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自分に気づく重要性
こんばんは。りょうへいです。
皆さんは普段生活をしていて、「生きづらいな」と思ったことはありませんでしょうか?
特に言語化できる何かがある訳ではないのだけど、自分の人生に対して違和感のようなものを抱く体験は、人間なら当然のようにあると思います。
そんな人にオススメをしたいのが「自分に気づくこと」です。
「自分に気づくなんてどうやって良いかも分からないし、そんなことが出来るなら初めから人生苦労しないよ。」
このように思われる方もいることでしょう。
そこで本日は
「自分に気づく心理学」についてご紹介させて頂き、心理学的に見た自分への気づき方を発見して頂くために、この記事を書いていきたいと思います。
著者の加藤諦三さんは、数多くの人生相談等を実践している学者さんで、人間心理学や精神医学にも精通している方です。著書も多いので名前を知っている方も多いのではないでしょうか?
そしてこの本は、自分の内面、つまり自分の心理状態に気づくことで様々な「生きづらさの正体」を知りたい人に対して書かれている本で、具体的には
・なぜ同じような状況の時にトラブルに巻き込まれるのか?
・この時の心理状態はどのようになっているのか?
・言葉に出来ないイライラをどうしたら良いのか?
このようなことを考えている方に手に取って頂きたい本となっています。
値段も手頃な価格になっているので、自分の内観をする際に一つの参考書として購入してみてはいかがでしょうか?
かく言う私も、実際に生きづらいと感じることは沢山ありました。
上司とそりが合わなかったり、考え方が違う人が理解出来なかったり、比べたくもないのにどうしても人と比べてしまったり、様々な場面で「自分はなんて生きづらい人生を歩んできたのか」と悲観した経験も少なくありません。
そんなある時にこの本を手に取り、自分の心理状態や、考えていることに気づくことができ、それからは小さなことでくよくよしなくなったり、落ち込んだとしても、その原因をきちんと理解し、適切に自分に対しての処方箋を用意出来るようになりました。
そこで今回は、皆様にもこの本から得た知識を共有するため、この本の内容の一部をご紹介し、少しでも皆様の「生きづらさ」を解消し、悩みを軽減していくお手伝いが出来ればと考えています。
読んで損はないと思いますので、是非最後まで読んでみて下さいね。
1.抑圧する自分には過去に原因がある
これはアドラー心理学とは正反対の意見なので人を選ぶ可能性がある内容なのですが、幼少の頃の原体験として愛されたい、もしくは愛が足りていないと判断した場合、成長した時に自分のことを愛せなくなる可能性があると言うことを仰っています。
心理学の三大巨頭(アドラー、ユング、フロイト)のうち、ユングとフロイトについては「トラウマ」の存在を認めていて、
”人の心は、過去の体験によって捻じ曲げられる可能性がある”
と言う立場をとります。
アドラーの「個人心理学」とは正反対の理論を展開しているんですね。
著書はこのユングやフロイトの心理学に基づいた意見を展開していて、自分のことを愛せないのは幼少の頃の原体験が原因としてある立場を取っています。
どちらが正しいのかをここで言及するのは避けたいと思いますが、確かに日本人にとってはユングやフロイトの意見の方がしっくりくるような気はします。
筆者はその上で、「自分で自分を許し、愛することを決意する」ことが大切だと説きます。
自分を抑圧してしまうのは過去に原因があるのだから、その「トラウマ」から、自ら解放することが大切なのだと。
自分に対してなぜか異様に厳しい人がいますが、それではどこまでいっても満足することは出来ません。
基準を厳しくすることは時には大切ですが、一方で自分を許すことも大切であると本書の中では優しく語りかけてくれています。
2.自分に優しくなれる本
そんな本書なので、読むことで自分に対して優しくなれます。
自分が今こうなっているのは自分が悪いわけではないのだから、自分自身を責めないようにしよう。
と言う気持ちになれます。
アドラーの個人心理学も素晴らしい意見ですが、「トラウマ」を認め、そこから自分を解放することもまた非常に大切なことだと教えてもらった本です。
昨今はほとんどの方がアドラーの心理学を理解していますが、実は元々日本で流行っていたのはフロイトやユングでした。
時代がアドラーを求めたのだと思いますが、今でもこのような心理学は知識として知っておくことで、無駄に自分を責めることがなくなり、バランスよく自分に許しを与えられると思いますので、是非読んでみることをお勧めします。
最後に
この本に関しては、ご自分で読んで評価をして頂きたいので、詳しい内容に言及することは割愛させて頂きますが、もし自分を抑圧してしまっていると感じている方は、是非読んで欲しい本です。
日本人は総じて自己評価の低い人が多いため、自己評価の高い人を見たり、努力をしている人を見た時に足を引っ張る傾向があります。
自分を許すことが出来れば、他人を許すことも出来る様になります。
自分に気づくとは、他人に優しくなれることと同義なのです。
日常でイライラが多い方や、自己評価の低い方、または他人の活躍に嫉妬してしまう方などは、その原因を探られてみてはいかがでしょうか?
この記事を読んでくださった方が、より自分の内面に気づき、安らかな人生を過ごすことができれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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