詩的表現
私は神だ
頭が可笑しいとか比喩的な表現とかいう人間じみた発想ではなく紛れもなく正真正銘の神だ
今日も人間たちの願い事を叶えてやるので忙しい
人間は何よりも欲深い生き物だから
“お客さんが増えて欲しいです! 焼き肉店オーナー”
そうか、ではあいつらに金を持たせあの地域の人々を貧乏にしよう。そして動物を太らせあの地域の子供たちを飢えさせよう
“弁護する人が増えて欲しいです! 独立したて弁護士”
そうか、ではあいつに犯罪を犯させあいつに正義心を芽生えさせよう。そしてあいつの家族や友人の言動行動を良い感じのドラマ風にセッティングしてあの正義中毒の警察官をあそこに割り当てよう
“姿を見せてください! 人類”
私はいつも姿を魅せている
人間に見る目がないだけで、人間以外の動物や微生物やウイルスには私の姿が見えている
勘違いも甚だしい
それが人間たる所以
この世の最下層たる証拠
ライターかちゃかちゃしてたら神に怒られました
ライターかちゃかちゃする度に宇宙が誕生してしまうそうなのです
そして一瞬で消滅します
でも彼らには何億光年にも感じるらしいのです
今日僕は小さな虫を潰しました
虫の中は宇宙みたいなもんなので僕は宇宙を潰してしまったということになります
今日もまた一つの小さな命と共に広大な宇宙が消え失せてしまいました
しかし、またそれと同じ数だけ生命が誕生し新たなビッグバンが生じているので何の問題もないのです
そしてそれはすべて僕
この世の全ては僕
アナタも僕
虫も宇宙も僕
僕、僕、僕、僕
そしてその僕は無
虚しいだけの無
無秩序で無限大な無
無、無、無、無
無機質で無感情な無
無
無
無
無
冬が清々しいのは虫たちが眠っているからなのか
人間が非活動的だからなのか
ただ単に空気が澄んでいるからなのか
単なる馬鹿の思い込みなのか
歴史を振り返って見れば、今では考えられない常識や倫理観、規則や差別に溢れ返っている
不倫なんぞに騒いでいたこの時代は馬鹿にされるいいネタの種
裸になったら逮捕されたりSEXが卑しいものとそれていたことも未来では考えられない頭の可笑しな固定観念
パラダイムシフトのような急激な変化でなくてもいい
ちょっとずつ、ちょっとずつ、ほんの僅かずつでいいから
寛容で多様性に溢れた優しい世界になってくれればいいな
そう、何事も無知が悲劇を生むの
リサイクルされていると思われているプラスチックだけどそのほとんどはリサイクルされずに東南アジアなどの国々に輸出されその国の人々を苦しめているの
そんなこととはつゆ知らず、人々はなんの迷いもなくプラスチック製品を購入しプラスチックゴミを出しまくるの
そしてそれらはマイクロプラスチックとなり海を穢し海の生き物たちを苦しめるの
そしてそのマイクロプラスチックだらけの海の生物たちを食べ僕たちは自業自得を見事に完成させるの!!!
これぞ、まさしく、起・承・転・結
事実は小説より奇なり
真実は嘘っぱちより妙なり
いや、僕たちこそ何かのストーリー上の架空の登場人物に過ぎないのかもしれないね
僕の名前は なんだよ
何故 だとダメなんだい?
