわけです。
本書では、自分が発信したい価値観の見つけ方や、文章の中で人間性を表現するための方法が紹介されており、
自分らしさを言葉にのせるヒントを得ることができます。
他のライティング指南書とは真逆のアドバイス
先ほども書いたように、この本が掲げるゴールは「バズらせる記事を書くこと」でも「稼げる記事を書くこと」でもないので、
既存の文章術の本とは真反対のアドバイスが書かれているのが特徴的です。
例えば、
「分からないことを、言い切らない」
というアドバイス。
他の書籍の場合は
「堂々と言い切った方がいい!」
と書かれていることが多いですが、
この本の著者は
「見解のうちの一つにすぎないのに言い切ってしまうと、かえって不信感を生む」
と批判しています。
個人的には、このような文章の信頼度よりも書き手の信頼度を重視した考え方の方が、
記事の量が飽和気味な現代では、よりフィットしているように感じられました。
この他にも、本書では読み手の信頼を得るコツが紹介されているので、
固定ファン(フォロワー)を増やしたいnoterさんは一見の価値アリです。
日常の出来事を「らしさ」に落とし込むメゾット
本書で何度か出てくるワークは、
「自分らしい発信ってなんだ?」ということを考える際にとても役立ちます。
特に印象的なのが、
仕事キーワード・ミッションキーワードの概念。
自分の仕事・商品やそのベネフィットにまつわる
「仕事キーワード」、
自分の信念や価値観にまつわる
「ミッションキーワード」
を日常の出来事と組み合わせることで、唯一無二のコンテンツを作る
という考え方は、非常にシンプルかつ革新的だと思います。
このように、本書では言わば「自分自身のコンテンツ化」とも言える手法が多数示されており、
比較的簡単に個性的な文章を書く技術を学ぶことができます。
おわりに
冒頭にも書いたように、今回紹介した『売れ続けるネット文章講座』は、noterにとっても有益な内容だと思います。
(フォロワーの概念があるnoteでは、書き手自身が信頼されることのメリットが大きいので)
ちなみに私はこの本のワークを通して、
「自分は何を発信したいのか?」
を改めて考えることができました。
ユーザー名の自己受容・学び・遊びの三つは、私の仕事キーワード(、というか主に扱いたい内容)です。
ミッションキーワードの方は言うの恥ずかしいので秘密。
話が逸れてしましたが、
発信を始めて間もない人
自分の発信が迷走気味になっている人
には是非手に取ってみて欲しい一冊です。
以上、読んでみた感想でした。
というわけで今回の記事はここまで。
読んで頂きありがとうございました。