3月31日を振り返って
3月31日に花束をもらって送り出される時にどんな気持ちになるかなんて考えたこともなかった。ところが内示が出ていざ転勤が決まると、そこから肩身が狭いこと狭いこと。それはそうだ。他の先生方は既に4月に向けて走り出している。
そんな社内ニート期間を経て4月に赴任すれば、そこから突然スプリントをかけて走らねばならない辛さや、9年間の思い出を振り返ってセンチな気分になる感傷を、他の先生は構ってくれないのだ。かつての自分がそうであったように。
希望して転勤することになったとはいえ、やはり学校に愛着はある。
嬉しいことに居てくれないと困る、と言ってくれる先生も増えた。
そんなことを考えているうちに、もう1年くらいやってもよかったかな、と思う自分もいる。しかし、それは甘えなので、脳内ですぐに打ち消す。
4月からはどんな出会いがあるのだろうか?
自分を信じてやっていこう、という自信が半分、そんなもの持ってたら邪魔になるだけだ、という不安が半分。
やってみないと。わからない。
自分らしく。やるだけだ。