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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る

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令和4年4月に策定された政府の量子に関する国家戦略「量子未来社会ビジョン」の策定経緯やその中身などを、公開情報を基に勝手に振り返ります。個人的見解が100%です。
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記事一覧

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る⑦(完結!)〜今後の取組〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る⑦(完結!)〜今後の取組〜

はじめに前々回、前回の記事で、量子未来社会ビジョンの「3.基本的考え方」、「4.未来社会ビジョン(未来社会像)」を見てきました。

最終回となる今回は、「5.今後の取組」を見ていこうと思います。

前々回の記事で量子未来社会ビジョンは、1.〜4.までが第1部、5.以降が第2部と言っていました。

第2部を構成する「5.今後の取組」は、ここで全てを取り上げるにはあまりに量が膨大なので、特にポイントと

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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る⑥  〜未来社会ビジョン〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る⑥ 〜未来社会ビジョン〜

はじめに前回の記事からは量子未来社会ビジョンの中身に入り、ビジョンにおける3つの基本的考え方について考えてみました。

今回は、「4.未来社会ビジョン(未来社会像)」を考えてみます。

ビジョンにおいては、「(1)量子技術により目指すべき未来社会ビジョン」を示し、その実現に向けて想定される「(2)量子技術活用イメージ」と「(3)2030年に目指す状況」を示しています。

それぞれ考察していくことに

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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る⑤  〜ビジョンにおける基本的考え方〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る⑤ 〜ビジョンにおける基本的考え方〜

はじめに(量子未来社会ビジョンの構成)前回までの4回の記事で、量子未来社会ビジョン策定までを振り返りました。(過去の記事は👇を参照)

ここからはビジョンの中身に簡単に触れていきたいと思います。

まずは量子未来社会ビジョンの目次を見てみます。

明示的に分離はされていませんが、大きく2部構成になっています。

「1.はじめに」と「6.さいごに」は抜いて考えると、第1部が「2.量子技術を取り巻く

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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る④  〜ビジョン策定まで〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る④ 〜ビジョン策定まで〜

前回は量子技術イノベーション戦略(量子戦略)の見直しワーキンググループの設置までを振り返りました。

今回はワーキングの流れをざっと眺めつつ、「量子未来社会ビジョン」の策定まで一気に振り返ってみようと思います。
※ビジョンの内容については次回で触れる予定です。

ワーキングから策定までの大まかな流れ「流れ」と言いつつ、各回のテーマを羅列しただけですが、ワーキング(WG)全11回+合間のイベントはこ

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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る③  〜戦略見直しワーキング設置〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る③ 〜戦略見直しワーキング設置〜

はじめに前回は、IBMの量子コンピュータの日本上陸とその背景を振り返りました。

今回は、量子未来社会ビジョン策定に向けた議論の舞台となるワーキンググループの設置までを振り返ります。
IBMと東大の連携が頭に入っているとスムーズかと思います。

秋頃からバタバタと始まった雰囲気を感じていただければ幸いです。

量子会議(10/7)で量子戦略の見直しが正式発表令和3年10月、前回(4月)の量子技術イ

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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る②  〜IBM量子コンピュータの日本上陸〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る② 〜IBM量子コンピュータの日本上陸〜

はじめに前回では、量子未来社会ビジョン策定に向けた議論の契機となった令和3年4月の量子技術イノベーション会議(量子会議)とその後の政府の動きを振り返りました。

令和3年4月の量子会議以降、大きな出来事として欠かすことができないのが、IBMの量子コンピュータの日本上陸です。
今回は、その背景も含めながら見ていきたいと思います。

IBMの量子コンピュータが日本で始動令和3年4月の量子会議以降、政府

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量子未来社会ビジョンの策定を振り返る①  〜どこから始まったか:きっかけとなった量子会議〜

量子未来社会ビジョンの策定を振り返る① 〜どこから始まったか:きっかけとなった量子会議〜

はじめに令和4年6月、岸田政権発足後初となる成長戦略「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」が策定されました。
この実行計画においては、人への投資、科学技術・イノベーションへの投資、スタートアップへの投資、GX及びDXへの投資の4本柱に投資を重点化するとされています。

科学技術・イノベーションへの投資のうち、重点投資分野のトップに位置づけられているのが量子技術です。
特に「量子コンピュー

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