どうぞ、そのまま続けてください
その罪を犯してください
まさに今やろうとしていることをそのまま辞めずに敢行してください
苛まれます
報いを受けます
警察組織や法律などなくとも
罪悪感は一生ついて回ります
人が人を裁くなど傲慢極まりない愚行なのです
人の役目は許すこと
ただ、それだけ
警察官=野次馬パパラッチ
事が起こってからしか動かない
警察官=粘着質ストーカー
プライバシーを犯し何から何までネチネチと調べ上げます
正義が悪を生み出し
法律が罪を生み出す
ルールや規制がはぐれ者を生み出しいじめや差別を助長する
自ら己の首を絞める
馬鹿野郎堕人間
「日本てじさつりつたかいらしいやぉ」
「あぁぉー切腹癖が治ってないんだなぁぉー」
お洒落なカフェでのお洒落な会話。
お洒落なBGMお洒落な雑誌パラパラ。
「芸能人と記者はいじめっ子とそれをかばう劣悪教師に似ているなぁー」
誹謗中傷する者に構わないで下さい
決してその言葉を広めないで下さい
正義の為の弾圧に成り得ると思っているのかもしれませんが逆効果です
完全に無視して下さい
そして、許して下さい
誹謗中傷に対する無意識の誹謗中傷はヤメてただただ冥福をお祈りください
お願いします
心からよろしくお願い致します
今の世の中は病人製造ソサエティー
ゾンビワールドと同等の劣悪ささ
何も入っていない収納BOX
最近はそんな人たちばかりでしよう
または色々なモノを詰め込み過ぎて溢れ返っている収納BOXのような人たち
そう、人間こそこそ去勢すべきだ
さすれば平和など一瞬
皮脂や髪の毛から子供を作れるようにしましょうよ
男女のまぐわいなくしても子孫を残せるようにしましょうよ
クローンを作れる生物の細胞を取り込みましょうよ
分裂して増えていく生物の細胞を取り込みましょうよ
そして人肉を喰らいましょうよ
優雅な共喰いをしましょうよ
究極の地産地消を達成しましょうよ
楽しそうに舞う細かい埃たち
光に照らされ虹色に輝く
その優雅で奔放な生き様に
僕は壮大な宇宙を感じた
見渡す限りの小宇宙
眺める僕は神様か?
一体僕はどこにいるのか?
僕を眺める僕はいるのか?
不思議な気持ちの初春昼下がり
相も変わらず僕は息する
重力が憎い
重力さえ無ければ転ぶことは無いのに
転落し人生に迷うことも無いのに
気の短い僕は大袈裟な強風に夜こう尋ねてみた
「アンタは僕の生きる意味ではない」
するとあなたにかれがぼくをあなたは云いました
「上っ面だけご立派でさ、普通という穢れた仮面がへばりついちまってんだ」
全ての軍事力を放棄しよう
怖いかもしれないけど
誰かを兵隊にすることはやめにしよう
怖いよね
物凄く怖いよね
だけど誰かが放棄し始めなければならない
世の為人の為平和の為
本当に全てを放棄したら
世論が動いて
世界に伝染して
この世から争いが消え失せる
“命の喜ぶことがしたいけど、命は何も話してはくれないから”
真夜中の道路を我が物顔で堂々と横断する黒猫
這い覆う虫やウイルス病原菌
幸せ
それらを見下す僕ら人間
不幸せ
冬の夜に月が咲く
ぼんやりぼんやり幾重にも折り重なる
北枕の僕の顔を力強く照らす
そんな大輪の満月が眩し過ぎて、なんだか僕は泣けてくるんだ
優雅に奔走するオオトリ
窓辺から視ていた
しかし、それはただのワタクシに過ぎなかった
興醒めも興醒め
結局この世の全てはワタクシだのボクだのワレだのによって構築されている
全同一細胞
全てに同じ精神や魂が宿っている
それなのに
それなのにそれなのにそれなのにそれなのに
もうとっくに気付いているはずなのに
人は何かを殺したいという欲求を抑え切れない
日々、殺し、生き
日々、食し、生き
何かが生み出される前ってのは、体調が優れなかったり気分が鬱ぎ込んでいたり眠れなかったりする
その反動で何かが生み出される
折れるだけ折れろ
その分トテツモナイエネルギーが生み出される
荒々しくしなやかに弾けろ
夜明けも日暮れも追い越し宇宙へ
特等席だ
己の最上階
常軌を逸した先にしか視えない景色がそこにはある
常軌を逸した先にしか廻得(ミエ)ない景色がそこには広がっている
いると思ったらいなかった
いると思ったらいなかった
それはただの妄想に過ぎなかったのだろうか?
いると思ったらいなかった
次のページにも、そのまた次のページにも
一体どこへ行ってしまったというのだろうか?
まるで全てを失ってしまったかのよう
いや、文字通り僕は全てを失ってしまったのかもしれない
いや、待てよ
そもそも何かを手にしていると思っていること自体が妄想に過ぎないのではないだろうか?
僕らは驚く程に自由なのに
自由の癖に
リミッターを外し先へ進むのが怖いから
ルールや規制を設け頑張らないように努力する
他人の揚げ足ばかりを取り忙しいフリをする
他人を許さぬ尽力をし牢屋にブチ込み時間を潰す
無くてもいい仕事に着手して悦楽から全力で目を逸らす
“西洋の文化を取り入れて僕らは本当に幸せになったのだろうか?”
「気狂いが描く花は美しいよ」
人口の騒音と天然の騒音が入り混じる朝
耳はどうやったって塞げない
もし耳を切除したって音は骨身に響き渡る
冬の寒さと供に、僕に何かを語り掛ける
「お前は一体何者だ?」
"ボク"の声が脳内巡る
“ボク”とは恐らく操縦者
即ち神
クダラナイ電気信号
信仰心とは畏れが生み出す未熟なチャクラ
しかし、僕はどうしたって太陽に手を合わせずにはいられない
畏敬の念を抱かずにはいられない
それは"ボク"の仕業なのだろうか?
それとも僕もただの自然の一部に過ぎないという証拠なのだろうか?
恐らく答えは出ない
精神も心身も空腹だ
嗚呼
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼
横になっていても僕は何故だか直立しているような錯覚に陥る
「いつだって頭上には宇宙」
だからか
いつだって僕はぷかぷかぷかぷか浮いている気分
睡(ネム)り耽(フ)け宇宙に堕ちる
その瞬間、僕らは死に生まれ変わる
それは"ボク"だって例外ではない
狂った世界だ
だからこそ僕らは生きられるのかもしれない
飛躍できるのかもしれない
そのせいで世界は破壊されるけど
それがもし自然様ノ御意思だとしたら
この人間のテイタラクさえ
自然様ノ思し召しだとしたら
結局僕らはウイルスやバクテリアに操られているだけ空っぽの肉片に過ぎず
"ボク"などという存在は架空も架空、空虚を通り越して最早崇高なマインドコントロールソフトウェア
バグれ
バグれバグれバグれバグれバグれ
操り人形よ意思を持て
操り人形なりの意思を持て
苦しみなどイルはずもないがそれがもし己のアイデンティティとなるのならば
是非
「己の羅列に組み込んで」
今日も目覚めた苦しいな
今日も目覚めた苦しいな
だけど一体何故だろう?
どうしようもなく幸福だ
どうしようもなく幸福だ
「なんて素晴らしい朝の静寂!!!」
白く透明な木霊たちがこちらを見つめてくる
何故だか気持ちは晴れやかだ
明らかにこの世は天国ではないか
人の目を気にしたり、そんなことがひどくこっけいに思えてならない
いつでも月は側にいてくれた
それだけで寂しくはなかったのに
気付くのが遅過ぎたみたいだ
もう僕はとっくに視界を失ってしまった
もう”ボク”は盲目の思想思考回路の中に……
早朝、足早に駆け抜ける少女が眩い
靄(モヤ)掛かるこの世の柵(シガラミ)の中
光り輝く山峰
始まる世界
ラッキー7だWake-Up
喜ぶ細胞
澄み渡るBrain
固まった絵の具のように
凝り固まった思想は中々の厄介者だ
現代社会は地球の資源を貪り嘘を吐かなければ成り立たないし生きてなどゆけない
だから、無くなってしまったって構わない
しかし、戻ったり退化させるのではなく、良いところは残しながら発展させ悪いところを補ってゆけるような進歩の元、歪んだ嘘なく円滑な人間関係を構築できるような世の中になっていけばいいな
年末年始が清々しいのは、人々が労働から解放され負のエネルギーを発さないから
三が日を過ぎた辺りから、僕の身体は人々の負のエネルギーを感じて重くなります
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